ｅトレの多種多様なオプションコースで集団授業をバックアップ

塾を始めた時期ときっかけを教えてください。

子どもが好きなので、教員になっても良かったのですが、自由に自分のスタイルで子どもに教えていきたいと、友人とともに始め、その後33年前に独立しました。ちょうど子どもが増える時代でしたのでチラシをまかなくても生徒が集まる時期でした。

スタートから現在まで、集団授業の形態で小４から高３まで教えています。独立後25年ほど経ったときには生徒も多様化して保護者の方のいろいろなニーズも出てきたので、補助的に個別指導もするようになりました。現在は100人ほどの生徒が在籍しています。

ｅトレを導入したきっかけを教えてください。

教育開発出版より紹介されました。最初は興味はなかったのですが、お試しで体験会をしてみないかという提案をいただきまして、夏期講習の間に時間をとって、体験会をやってみました。生徒を15人ほど集めてやったところ、生徒の反応が思った以上に良かったんです。これは導入したら面白いんじゃないかと、導入してみました。

集団指導が基本ですから、これを中心に据えまして、通年でｅトレコースを設置しています。それ以外にも、中学生や高校生が使えるような定期試験前ｅトレコースや、受験前のｅトレ入試前特訓をやっています。去年から今年にかけて、英検ｅトレ・漢検ｅトレが発売されたものですから、すぐ導入し、今年の１月の英検に合わせて無料で生徒に使わせたところ好評でした。現在は英検・漢検両コースを作って、自由に取れるようにもしました。

通年のｅトレコースは小学生で3,000円、中学生・高校生で3,500円です。生徒は週に２～３回来ているのでｅトレを取ると週に１日増えることになります。

定期テスト前ｅトレコースについて教えてください。

２期制ですと年に４回のテストがありますので、その２週間前からコースを設定し、自分の好きな時間に来て、プリントを出して学習するというスタイルを採っています。料金は１回の定期テストが2,500円で、年間10,000円いただいています。時間によってはかなりの人数が来るんです。教室が満杯状態になりまして、生徒が入れなくなることもありますので、時間帯を分けて、学年別にしたりして、うまく生徒を入れています。通塾している９割くらいの生徒がこのコースを受講して、主体的に自分でプリントを出して、勉強しています。私どもは紙の補充やテストで出そうなところをアドバイスするだけです。機械が壊れるくらいの勢いで使うほど、非常に生徒には人気があります。このコースで成績が上がった生徒の友達が「私も受けたい」という場合もあります。定期試験で満点を取った生徒には賞品を用意するなどして表彰し、モチベーションを高めています。

英検・漢検ｅトレ合格コースについてお聞かせください。

平常の授業の中ではできないので、別時間に週に３日くらい設定しまして、部活や用事の合間を縫って、生徒が来られるときに来させています。

英検と漢検の共通の回数券を発行しまして、授業を受けるときに提出して使っています。卒業まで使えるので、その回の英検受験をやめておこうというときには、次回の英検のときに使えるようなシステムにしています。

ｅトレコースの宣伝はどのようにしていますか。

年度の初めとか英検や漢検や定期テストが近づいてきましたらチラシを出します。保護者会もありますのでそこでお知らせしながら、ｅトレを保護者の方の前で実演します。実際に問題を出して、見ていただいて、触ってもらって、こんな形で勉強していますと紹介しています。そうすると興味を持たれる方が出てきますし、問題集を１冊渡されるより、１枚ずつ渡すとやる気も出るし、その度に達成感が得られるので非常に良いんじゃないかという意見も出まして、受講率アップにもつながります。

ｅトレを使っての成績の効果はいかがでしょうか。

今まで頭の中を整理できなかった生徒が、ｅトレを使ってきちんと基礎から学習することで整理ができるようになっています。さらに２度３度リピートすることで定着していって、成績がどんどん上がっています。通知表の成績でも３だったのが４になったり、４だったのが５になったりと成果が出ています。

今後の塾の展望をお聞かせください。

33年、塾をやらせていただいて、地域の方に信頼される歴史は作れたので、今後も生徒や保護者の方がどんなことを要求しているのかを保護者面談でお聞きして、みなさんの要望に応えられるようなものを導入したいです。前は英検も漢検も準会場として申請していなかったので、生徒は学校や他の会場で受けていましたが、受ける方も増え、この塾で受けさせてほしいという要望も多かったので準会場を申請しました。

ｅトレも、こういうのがあると生徒にとっては便利じゃないかと思って導入しました。生徒の役に立つものや、保護者の方が求めるものを新しくどんどん導入していきたいです。