演習量の確保で、239位から9位まで上昇!「分かったつもり」を「できる」に変えるeトレ

サイプレス加古川校 様(兵庫県)

兵庫県加古川市にある開校5年目のサイプレス加古川校では、演習量の確保と学力定着のためにeトレを導入しました。「パワーアップ」という名称のオプションコースとして設定し、小学生と中学生が受講しています。 今回は、受講者の多くが成績向上を実感しているというeトレの運用方法について、お話を伺いました。

「演習量を確保」が学力向上には欠かせないと考えてeトレを導入

指導方針と指導形態について教えてください。

サイプレス加古川校は「一人ひとりを大切に」をコンセプトに、定員制の少人数クラスで授業をしています。また、学力向上は大切ですが、それだけではなく学習を通して、「全力を尽くすすばらしさ」を感じ、「自分の成長を楽しむ」ことができる、そんな生徒になってほしいと考えて日々指導しています。

eトレの運用について教えてください。

演習量の確保が学力向上には欠かせないと考えてeトレを導入しました。うちでは大きく分けて、2つの使い方があります。1つは、授業内で演習を十分に行うことが難しいので、それを補うために「パワーアップ」という名称で、集団授業のオプションコースとして設置しています。小・中学生を対象に、週1コマ70分で料金は月額3,000円です。eトレは無学年でも対応可能ですが、導入して1年目なので、チューターが混乱しないよう、曜日毎に学年をそろえています。今後は生徒が自由に曜日や時間を選択できるようにしてもいいなと思っています。

もう1つは、映像授業にプラスして、演習させる使い方です。中学生の理科・社会は映像を使って指導をしているのですが、それだけではなかなか成績が上がりません。そこで映像を見て分かったつもりになりがちなところを、eトレでしっかり「できる」に変えています。

▲宮口大助 代表

パワーアップコース 時間割(月額 3,000円/1コマ)

16:50-18:00 小学
19:20-20:30 中3 中2 中1
20:35-21:45 中3 中2 中1

eトレのオプションコースとテスト対策で
定期テストの社会の順位が、学年239位から9位までアップ!!

他には、どのような場面でeトレを活用していますか。

主に理科・社会のテスト対策として活用しています。eトレ教室には全員が入りきらないので、2つのグループに分けて実施しています。1階の教室で英語・数学の対策授業を受けるグループ、2階ではeトレで理科・社会を学習するグループという感じで、それぞれを入れ替えながら進めています。定期テスト直前は、どの生徒もeトレプリントに1日4時間くらい取り組んでいます。

▲教室外観

eトレの成績アップ効果について教えてください。

中1の学年末テストで社会が239位だった生徒が、中2からeトレをやり始めたところ、2学期の中間テストで28位になり、次の期末テストでは9位になりました。これは顕著な例ですが、パワーアップコースを受講している生徒は、ほぼ順位が上がっていますね。

eトレ導入は昨年の春からですが、受講している生徒が軒並み結果を出してきているので、これから受講者は増えていきそうです。ただ、あまり増えすぎてしまうと席が足りなくなりそうなのが悩みのタネです。

eトレの「ラーニング」プリントで「自立型学習」を確立
講師の手間暇が省けて助かります

eトレの良いところを教えてください。

それぞれの生徒に対応できる潤沢な教材がそろっているところが良いですね。さらに、学習の進捗管理ができるので、生徒を待たせることなく、前回の続きのプリントをすぐに渡せます。また、生徒にとっては短時間でプリント1枚を終わらせ、採点してパッと結果が出て次のプリント…とテンポ良く学習が進められるところが良いと感じています。

そしてラーニングをしっかり読めば、ステップやチェックを生徒の力だけで解けます。eトレひとつで「自立型学習」が確立できるため、講師の手間がすごく省けていますね。ラーニングは講師側にもメリットがあります。生徒が分からない部分があったとき、チューターが文系・理系関係なく指導できます。これも気に入っている点のひとつです。

eトレ演習で気を付けていることはありますか。

パワーアップコースはチューターにすべて任せていますが、必ず生徒一人ひとりの様子がどうだったかを聞くようにしています。それを確認した上で、次の演習の指示を出しています。その場にいなくても、常に生徒の情報を得ること、それぞれに合った指示を出すこと。これは塾長としてやるべきことだと考えています。パワーアップの時間に1回は顔を出すようにしていますね。

生徒が70分集中して取り組んだプリントの量に保護者もびっくり
手ごたえを実感できるため、パワーアップを受講した生徒は一人も辞めず

コロナ禍での、保護者対応について教えてください。

例年であれば、年に3回ほど保護者面談を実施しているのですが、今年度はコロナの影響もあり、思うようにできていません。それでも2学期に入って、アクリル板越しの面談・Zoomでのオンライン面談・LINEでの通話面談の3パターンで実施しました。多かったのは、アクリル板越しの面談でしたね。やはりこういう状況であるがゆえに、保護者も直接会って話したいという気持ちが強かったようです。

保護者はパワーアップコースについてどんな印象をお持ちですか。

解いたプリントをすべて持ち帰らせているので、保護者の方からは「こんなにたくさんのプリントを解いているんですね」と、よく驚かれますね(笑)。70分間でも、集中して解くと結構な量のプリントになりますからね。保護者は子どもがeトレに取り組んでいる姿は見られませんが、そのプリントを見れば、しっかり学習してきたんだなと分かります。おかげさまで、パワーアップコースを受講して辞めた生徒は一人もいません。

今後の展望、意気込みなどをお願いします。

英語・数学は集団授業、理科・社会は映像とeトレ、と棲み分けをしたスタイルで学習塾を運営してきました。もちろんテスト前は理科・社会だけでなく他教科の演習量確保にもeトレを活用しています。生徒の成績が上がれば、さらなる塾の評判にもつながります。今のスタイルをしっかり確立させ、2教室目、3教室目と展開していきたいと思います。

■サイプレス加古川校(兵庫県加古川市)


2020年12月取材 (月刊eトレ 2021年2月号掲載)