2023.10.02

eトレお役立ち情報

~問題を解くことでしか合格力は育たない~ 適切な問題演習の実施で、生徒の得点力を高めましょう(2)

前半でお伝えした演習指導の効果、また先生が果たすべき役割についてお伝えしてきました。ここからは、生徒の得点力を上げ、合格に導くために必要な問題演習の実現に向けた具体的な方法や保護者対応について考えていきましょう。

~問題を解くことでしか合格力は育たない~ 適切な問題演習の実施で、生徒の得点力を高めましょう(1)>>前半の記事はこちら

 

eトレは「個別の復習」や「個別の問題演習」に最適なツール

生徒ごとのレベルに合わせた個別指導を実現するためは、いったい何ができるでしょうか。一人ひとりの志望校に合わせた問題集やプリントを個別に用意するのは大変ですし、解説のために先生を増やすのもなかなか難しいですよね。そんなとき、個別の演習指導を実現したいという先生方をサポートするのが『eトレ』です。ここからは、演習量を増やすことで学力も伸びる、eトレの仕組みをご紹介します。

 

▶自立的に問題演習が進められる構成

生徒が自力で学習を進められるよう、先生の板書同様の分かりやすい解説プリント「ラーニング」が各単元に付いています。各単元が「解説→練習→確認問題」というスモールステップ形式なので、着実かつ素早く演習を進められます。問題プリントは1枚10分くらいで解けるくらいのボリューム。よって生徒の集中力が続きやすく、どんどんプリントに取り組むようになります。また、演習量が目に見えて増えることが生徒の自信となり、学力もどんどん伸びていきます。

 

▶人手をかけずに個別演習指導をサポート

eトレでは、基礎から入試対策まで生徒の目標やレベルに合わせたさまざまなプリントをご用意しています。

例えばトップ校を目指す生徒には「公立高校入試対策シリーズ」。弱点補強と並行しながら実践演習ができる、入試前の総仕上げシリーズです。全国の公立高校の入試問題をベースにしているので、入試本番レベルの練習を繰り返し行うことが可能です。出題が増えている「活用・思考力」問題も収録しています。

二番手校には「まとめシリーズ」。年間の学習内容のうち、重要な部分をコンパクトに凝縮しています。短期間に効率良く復習できる、セカンド校向けのシリーズです。受験前の大切な時間に無駄なく中学内容の総復習ができる、とても便利な問題です。

三番手グループ校、また、特に基礎がまったくできないという場合には英語・数学・理科の「入門シリーズ」。基礎を一から演習でき、勉強が苦手な生徒でも取り組みやすいような工夫がされています。しっかりと基礎固めをすることが可能です。

 

保護者対応の徹底

さて、ここまで高校入試をピックアップして選ばれる塾になるために重要な事柄をお伝えしてきましたが、実は大切なことはもう一つあります。それはズバリ、保護者対応です。受験という大きな壁に立ち向かうことは、生徒本人だけではなく、保護者にとっても不安なことです。そんな気持ちを支えるのに一番効果的なのが「面談」です。面談では、定期テストや模試の結果分析をしっかり行いながら、伸ばすべき教科や補強すべき内容など、志望校のレベルまでどのような対策をとったらよいのかを示します。

「この単元は導入の基礎部分からつまずいているので、基礎固めから取り組んでいきましょう」「基礎はできているので、まとめ問題でさらに理解度を深めましょう。その後で実践的な問題にも挑戦して、トップ校レベルまで実力をアップしていきます」など、細かい学習計画を説明することで保護者も納得し、信頼につながっていくのではないかと思います。面談の中で「生徒、保護者、塾が一緒になって合格に向けて頑張る」という意思疎通を図っていきましょう。

また学習面以外の、生徒の精神状態や生活リズムなど、先生から見た生徒の様子を伝えていきましょう。保護者が塾に対して求めているのは、子どもをしっかり理解した上で学力を伸ばしてくれるということです。自分の子どもに対してどれだけ気を配ってくれているか、そこに保護者は安心を得るのだということを、常に念頭に置きましょう。

また面談以外でも、ちょっとした時間に保護者に声掛けをして悩みを聞いたり、LINEなどコミュニケーションツールを活用してこまめに生徒の状況報告をしたりすることも大切です。家庭での勉強で困っていることがあればしっかりフォローするということも伝え、保護者と一緒に生徒を伸ばしていくというスタンスをしっかり示しましょう。そういった細かな行動一つひとつが受験指導の成果に結び付き、さらには生徒や保護者からの信頼につながります。

 

入試は「自立した人間」をつくり出す

少し話は変わりますが、学校を卒業しても自力で生きていくことができない、生活していくことのできない若者が増えています。反面、少子化や経済の停滞、ゆとり教育の弊害などの中で、急激に変化する社会に適応できる人材の育成が日本社会の課題となっています。教育の現場に置いて、社会人として役立つ実践能力を育成するニーズは年々高まってきていると言えます。

自分の力で問題を解くことを積み重ね、入試に本気で取り組み、それをくぐり抜けることで自立学習が身に付けば、生徒それぞれが成長します。大人になったときに自ら考えて自分で行動する人間、つまり自立した人になります。入試とは困難を乗り越える力や問題解決力を身に付けるチャンスです。

目標に向かって絶えず努力し、諦めずに入試をくぐり抜けた若者には、自分の力で問題を解決していくことや、やるべきことに取り組み続ける力が身に付いてきます。それにより将来社会に出て困難に直面しても、逃げることなく粘り強く立ち向かう忍耐力が身に付きます。

入試だけを目標地点にするのではなく、その先の社会という言わば正解のない環境においても100%の力を出し切る、タフな志を育むこと、これもまた塾の大きな使命なのではないでしょうか。