面倒見が良いと評判の、地域に根差したeトレ活用法

学び舎ゆう 様(兵庫県)

学び舎ゆうでは「学校の授業を大切にし、何事もまじめに取り組むこと」をモットーに、地域に根差して毎年安定した生徒数を確保しています。授業から補習までいろいろな場面でeトレを活用しています。

豊富な問題プリントと業務の効率化に魅力を感じてeトレを導入
今年で10年目になります

eトレを導入したきっかけをお教えください。

開校したときには近隣地域に大小さまざまな塾が存在していました。「大きな塾の真似をしては大きな塾に勝てないよ」という大手塾長のアドバイスをもとに、個人塾としての個性をどのように出していけばよいかについて考えました。「面倒見良く、きちんと指導する」ことを誠実に実行していくことから始めました。当初は、指導テキストの模範解答を作成するだけでなく、類題のプリントなど、授業やサポート学習で使用するすべての教材を自作すべきだと考えましたが、明らかに業務過多の状態でした。そのようなときに恩師である先生から「既存の教材をうまく使いこなすことも大事だよ」というアドバイスをいただき、さまざまなパソコン教材を検討していたときにeトレと出会いました。

eトレはレベル別に豊富な問題プリントが収録されており、これを授業やサポート学習と組み合わせて活用すれば、個々の理解度に合わせて繰り返し問題演習ができると思い導入を決めました。実際にeトレを導入してみると、類題のプリント作成の手間が省け、授業準備やその他の業務に時間を費やすことができました。また、eトレを定期テスト対策や高校入試対策にも適宜活用していくことで、生徒の多様なニーズに対応でき、指導の質を高めることができたと思います。そして早いもので、eトレを使い始めてから今年で10年目になります。

▲授業は一斉指導。学校の進度を少し先取りし、学校で生かせる授業をモットーとしています

授業とサポート学習の両面でeトレを活用!

eトレの活用方法をお教えください。

公立の小学4年生から中学3年生までの生徒を一斉授業の形態で指導しています。学校の教科書で習う内容をしっかりと理解し、定着させることを指導の第一目標としています。授業にもeトレのプリント演習を適宜織り交ぜながら、演習量を確保しています。eトレの問題プリントは1つの単元を細分化して作成されていますので、授業進度に応じた使い勝手の良い教材です。授業の最後に、eトレの該当範囲の「チェック」を使用して小テストを行います。小テストには合格ラインを設け、このラインを下回った生徒は授業後や別の日に来てサポート学習を行います。

eトレを活用したサポート学習では、まず「ステップ」を解き、細かく単元内容を復習し、弱点の補強を行います。答え合わせをしたあと、「リチェック」で再テストを行います。「リチェック」にも合格ラインを設けており、このラインを下回った生徒は「リトライ」で再度内容の確認を行います。1つの単元で最大4回の類題を解くので、効果的な反復学習ができ、大変魅力的です。eトレのプリントの特長を活かしながら、授業、サポート学習を充実したものにしています。

▲指導を受けたあとはeトレの「チェック」で小テスト

夏期講習でも、面倒見の良いしっかりとした指導でeトレを活用しています!

去年の夏期講習ではeトレをどのように活用しましたか。

夏期講習というと、夏期向けの教材を使用して授業を進めるだけという流れ作業で終わってしまうことがありがちですが、これでは夏休みという絶好の学習機会を有効に活用できません。学び舎ゆうでは、夏期講習期間中も、通常の授業の形態を踏襲しています。教材についている確認テストだけに頼らず、講習会で確実に定着させたい問題をeトレから選択し、合格ラインに達しなければ、一人ひとりのサポート学習をきちんと行います。

eトレをうまく活用することで、「一斉授業+個別指導」という指導形態が自然にできあがります。また、「チャレンジ」→「チャレンジR」を問題演習や小テストとして使用することで、発展的な学習内容の反復学習も行っています。

夏期講習で特に力を入れていることをお教えください。

夏期講習だけではありませんが、小学生に対して、家庭学習の習慣をしっかりと身に付けさせることを意識的に行っています。毎回一定量の宿題を出し、小テスト、サポート学習も行いますので、週4、5回通塾する生徒もいます。小学生には演習量は多いと思いますが、日々の学習を積み重ねることで、学校の授業やテストに十分に生きてきます。

また、学校や家庭での子どもたちの変化を保護者の方に見ていただくことも大切ですね。学校の授業で今までよりもたくさん手を挙げることができる、テストで良い点数をとることができるなど、目に見える変化を先生や保護者の方が褒めてあげれば、子どもたちが伸びる大きなエネルギーになり、意欲的に勉強に取り組むようになります。eトレの果たしてくれる役割はとても大きいです。

▲自宅を塾に改装され、アットホームで親しみやすい雰囲気です

「行ける高校ではなく行きたい高校へ」
eトレは受験対策に的確に活用できます

eトレを使用した成果をお教えください。

卒塾生から「この高校に進学して本当に良かった」という声を聞くことが、進路に携わる者としての最大の喜びです。勉強の仕方、考え方も含めて、伸びる土台づくりをしっかりした上で、自分を伸ばすことができる高校を選択させていくことが、進路指導において大切なポイントであると考えます。小学生からしっかり鍛えていますので、入試の直前期にeトレのまとめ問題や入試対策を使って、徹底的に復習しましたが、どの生徒もみな真面目にコツコツ勉強していました。

eトレでは、入試問題の出題傾向や、個々の理解度に合わせた問題演習が可能です。受験対策にeトレを最大限活用できたことは、生徒たちの志望校合格に大いに役立ちました。

▲単元によってはeトレプリントを指導時に使用しています

保護者の方々の口コミを中心に、入塾待ちの状態に
eトレ1期生として、自信を持ってeトレをお勧めできます

生徒集客の秘訣をお教えください。

学び舎ゆうは小学4年生から中学3年生まで、各学年定員20人で、現在120人の生徒が通っています。チラシを出していませんので、口コミが集客の頼りですが、次年度以降の生徒も含め、たくさんのお申し込みをいただいています。生徒が小学生からの持ち上がりで中学生に進学しますので、保護者の方々との関わりが密接で、指導方針に理解をいただいている保護者の方々が口コミを広げてくださっているのだと思います。本当にありがたく、感謝しております。

今後の展望についてお聞かせください。

学び舎ゆうの専任スタッフは3人です。今年度から新たに教え子が専任スタッフとして加わり、教材研究に一生懸命取り組み、これまでの指導経験を活かしながら熱心に指導しています。私の家内も専任スタッフです。先生として、サポート学習を中心に、一人ひとりの生徒をねばり強く教えています。卒塾生の大学生スタッフとしっかりと連携して、これまで以上に面倒見の良い指導を心がけていきたいと思います。

最後になりましたが、eトレのお勧めできるところは絶えず進化している点です。問題プリントはもちろん、成績・出欠席の管理やカスタマイズ機能の追加など、ユーザー思いの進化です。私はパソコンがあまり得意ではありませんが、まったく問題ありません。eトレの使い方に関する質問があるときの丁寧なサポート体制は素晴らしく、何度も助けていただきました。eトレ1期生として、eトレを効果的に活用し、「分かる喜び、できる楽しさ」を生徒たちと共有しながら、頑張っていきたいと思います。

▲いつも笑顔の大井塾長ご夫妻。面倒見の良さが地域で根強い支持を受けています

■学び舎ゆう(兵庫県三田市)


2013年4月取材 (eトレTimes 2013年初夏号掲載)