「ハイブリッド指導システム」で生徒一人ひとりにきめ細やかな「個への対応」を提供

eisu(株式会社 鈴鹿英数学院) 様(三重県)

三重県津市に本部を持つeisuは、現在では70教室・生徒数2万人を誇る、学習塾予備校業界では押しも押されぬ大企業です。一昨年からはさらに三重県内34教室にそれぞれ3~5台のeトレを完備し、個別自立学習と集団一斉指導を組み合わせた「ハイブリッド指導システム」のメインコンテンツとして運用を開始しています。

eトレはセルフトレーニングの柱として活用しています

「ハイブリッド指導システム」とeトレの関連について教えてください。

eisuでは従来の一斉指導にあたる「ティーチング」に、面談や勉強のアドバイスをしていく「コーチング」と、実践的な個別自立学習の「セルフトレーニング」の3つを組み合わせた『ハイブリッド指導システム』を実践しています。eトレはその中の「セルフトレーニング」のメインコンテンツとして、“生徒一人ひとりの目的に合わせた演習”を提供する役割を担っています。

授業では一斉指導のあとそのままeトレ演習へと続くので、授業の熱気と緊張感がそのまま維持されて、効果的で質の高い演習ができるのです。

▲中西康行 先生

「セルフトレーニング」にeトレを採用している理由は何でしょうか。

「セルフトレーニング」と言っても単に同じプリントをやらせるのではなく、生徒それぞれの目的に合わせたプリントで演習をさせなければ意味がありません。その点eトレは生徒ごとに学習計画を立てられるだけでなく、さらにそれが個人ごとに自動で印刷されるので本当に助かります。それとプリントの種類がものすごく豊富なので、学力に応じてプリントのレベルまで変えられるのが良いですね。まさに「個への対応」として最適なツールです。

▲eisuのハイブリッド指導システム

定期テストの範囲を登録して効率良くテスト対策を実施
30点以上アップの生徒が続出!

eトレを使うことで、どのような効果がありましたか。

「家でどうやって勉強したらいいか分からない」「定期テスト前はいつからどこを勉強したらいいか分からない」という生徒は意外と多いんです。eトレをやるようになったことで自学自習のやり方が分かってきて、家庭学習も一人でやれるようになってきたという生徒が増えてきました。eトレには「テスト対策」という種類のプリントがありますが、塾でそれを使って対策授業を始めると、生徒の方も「そろそろ家でもテスト対策始めなきゃ」なんて意識してくれるみたいです。

あとeトレの便利なところは、定期テストで「ここからここまで」と範囲が決まった場合にそれにぴったり合わせて範囲を登録できる点です。市販のテキストでは絶対にできないことですね(笑)。テスト範囲を登録しておくことで、生徒はeトレを使って同じ範囲を何回も繰り返し演習することができます。特に理科や社会などの暗記科目については、その成果としてテストの点数が20~30点上がったという生徒もたくさんいます。

▲稲垣伸樹 先生

新指導要領で、学校では早くも消化不良の気配
授業内でのeトレ個別演習の比率を高くすることで対応

4月からの中学新学習指導要領全面実施で、何か影響は出ていますか。

内容が難しくなり量が増えたということで、学校の方でも進度を早めたりしていて、すでに一部の生徒たちに消化不良の気配も見えています。それに対応するには“個に応じた演習の実践”がとても重要です。教室によっても違いますが、今年度は授業時間の半分くらいをeトレの演習に充てて対応しようという動きもあります。

▲自分でeトレを操作して次のプリントを印刷

「コーチング」で目標や攻略プランを設定
「eトレ」でそれを実践させています

生徒や保護者の方から大きな支持を得ている秘訣は何でしょうか。

秘訣というほどではないかもしれませんが、「個への対応」ということを常にテーマにしています。一人ひとりに対応していくというのは、塾の規模が大きくなればなるほど、どんどん難しくなっていきます。そんなわけで、eisuでは『ハイブリッド指導システム』の中でも「コーチング」を重要視しています。一人ひとりと対話することで、本人の考えや夢を確認しながら、それらを実現するための具体的な目標や戦略提案をしていきます。それぞれの生徒の目標が定まったら、今度はそれを具体的に攻略していくためにeトレを活用していきます。

例えば高校受験を例にとると、自分の志望校に対してあと何点足りないのか、それを上げるためにどの部分をどれだけ勉強するのか、といったことをあらかじめ相談し、あとはスケジュールを組んでどんどんeトレで攻略していくのです。

そんな具体的で実践的な「個への対応」が生徒や保護者の方の支持を受けているのではないでしょうか。

▲先生は主に生徒対応に専念

eトレ新機能の「個人診断票」をコーチングに活用
新しい判定画面は生徒たちにも好評です

最後に、この春にeトレがバージョンアップしましたが、新機能はいかがですか。

一番気に入っているのが「個人診断票」ですね。今までも学習記録表は出していたのですが、この診断票は学習記録がグラフ化されているので非常に分かりやすくてインパクトがあります。「コーチング」でアドバイスする際の資料にうってつけです。保護者の方にもとてもアピール力があると思います。

あと、判定画面の種類が増えたことで、生徒たちが喜んでいました。「満点とったら今度はどんな画面?」なんて盛り上がっていました。これからもさらにいろいろな画面が増えるといいですね。

▲小学生の授業は最初にまずeトレ演習

■eisu(三重県津市 ※総本部)


2012年4月取材 (eトレTimes 2012年夏号掲載)