自宅教室で小学生専門の無学年指導、さらには剣道の指導とパワフルに活躍しています

間嶋塾 様(京都府)

京都府京都市にある間嶋塾は15年ほど前、知り合いに頼まれて近所の小学生2人を自宅のコタツで指導し始めたのが、スタートだそうです。現在は自宅の一室を完全な教室仕様とし、eトレを活用して40人弱の小学生の指導を、塾長1人で行っています。また、学習指導とは別に近くの道場で少年剣道の指導までしているそうです。

eトレを導入したきっかけを教えてください。

最初は自分一人で始めた塾でしたが、生徒が増えるのに伴ってやはり自分だけでは手が回らなくなってきました。それで知り合いの先生方にお願いして、授業と手伝っていただいたのですが、今度はもっと忙しくなってきました。教育ってやればやるほど深いところに向かうものですね。結局は、体を壊してしまい、人数をもとに戻して、また一人で指導することにしたわけです。しかし、そうするとまた一人ではきつくなってしまいました。

そんなときに、教育開発出版の営業の方からeトレを紹介していただいたのです。デモンストレーションで見せていただいたときに、あまりにもスピーディーにプリントが印刷されるのに驚きました。この便利なシステムがあれば、一人でももうちょっと頑張れそうだと思って、eトレを導入することにしたわけです。

実際にeトレをお使いになってご感想はいかがですか。

とても便利ですね。eトレを入れる前は、生徒ごとにいちいち問題集を広げて、必要なところをコピーして勉強させていました。だから生徒が多くなると対応しきれなくなって、20人の面倒を見るのが精一杯でした。でも、eトレを使うようになってからはそういった面倒な作業からすっかり解放されたので、今はその倍近い生徒の面倒を見られるようになりました。

一時は中学生まで含めて50人以上の生徒をお預かりしていたのですが、さすがに体力がきつくなって、今は小学生のみにして人数は減らしました。今ぐらいがちょうど良いかも知れません。

▲間嶋佳世 塾長

現在の指導スタイルについて教えてください。

学年によって、個別指導と一斉指導と分けています。基本的には小学1年生から4年生までが1対5人までの個別指導で、5年生と6年生は授業形式で一斉指導を行っています。科目は算数・国語・理科・社会と、eトレにある全科目を教えています。

eトレを使った授業の進め方について、具体的に教えていただけますか。

授業では、まずワークを使って要点を説明します。そして、生徒が理解したところで、eトレのプリントをどんどんやらせていきます。ただし、単元によっては最初からeトレの解説プリントで説明して、そのままeトレの問題プリントをやらせていき、後から復習としてワークをやらせる場合もあります。基本的にeトレとワークを併用して指導しているのですが、どちらを先にやらせるかは、状況に応じて変わります。

▲教室の様子

eトレに対する生徒の反応はいかがですか。

eトレは生徒の得点を入力すると、合格のときに音声が出て、画面に花火のアニメーションが出ます。生徒たちは、あの花火をとっても喜んでくれるんです。なかには不合格で出てくる幽霊のアニメーションにも大喜びしている生徒たちもいますよ。

いずれにしても、eトレのプリントは1枚あたりの分量を少なくしてあるので、生徒はどんどんやってどんどん見せにきます。結果的に生徒を褒める回数が随分と増えました。このことは、とても良かったと思います。また、生徒によっては合格ラインの設定を少し高めにして、緊張感を持たせるようにしています。

こういったことはeトレだからできることで、このシステムがなかったら今の指導体制はとてもできていなかったと思います。

子どもたちに剣道も教えているとのことですが、そのあたりについて教えてください。

実は剣道を始めたのは8年前からです。息子がお世話になっている道場で、先生方に勧めていただいて、そのまま自分の趣味として続けてきました。なんとか3段までたどり着いて、今は週2回子どもたちの指導をしています。だから私の時間割は算数や国語の合間に、週2日しっかりと剣道の日が入っているんですよ。

そこで、塾の生徒に剣道を勧めたところ、剣道をするようになってますます落ち着きが出て、勉強の成績も上がってきました。それで、最近は塾に通う生徒には剣道を勧めながら仕事をしています。

そんなわけで勉強の指導と剣道の指導で毎日休む暇がなく、おかげで最近はげっそりと太ってしまいました(笑)。

▲間嶋塾長のスケジュール

今後の展望についてお聞かせください。

これからは中学受験にも力を入れたいと思っています。できれば受験生は通常の授業とは区別して、その生徒の目的に合った指導をしていきたいですね。そうして受検対応に力を注ぐことで、地域のレベルアップに貢献したいと思っています。

ご近所の世間話で地域の学習レベルに関するお話が出ると、「何!」と思うのです。負けず嫌いなんですね。だから、もっともっと生徒のいろいろな意味でのパワーアップを図って、地域の学力向上に貢献したいと思います。そのためにも、eトレをさらに活用していきたいですね。

■間嶋塾(京都府京都市)

2008年取材 (eトレTimes 2009年新春号掲載)