大学受験専門教室で、一斉指導とのコラボレーションで高い評価

早稲田アカデミー大学受験部 渋谷校 様(東京都)

関東地区を中心に108校の教室を展開されている超大手学習塾の早稲田アカデミー。小学生からの中学生までの一斉指導部門のほかに、難関中学受験専門、難関中学・高校受験専門、現役生難関大受験専門、個別指導専門と目的別に多くの部署を持ち、幅広く教育指導を行っています。

スタッフの明るいあいさつに、社員教育の確かさを実感

事務室に入るなり、「こんにちは!」とスタッフの皆さんが、すかさず立ち上がって明るい声であいさつをしてくれます。また、恐らく学生のアルバイトスタッフと思われる方も、明るく元気にあいさつをしてくれます。生徒や保護者の方だけでなく、来客者に対して誰にでもきちんとしたあいさつをするというのは、案外できそうでできないものです。「さすが早稲田アカデミーさん、教育が違う」というのが最初の印象です。やはり伸びている企業というのは、この辺りから違います。もちろん、対応していただいた伊藤先生も、スーツがびしっと決まっていて、いかにも頼りがいのある先生という雰囲気です。

【1.まずはしっかりとあいさつから】 eトレを単なる演習や自習ではなく、「授業」として見せるポイント

少人数の現役専門塾

現役生専門塾という教室のコンセプトについてお聞かせください。

基本的には現役高校生のための一斉指導教室です。しかし予備校と違うのは、あくまで少人数に対しての一斉指導ということで、1クラスの人数は15人程度です。高校生がメインですが中学生もいます。大学受験を目的としていますから、指導内容は学校の内容に合わせるというよりも、やはり受験用のカリキュラムが中心となっています。

eトレはどのような形でお使いですか。

こちらではeトレのことを「トレーニング個別指導FIT(フィット)」と名付けて正式なカリキュラムとして採用しています。入学案内やミニパンフレットにもしっかりとFITのことを説明していますし、入塾説明のときにも生徒や保護者の方にきちんと説明します。この名前は、個別指導部門「MYSTA」教室でも共通で使っています。

こちらではFITは一斉指導の講義授業と組み合わせた、トレーニング授業のシステムとして活用しています。具体的には、生徒は一斉指導で受験カリキュラムに沿った講義を受け、別の時間にFITで学校進度に合わせた演習や、個々の目的に合わせたセンター試験対策などを行います。

つまり、志望校に合わせたクラス授業と個人の目的に合わせたFITをセットで提供することで、学力の向上と生徒の満足度の向上を目指しているのです。

▲塾パンフレット

生徒は週何回くらいFITの授業を受けるのですか。

基本的には、最大週4回まで無料でFITを受講できるようにしています。もちろん、勝手にいつ来ても良いということではなく、授業を申し込んだ時点で、希望する受講時限を併せて申し込ませるようにしています。ほとんどの生徒が週2回以上申し込んでおり、授業とは別に週4回フルに受講している生徒もいます。

【2.出席確認は確実】 出席をとりながらその時間の勉強予定も一人ひとり確認

生徒たちの様子について教えてください。

やはり一斉指導の授業とは切り離して、完全に学校の授業に合わせて勉強を進める生徒が多いようですね。生徒によってはこちらから指示して、特定科目について現在教えている内容からさかのぼって勉強させる場合もあります。

一斉指導では共通のカリキュラムで指導するため、学校の進度に合った定期テスト対策として生徒はFITをフル活用しています。テスト前などは休む生徒は一人もいません。

【3.FIT学習スタート】 みんな黙々とプリントを解き、話し声などありません

スタッフはどのように配置しているのですか。

一斉指導の授業は専任講師が行い、FITの授業はアシストスタッフが2人入ります。アシストスタッフは早慶レベルの学生で、文系と理系の学生がセットで入り、生徒の質問に答えます。アシストスタッフは授業は行いませんから、時間給も比較的低く抑えられます。しかし、もともと早稲田アカデミーの生徒だった学生がほとんどなので、みんな真面目によくやってくれます。

【4.ホワイトボードには学習の進め方】 途中から入った生徒でもすぐに学習が始められるよう、eトレ学習の進め方を記述

FITの評判はいかがですか。

評判はとても良いですよ。FITのクラス定員は20人ですが、現在でも週の半分以上の時限が満員状態です。一斉指導の付加価値として高く評価されており、生徒増の大きな要因になっていると思います。現在はあくまでサービスとして料金はいただいていませんが、今後は一斉指導とのセット料金として、もう少し基本の授業料金を上げていきたいと思っています。

【5.分からないところはアシストスタッフが説明】 スタッフはラーニングを使って手際良く質問に回答

■早稲田アカデミー(東京都豊島区)


2007年取材(取材当時:早稲田アカデミーSuccess18渋谷校) (eトレTimes 2007年秋号掲載)