eトレを個別指導にフル活用!生徒の学力向上になくてはならない存在に
共律塾 様(北海道)
2005年開塾の共律塾では、当初は一斉指導形態でした。2006年のeトレ導入を機に個別指導に切り替えたところ、生徒の学力がめきめきと向上し、今では中3生の半数がトップ校を受験するまでになりました。
eトレは共律塾にはなくてはならない存在
どのようにeトレを使用していますか。
小学生は基本的なeトレ使用方法の通りです。ラーニング(解説プリント)からステップ(問題プリント)、チェック(確認テスト)と学習を進めています。採点も小学1年生以外はすべて生徒に任せています。
中学生は生徒の学力に応じてeトレとテキスト併用しています。平均的な学力の生徒は小学生と同じくeトレのみで学習していますが、上位層の生徒は新中学問題集とeトレのラーニングとチャレンジプリントを組み合わせて学習します。
高校生は学校からの課題が多いので、授業としてはそちらの補習が中心となりますが、苦手単元の克服や発展問題などをやりたい場合などにeトレを使用します。それから高3生へはeトレのセンター対策分野を活用しています。
▲教室外観
定期テスト対策でのeトレ使用方法をお教えください。
主にeトレのチェックプリントとテスト対策のプリントを使っています。以前は1枚ずつ印刷していたのですが、プリントがバラバラになってしまうので冊子のようにまとめて配る工夫をしています。eトレはテスト範囲のプリントを簡単に印刷できるので、中学ごとにプリントをまとめて配っています。また、生徒の学力に応じて、ラーニングとチェックとか、ラーニングとステップといったように、個別の内容で印刷して渡しています。
共律塾ではテスト3週間くらい前から対策授業をするのですが、学校のワークを確実にできるようにした後の確認として、eトレを使った学習をきっちり行います。
夏期講習などの講習時ではどのようにeトレを使用していますか。
英語・数学・国語についてはテキストを使用しますが、学校の進度にばらつきがある理科・社会はテキストだと対応が難しい場合があるので、主にeトレを使って指導しています。
▲佐藤佑持 塾長
eトレを使って一斉指導から個別指導へ転換
eトレを導入した経緯をお教えください。
開校当初は一斉指導だったのですが、生徒の学力レベルが違っていて、次第に個別対応をしていく状況になってきていたのです。そこで何か良い教材はないだろうかと教育開発出版の木川所長に相談したところ、「それならeトレがちょうどうまく使えるのでは?」と勧められ、新年度からは思い切ってeトレをメインに据えて個別指導を行う形態に転換しました。はじめの1か月は生徒たちも戸惑った感じでしたが、自分に合ったプリントをやっていくということに慣れてくると、どんどん問題を解いていくようになりました。結果として、全体的にも成績が上がってくるようになり、かなりの効果が出てきました。
▲渡部真由美 塾長代理
共律塾は「教えない塾」
共律塾の特色をお教えください。
共律塾は授業を一切しない「教えない塾」なんです。もちろん生徒からの質問には丁寧に答えますが(笑)。その代わりに、生徒が勉強したくなるような環境や教材は最大限提供しようと思っています。そういう点で、eトレは理想的なシステムです。生徒はeトレでの勉強の進め方が分かると、自分に必要なところをどんどんやっていきます。教師はその進捗状況を把握して、教科や単元に偏りがないかを常にチェックしています。
これはあくまで私の経験上の話ですが、先生が教えようとすればするほど生徒はそっぽを向いてしまうことが多い気がします。それよりも、あえて先生が何もしない方が生徒は自分で頑張ろうとするんですね。eトレを使い始めてそのことに気付いてから、共律塾は「教えない塾」になっていきました。
eトレの学習効果について教えてください。
eトレを使って結果が出ている生徒となかなか結果が出ない生徒で決定的な違いがあります。共律塾には北海道でもトップレベルの生徒が何人かいるのですが、その生徒たちはeトレのプリントを繰り返し何回もやるんです。以前にやったプリントでも、少し期間を空けて何度もやっています。それに対して、結果が出ない生徒はラーニングやステップを省いてチェックだけをやったりしているので、ところどころ知識や理解が抜け落ちてしまうのですね。やはりeトレの使い方は、基本に忠実に進めていくのが一番効果が出ていると思います。
▲小学生から中学生、高校生が一緒の教室で学習しています
eトレは小学生から大学受験生まで幅広く総合的に対応できる
eトレのデータベースはどのようなところが気に入っていますか。
小学生では算数が特にいいですね。計算だけでなく文章問題や図形の問題が充実しています。特に時計の問題はなかなか身に付けるのが難しい単元なのですが、eトレプリントのおかげで全員しっかり理解しています。理科・社会をやっている生徒は学校で高得点を取ってきます。そして何より、そういった教科に興味を持って取り組むことができるようになっていくのはとても良い傾向だと感じています。
中学分野では英語が教科書準拠になっているのでとても使いやすいです。テスト対策もすごくやりやすいですね。数学は問題の難易度が非常に幅広くそろっているので、トップレベルの生徒から基礎を固めたい生徒まで柔軟に対応できるのが良いですね。
高校分野は講師の先生にとても評判が良いんです(笑)。北海道大学の学生が講師をしていますが、「センター対策はeトレだけで十分できます」と言っています。今年はこれまでで最も難しいと言われていたセンター試験ですが、塾生の中には8割以上の得点で自己ベストを更新した生徒もいます。その生徒は学校と共律塾だけでそこまで伸びましたので、eトレだけでも大学受験に対応できることを実感しました。
保護者の方の反応はいかがですか。
よく「他のプリント学習とはどう違うのですか?」と聞かれますが、計算や漢字だけでなく、算数(数学)は文章問題や図形の問題、国語でも文章読解や文法など総合的な学習をやっていますとお伝えしています。実際のeトレプリントを見せて説明すると、ほとんどの保護者の方は安心されています。
今後の展望をお聞かせください。
共律塾の指導理念が生徒や保護者の方にようやく浸透してきたのか、生徒数も順調に増えてきています。他の塾と比べると小学生が多いので、今後が楽しみです。今の教室では時間帯によってはほぼ満席になってしまうので、新しい教室展開も視野に入れています。
▲今日の授業が終わってVサイン!
2013年2月取材 (eトレTimes 2013年初夏号掲載)