小学生の集客に大成功!演習主体の指導にeトレが大活躍

未来塾 様(栃木県)

未来塾では小学生募集の本格化のためにeトレを導入し、今年で3年目。この春には隣接したテナントを改装し規模を拡大、順調に生徒数を伸ばしています。

eトレを導入したきっかけを教えてください。

以前から中学生の弟妹を中心に小学生が何人かは通塾していたのですが、あまり大々的には小学生の募集をしていませんでした。しかし、小学生のうちから面倒を見ていた方が、学力面でも経営面でも良いと考え、小学生の募集を開始しようと考えました。そんなときにeトレを知りました。今いる人材で実施でき、また学年混在で一斉演習ができるeトレは小学生にピッタリだと考え、まずは試験的にeトレを使った演習授業をスタートしました。そこで思いのほか成果が出たので、現在は中学生でもeトレを使った集団個別演習コースを行っています。

▲みんな真剣に学習しています

学校の先取り学習としてeトレが大活躍!

eトレはどのように利用していますか。

未来塾は演習が主体で、基本的に学校の先取り学習を行っています。eトレはそこで使う演習教材の一つとして活用しています。小学生は1コマ45分で週2回、算数と国語をメインに演習しています。算数はeトレプリント中心に学習し、国語は準拠ワークにeトレプリントを組み合わせています。eトレにはそれぞれの単元に解説プリントのラーニングがあるので、先取り学習に十分活用できています。中学生は英・数がメインです。1コマ60分を週4回(英語2回・数学2回)、準拠ワークと自作プリントにeトレプリントを組み合わせて学習しています。特に小学算数は内容、ボリュームともに塾としてやりたいこととぴったり合致しており非常に助かってます。

▲岩村透 代表

eトレを使う上で工夫していることはありますか。

教室に質問コーナーを設けています。そこに講師が常駐し、解説を読んでもどうしても分からないところを質問しに来るようにしています。私は進行役として机間を回って、手が止まっている生徒には声掛けをしながら演習をさせています。プリントが終わったら講師のところに持ってくるのですが、そこで理解が足りないと判断した場合には、一旦演習を止めて指導をします。理解できたと判断したら再び演習に戻り、合格できるまで徹底的にそれを繰り返します。もう一つの工夫としては、あらかじめ学期分のプリントを印さちしてファイリングしている点だと思います。これにより、eトレプリントを含めたそれぞれの教材の中から、やるべきものをすぐに選べるようになっています。またそれらの教材と学習進度を包括的に管理できるよう、個人ごとの進行表を使って学習を進めています。

学習の内容は目的によって変わりますが、同じeトレで学習を進めるため、生徒にも取り組みやすい環境となっています。演習を行うにあたっては、何ができていて何ができていないのかをしっかり確認することと、できていないことに対する次へのアプローチをきっちりやることを特に意識しています。

eトレは解いたプリントの点数が記録できるので、それも管理に役立っています。またeトレには「学習記録表」を出す機能もありますが、未来塾ではその成績をエクセル形式でエクスポートして、他の要素も含めた塾オリジナルの記録表を作って保護者の方に情報をフィードバックしています。

▲質問コーナーで分からない問題を質問しています

eトレで生徒に自信が付き、自学自習の習慣も身に付きました

生徒・保護者の方の反応はいかがですか。

先述の通り、主に学校の先取りで学習を進めていくので、解説を読んで自分で解き進められるのがうれしいと生徒から好評です。あとはやはり、これはeトレの一番のメリットだと思いますが、「繰り返してプリントを解く」ことで確実にマルの数が増えるので、それが生徒の自信につながるんですね。学校の授業でも堂々と手を挙げられ、それがさらに自信につながるという良い循環ができています。また、これは予期していなかった効果ですが、塾で自学の習慣がついたことで、家でも机に向かう姿が見られ、保護者の方からも感激の声もいただきました。また小学生のうちから自学の習慣が身につくことで、中学生に上がってからも学習がスムーズに進んでいるのも喜ばしいですね。

生徒募集状況はいかがですか。

おかげさまで昨春は、一昨年と比べて小学生の人数が2倍に増えました。これは劇的な変化でした。試しに使ってみようというところから始まって、今ではeトレに非常に力をもらえていると感じています。今年はその6年生の生徒が持ち上がったので、中学生の数も例年よりだいぶ集まっています。生徒募集には折り込みチラシを出しますが、圧倒的に多いのはやはり口コミを聞いた保護者の方や、通っている生徒のご兄弟、お友達ですね。また、特別何かをしたという訳ではないのですが、今年は中学生の問い合わせの数もいつもの年の倍くらいありました。生徒それぞれに学習の道筋をしっかり示し、それに進んでいくということ、そしてその状況を保護者の方にも報告することが、保護者の方から信頼を得られている要因だと思います。それが口コミとして広がっているのではと考えています。

スタンプラリー方式のプリント演習で有意義な夏期講習に

夏期講習について教えてください。

昨年の夏期講習では、個人ごとに「夏休み目標完全クリアノート」という表を作成し、とにかくeトレでプリント演習をしました。とはいえ、ただプリント演習をやるだけだと生徒は飽きてしまうので、ゲーム感覚を持たせました。

具体的には、生徒・保護者の方との面談で決めた課題の単元をクリアノートに一覧化し、その単元の最後のプリントが終わると、私が合格か再挑戦かを判定します。判定時はシールを渡し、生徒は専用カードに貼っていきます。合格でも再挑戦でもシールは貼れるのですが、再挑戦の単元はクリアノートにある課題単元の一覧の最後に追記されるので、合格になるまではクリアノートは完成しないという仕組みです。クリアノートがあることで生徒たちがゴールを意識し、「最後までいったら先生との約束が全部達成できるんだ」というこちらとしてはうれしい目標を持って勉強してくれました。ただ塾に来てなんとなく勉強するというのと比べて、これはとても意義のあることだと思います。

また、「○○君はもうここまでクリアした、自分も頑張らなくちゃ」といった生徒同士での競争意識が見られたことも良かったと思います。スタンプラリーは平常授業でも活用していますが、生徒たちはシールを集めるだけでも面白いみたいで、そこでもやはり競争心が見えたりします。「あとシール2つで完成するから頑張ろう」と生徒たち自身でやる気になってくれるのでいいですね。今後はさらに何か新しい仕掛けができないかと模索中です。

▲夏期講習で使う目標完全クリアノート

今後の展望について教えてください。

私が理想としているのは、生徒がいつ来ても自分が何を勉強すべきかが分かるようになっていてあくまで講師はそのサポート役という、機能的な自学のスタイルです。極端な話をすれば、「学習環境が整っているマンガ喫茶の豪華版」のようなイメージですね(笑)。もちろん講師が積極的に指導をし、アドバイスを行うということは必要ですが、未来塾ではそういったことをより機能的に行えるような生徒管理システムをeトレも絡めて実現したいと考えています。

そのためにはもっといろんな知識を吸収したいですね。機会があれば、ぜひほかの塾様がどんなことをされているのか聞いて刺激を受けたいと思っています。そしてゆくゆくは教室を複数展開していきたいですね。

▲シールを貼るポイントカード

■未来塾(栃木県下都賀郡)


2014年4月取材 (eトレTimes 2014年初夏号掲載)