大手FC教室での個別指導にeトレが大活躍!
個別指導学院ヒーローズ 菊川校・御前崎校 様(静岡県)
個別指導学院ヒーローズのFC教室である御前崎校では、開校約1年後の2012年2月にeトレを導入しました。地元の評判を着実に集め、全国のヒーローズの中で生徒集客No.3に入るほど急成長しています。2013年6月には2校目の菊川校も開校し、こちらも順調に生徒数を伸ばしています。
まったくのゼロからのスタート
地元密着の指導で口コミが広がり生徒増へ
御前崎市で個別指導教室を始めようと思ったのはなぜですか。
はじめは静岡市に開校しようと思ったのですが、やはり地元に貢献したいという気持ちと、御前崎の中学校で教頭先生をしている恩師に同じ教育というフィールドで情報発信したいということで御前崎市に決めました。確かに小さな町なので、家族や友人など周りからはかなり反対されました。「こんな田舎で塾をやっても生徒はこないよ」って言われたのですが、そこで逆に燃えましたね(笑)。それが原動力になって今に至るのだと思います。それとヒーローズができるまでは、この地域には個別指導の教室が一つもなかったのです。それも大きな要因でした。
開校した当初の滑り出しはどうでしたか。
個別指導の教室が今までなかったので、「個別指導ってどんな感じなの?」というところからのスタートでした。とにかく知ってもらうことから始めなければいけなかったのです。最初に生徒募集のチラシを配布して集まったのは2人だけでしたし、4か月くらいたっても5~6人の生徒だけでした。とにかくはじめの1年間はとても苦労しました。
▲ヒーローズ御前崎校
どのようにして生徒数を増やしたのですか。
従来の塾とはちょっと違った形を考えました。塾というとシーンとしている中で勉強するというイメージがあるのですが、ヒーローズでは「勉強を楽しむ」という形にしたかったのです。ですから、生徒と講師のやり取りが笑顔でできて、授業中も笑いが絶えないような雰囲気づくりを心掛けました。それと地域に密着した塾にしたかったので、保護者の方が生徒を送迎するときには必ず外に出て、コミュニケーションを取るようにしてきました。
とにかく、来てくれている生徒たちがどれだけ満足して家に帰るかということを常に念頭に置いてやってきました。チラシとかにはあまり頼らなかったですね。はじめの1年はそうしたこと地道にやってきて、次第に口コミが広がっていったと思います。1年半くらいでやっと軌道に乗ってきました。
昨年6月に開校した菊川校はいかがですか。
菊川地区から御前崎校に通っていた生徒がいたこともありますが、開校して1か月半で約50人の生徒が集まりました。ヒーローズという看板のおかげもありますが、御前崎校での評判が届いていたのだと思います。昨年度のピーク時には80人以上まで増えました。
▲高野健一郎 塾長
生徒の学習状況を講師が共有できるeトレは、成績アップに欠かせないツール
eトレを導入するきっかけは何でしたか。
生徒が学習を進めていくうえで、確実に積み上げていくような教材を探していたのです。それに加え、各講師がそれぞれの生徒の学習状況を把握できるものが欲しかったのですね。生徒の学習状況や理解度をすべての講師が情報共有して管理することが、生徒の成績を上げるためには大切なんです。その部分がずさんだと、本来成績が上がるはずの生徒なのに、思ったほど成績が上がらないということになってしまいます。
そういった条件を満たす教材をいろいろ調べて試した中で、eトレが一番良かったので導入しました。試した教材の中にはパソコンを使って学習するものもあったのですが、やはり「しっかり覚える」という点で「書く」ことは欠かせないと考えていました。eトレはパソコンを使いますが、実際に生徒がやるのはプリント演習という点で全然違います。そういったことも導入の決め手になりました。
eトレを導入してみて使い勝手はいかがですか。
個別指導なので、講師が社員だったりアルバイトだったりするのですが、eトレを使って指導することで、指導力の均一化が図れています。また、プリントを渡す際に一人ひとりに対して声掛けしており、そこでコミュニケーションが取れるという点も気に入っています。使い始めた当初は、eトレは必ず講師が操作をして、プリントを手渡しするときに声掛けするということを徹底していました。単純なことなのですが、プリントをやって得点入力する度に褒めたり励ましたりすることで「勉強の楽しさを演出する」ことが簡単にできるのです。
またヒーローズでは、授業ごとに「学習の記録」を生徒と講師の両方が書いています。月末には担当の先生と塾長がしっかりコメントを入れてそれを保護者の方に渡すのですが、一緒にeトレの「学習記録表」と「個人診断票」も渡しています。これもとても評判が良いですね。
▲全生徒に実施している学習の記録
双方向でeトレパソコンを操作できるようにして効率アップ
判定画面や判定時の音声も活用しています
eトレを使っていて何か工夫していることはありますか。
工夫というほどではないのですが、以前スーパーバイザーに教えてもらった方法をすぐに実践しました。講師が操作するeトレパソコンの対面にデスクトップ用のモニターを置き、どちらからも画面が見られるようにし、テンキーを接続して対面側からも操作できるようにしています。さらにスピーカーも対面側に置いて判定時の音声も教室中に聞こえるようにしています。この方式に変えることで、講師が指導に忙しいときでも生徒は自分でプリントを出せるようになりましたし、何よりプリントの合否が在席している生徒全員に分かるので、みな一生懸命学習に取り組むようになりました。
▲対面式eトレパソコン
年間を通してeトレを使うので 夏期講習などではテキストを使い分けています
夏期講習ではどのような指導をしていますか。
教えるスタイルは通常の個別指導と変わりはありません。通常授業では主にeトレを使っているので、講習時はテキストを別に用意して指導しています。昼間はテキストで学習をして、夜の授業ではeトレをやる形です。
入試前の指導ではeトレに加えて、『静トレ』も使いました。講師の先生を集めて「どのテキストを使おうか」と話し合った結果、『静トレ』が静岡県の入試傾向にピッタリ合っているのと問題量がちょうどいいということで採用しました。生徒たちの反応もとても良かったですね。
▲みんな熱心にプリントに取り組んでいます
入塾時にeトレのシステムをしっかり説明することが重要
コミュニケーションを重要視、時には恋の悩み相談も
入塾の説明文書にeトレのシステムが詳しく書かれていますね。
最初にeトレの仕組みやどんな教材なのかということをしっかり説明しています。学習を進めるにあたって、「授業を受ける(インプット)」と「問題を解く(アウトプット)」の違いをeトレのマスターブックにある『DUT理論』で理解してもらい、さらに実際のラーニング~ステップ~チェックといった流れを、プリントの実物を見てもらいながら説明しています。また入塾予定の生徒には、その場でプリントを体験してもらうこともあります。このようにきちんと説明することで「ああ、これなら大丈夫ですね」と言っていただける保護者の方は多いです。その部分をしっかり理解していただけるかどうかはとても重要ですし、それが口コミにもつながっているのではないでしょうか。まぁ、eトレのマスターブックに書かれていることを忠実にやっているだけなのですけどね(笑)。
ヒーローズ菊川校と御前崎校の特長はなんですか。
個別指導の教室なので勉強を教えることは当然なのですが、勉強以外のことでもいろいろ話をします。教室に来ている生徒全員に対して、「人生」のことや「人間社会」について語ることもあれば、個別に恋の悩みを聞いてあげることもあります(笑)。学校の先生に言えないことや、親に相談できないようなことでも、塾の講師(高野塾長)には気軽に話ができる場合があるんですよね。教室運営をする上でも、そういった雰囲気をつくるように心がけています。今の生徒たちは塾に来るのも保護者の方の送迎ですので、生徒同士のコミュニケーションも希薄になってきています。ですからヒーローズでは、勉強だけでなくいろいろな場面でのコミュニケーションを大事にしています。大切なのは「上から目線」ではなく「友人同士のような目線」で入っていくことですね。
▲個別指導の様子
ヒーローズでは成績を上げるのは当たり前
目指すものは「その先にあるもの」
生徒を増やす秘訣を教えてください。
特に秘訣なんてないですよ(笑)。しいて言うなら先ほど言ったように、生徒や保護者の方とどれだけコミュニケーションが取れているかということではないでしょうか。今までもあまりチラシに頼った募集はしてきていませんでしたが、確実に生徒は増えてきました。ヒーローズには成績保証制度がありますので「生徒の成績を上げる」というのは大前提です。そして保護者の方からしてみても成績をあげてほしいから塾に入れる訳ですから、それは当たり前のことですよね。私たちが目指しているのは成績アップに加えて、「その先にあるもの」です。それは勉強の楽しさや、学校では教えてもらえないようなこと、さらにはこれからどう生きていくのかといったことなどですが、そういったことも含めて生徒たちに伝えていきたいと考えています。
今後の展望を教えてください。
eトレを導入してから、生徒の成績も飛躍的に上がり、それが口コミとなって生徒数も大きく増えてきました。これからもeトレをフル活用して生徒と保護者の方の満足度を挙げながら、どんどん教室展開していこうと思っています。
▲ヒーローズ菊川校
2014年3月取材 (eトレTimes 2014年初夏号掲載)