eトレの小学生専科コースで、大手フランチャイズに対抗
名古屋教育文化センター 様(愛知県)
愛知県名古屋市にある名古屋教育文化センターは、幼稚園児から中学生まで幅広い指導と教育を行う学習塾です。低学年からの指導で、勉強の習慣だけでなく、心の育成やけじめを身に付けさせることに力を注いでいます。「名教キッズ」というeトレを使った小学生の専科コースでは「月曜から土曜まで、いつでも通塾可能な授業システム」を売りに、大手フランチャイズに対抗して生徒を獲得しています。
eトレの小学生専科コースで
大手フランチャイズに対抗して生徒を獲得しています
eトレを導入したきっかけを教えてください。
生徒の評判を上げて口コミで集客を狙うというのが、塾業界の一般的な生徒獲得のセオリーだと思いますが、元々数人しかいない生徒に対して紹介キャンペーンなど行っても、実際にはなかなか生徒の獲得にはつながりません。そこで、まず本科生を取り込む手段の一つとして、低料金で受講できる学習コースをと考えたのがきっかけです。
展示会などでかねてから知っていたeトレを使い、「名教キッズ」という小学生の専科コースを立ち上げました。曜日を自由に選んで国語と算数を交互に勉強するという形で、大手フランチャイズに対抗したコースとして打ち出しています。習い事+大手フランチャイズを採択する層を獲得しようという狙いです。
▲西川陽佑 先生
名教キッズはどのように募集していますか。
生徒の募集に際して、eトレの体験会を春休みに3日間開きました。20人の生徒が体験会に参加し、そのうち14人が受講を申し込んでくれました。その後、春と夏の募集で順調に生徒も増え、現在は大変にぎやかです。
▲慣れた手つきで生徒に合わせてプリントを出していきます
曜日を自由に選べるという点が、大きな強みになっています
現在のeトレの使い方を教えてください。
名教キッズ(eトレ)は、月曜から土曜までの週6日開講しています。曜日は生徒が自由に選択でき、時間はどの曜日も16時からの1時間としています。ほとんどの生徒が15時半には来て、30分校庭で遊んだ後に教室へと戻ってきます。16時からの1時間は元々講師も空いている時間帯だったため、人件費もかからず効率良く実施できています。パソコン操作に1人、机間巡視に2人と、常時3人ほどの講師を手配することができるため、生徒一人ひとりにきちんと対応できています。
最近の生徒は習い事をしている生徒がほとんどなので、曜日を選べるというのは大きな強みになっています。また、小学4年生からはクラブ活動が始まるため、新しく高学年用に18時30分からの名教キッズコースも開設しました。これは保護者の方の声から生まれたコースです。
▲塾には珍しい広々とした校庭
チェックテストの結果を利用してカウンセリングを実施
保護者の方への対応も大切しています
eトレを使って工夫されていることは何かありますか。
小学生レベルでは、学力の判断ができないので、この夏はeトレのチェックテストをまとめて実施し、結果をもとにカウンセリングを行いました。初めは、「楽しそうにやっているからいいかな」と思う保護者の方も、高学年になってくるとそれなりの成果が欲しくなりますから。きちんと学習の結果を見るためにも、eトレと併用して使えるように、eジャッジの小学生版はぜひ開発していただきたいですね(笑)。
eトレ教室の様子はいかがですか。
やはり低学年が多いため、バタバタとする場面もあります。しかし、けじめを大切にしたいと思っていますので、叱るときにはきちんと叱ります。講師の中でも自然に「叱る」「褒める」の役割が分担されており、生徒もそれを理解しているようです。
時間を決めて勉強をさせること、最低限のルールや習慣を低学年の頃から身に付けさせることが大切ですから、その辺りの指導については絶対に手を抜きません。
▲授業中も笑顔が絶えません
eトレで幼稚園から中学生までの一貫教育を目指しています
今後の目標についてお聞かせください。
eトレの「名教キッズ」で入ってきた生徒たちを本科に取り込み、幼稚園・小学生低学年から中学3年生まで長く付き合っていきたいと思っています。6年生でも中学3年生でもそうですが、受験という一つの「人生のドラマ」に立ち会えるというのは、教師としての最高の喜びです。たとえ受験で第一志望に受からなくても、高校進学後に会いに来てくれる生徒がいると、やはりうれしいですね。
今後は名古屋教育文化センターとして、幼稚園から中学3年生までの一貫教育を目指していきたいと思っています。
▲教室では15人ほどの生徒が黙々とプリントを解いています
2008年取材 (eトレTimes 2008年10月号掲載)