一斉指導とeトレ演習コースで指導体制を確立!

新風学院 様(静岡県)

2003年に開校された新風学院では、2007年にeトレを導入し、中学生では一斉指導とeトレ演習を組み合わせた指導体制を確立しています。夏期講習ではeトレを使った集中特訓を実施しています。

小学生の個別指導のメインとして
中学生は演習コースとしてeトレを活用しています

塾の概要を教えてください。

2003年に浜松市三方原町開校してちょうど10年になります。今年の春に「きらり浜北校」を開校し、4教室になりました。主な指導対象は小3から中3です。eトレは2007年から導入していますので、もう6年になりますね。

▲細江校

指導形態とeトレ使用方法を教えてください。

小学生は集団個別指導と少人数のクラス指導の2種類で、保護者の方の要望に応じて選択してもらいます。どちらもeトレとテキストを中心に指導をしています。

中学生は少人数制の一斉授業に加えて、eトレ演習をオプションコースとして実施しています。eトレの受講率は教室によって多少異なりますが、中3生はほぼ100%が受講しています。また、昨年からは演習量をもっと増やすために、中1と中2のクラスでは通常授業にeトレを組み込んだ形で指導をしている教室もあります。今後はeトレを使う場面がより多くなりそうですね。

一部の教室では高校生も指導しています。少人数の一斉授業とeトレ演習コースという形です。

▲川合貞一 塾長

演習量の確保と弱点補強にeトレは最適なツール

eトレを導入するきっかけを教えてください。

通常授業だけでは勉強する時間が足りないと思ったことがきっかけです。現在の子どもたちは家庭でなかなか勉強しませんので、それなら塾に来てここで勉強してもらおうと思いました。そこでいろいろな教材を探してみたところ、eトレがぴったりだったのです。

eトレを導入して良かった点は何ですか。

1つのプリントが10分程度で終わるスモールサイズなのが良いですね。ただ問題をやるだけでは生徒たちは嫌がりますが、eトレだとテンポよく進むので、65分間集中して黙々と問題を解いていきます。それにいろいろな問題が用意されているので、生徒個々の学力に応じたプリントが取り出せます。また生徒たちは、ラーニング(解説プリント)で理解してステップ・チェック(問題プリント)で問題を解いて合否判定という流れがとてもやりやすいようです。そして「今日はこれだけやった」という終わった後の充実感もあるようです。教える側の意識の変化も感じています。「これだけ教えたのだから大丈夫だろう」と思っていても、実際に問題を解いてみると思ったほど定着していないことがよくあったのです。やはり何度も何度も繰り返し演習することで確実に身に付いていくのが実感できますね。

テスト前には自習室を開放して自由に使えるようにしていますが、そういうときにもeトレは活躍しています。テスト勉強をするといっても、何をしたらいいか分からない生徒もいますので、手軽にプリントを取り出せて、どんどん問題を解いていけるのが良いですね。自分の弱いところを徹底的に何度も繰り返して勉強できるので、弱点克服にとても役立っています。

▲森下恒 細江校教室長

eトレを使うときに気を付けていることはありますか。

やったからそれで終わり、では駄目ですね。eトレで学習した結果を教師が把握して、学校のテスト対策にどう反映させるかということが大事です。一斉授業だけでは個々の理解度はなかなか把握しづらいこともあるのですが、eトレだと数値化して見られるので、個別対応にとても役立ちます。

また、学習記録表は必ず出力して保護者の方へ渡しています。塾内のことはなかなか保護者の方へ伝わりづらいので、とても助かっています。

▲問題選びから得点入力まで生徒が自分で行っています

夏期講習ではeトレを使って集中特訓を実施

夏期講習について教えてください。

中3生には夏期講習のはじめに「進学説明会」を実施しています。近くの私立高校を会場にして、塾生と講習生及びその保護者の方を対象に行います。内容は静岡県の入試状況や受験までの勉強の計画、心構えなどを話します。

中3生の夏期講習ではeトレをどのように活用していますか。

基本となる講義に加えて、eトレを使った「集中特訓」を実施しています。こちらはオプションコースではなく、夏期講習のカリキュラムとして受講は必須です。夏期講習のはじめの1週間を使って、自分の苦手な分野や単元を中心に徹底的に復習をするカリキュラムとなっています。生徒は事前に自分のやりたい単元を書き出しておき、教師がその内容をチェックして実施します。このコミュニケーションはとても大切ですね。また、通常のeトレコースでは専用のチューターが担当していますが、夏期講習のときは講義をする教師が直接担当して進めます。この集中特訓を受講することで、その後の講義にスムーズにつなげることができますし、授業にも緊張感が生まれているようです。

また、eトレはeトレは集中特訓のときだけではなく、講義の確認としても活用しています。今までの夏期講習というと、講義一辺倒というのが多かったのですが、生徒がただ聞いているだけの授業よりも、要所要所で演習を組み合わせる方がメリハリがついて良いと思います。さらに、たくさんの問題を解くことで確実に学力アップにつながっています。

▲eトレコースの様子、生徒は黙々と問題を解いています

他の学年の夏期講習はどのように行っていますか。

講義や個別指導で1学期の復習を行うのがメインなのですが、eトレ体験コースも組み込んでいます。学校の授業が止まっている時期に、eトレを使ってしっかり復習することでスムーズに2学期へつながるので、eトレオプションコースの受講も勧めています。例年、夏期講習後はeトレ受講率が上がりますね。

eトレは学年に関係なく使用できるので、必要に応じて前の学年の復習なども簡単にできます。夏期講習ではそういったスパイラル学習も実施しています。

最後に、今後の意気込みをお願いします。

新風学院ではeトレを導入して6年になり、今では塾運営の中で欠かせないものとなっています。生徒たちからの評判も良く、成果にもつながってきています。現在4教室を展開していますが、今後はもっとeトレを活用して、さらに教室展開をしていきたいと思います!

▲少人数制の一斉授業

■新風学院(静岡県浜松市)


2013年4月取材 (eトレTimes 2013年初夏号掲載)