神奈川県で開校と同時にeトレとeジャッジを導入

学習塾ユニバースクール 様(神奈川県)

早くもeトレ10をフル活用しています。

eトレを導入したきっかけと、感想を教えてください。

塾の立ち上げと同時に導入しました。「演習量を増やす塾にしたい」というのが一番の狙いです。実際使ってみて、狙い通り圧倒的な演習量が実現できています。粘り強く何度も繰り返し演習ができるので、保護者の方への紹介やアピールもしやすいです。

テスト対策の期間中はeトレを自由に使えることにしているので、生徒たちの中に、定期テスト=eトレという雰囲気があります。テスト以外でも、苦手なところがあったらeトレプリントをやるというのが習慣化しています。ですから、ないともう大変なことになるというぐらい、演習はeトレ中心でやっています。その分授業では「なぜそうなるのか?」といった質問に生徒が意見を言える雰囲気作りを徹底しており、そこに全力投球できています。インターフェースも使いやすく、生徒でも直感的にプリントが出せるのもいいですね。

▲教室外観

授業形態とeトレ活用の概要について教えてください。

小学生は一斉指導を行っていて、授業内容の確認テストとしてeトレプリントを使っています。加えて宿題にも活用しています。漢字や語彙を中心に、中学生になったときに不足しがちな要素を段階的にスモールステップで取り組ませています。

中学生も一斉指導ですが、板書授業の次の時間に「特訓講座」という時間を設けています。そこでeトレを使って前回授業の内容をひたすら演習して定着を図っています。

高校生は映像授業+演習の自立型個別形式です。映像を見たら、その部分のプリントを解くというのが基本のスタイルです。また、講習時には中高生はeトレの特訓講座だけを徹底して集団で繰り返すといった授業をやりました。

▲湯浅代表(右)と高等部の田中先生(左)

中学生の演習について教えてください。

先述の特訓講座は、講師が2人で生徒15人前後に対してeトレ演習を行います。生徒が問題を解き終わったら、講師が丸付け、指導を行い、次の問題を渡すという流れです。例えば前回の板書授業が英語であれば英語、数学なら数学と、授業内容の単元のプリントを中心に定着を狙いとして実施しています。

それとは別に一斉演習の時間があり、そこではスピードを意識しながら解く練習をします。その授業では、イベント的に各生徒の進捗、解いた結果などをエクセルにまとめてリアルタイムで教室の前にプロジェクターで投影しています。そうすることでより競争意識も生まれ、とても演習が活性化します。

▲eトレ演習風景

テスト対策はどのようにしていますか。

テスト対策の時期はもうeトレがフル稼働です(笑)。通常授業に加えて、テスト対策講座としてもeトレ演習を行います。それに加えて朝特訓も実施しています。テストの週は毎朝ですね。朝の6時台から制服姿の生徒がぞろぞろと集まる姿は圧巻です。朝は集中して学習に取り組めると生徒にも評判です。もちろん結果にも表れています。

それから、eジャッジで試験範囲のテストを作成して、模擬定期テストを行います。問題レベルも定期テスト向けですし、eトレと単元構成がほぼ合致しているので、弱点確認にも仕上げにも使えます。

高校生の演習についても教えてください。

映像授業を行い、その単元をeトレのチェックプリントで演習する、自立型学習が基本です。さらに、eトレ10にバージョンアップしたことで、eジャッジと連携して高校生にもテストができるようになったので、これから高校生は映像授業の後に単元確認テストを行って、こまめに理解度を確認しながら、できていないところをプリント演習していくというやり方にシフトしていきたいと考えています。理解できるまでステップやリトライを徹底的に繰り返すようにしたいですね。

▲テスト対策スケジュール

eジャッジもあらゆる場面で活用しているそうですね。

そうですね。これまで話してきた以外にも、月例の単元テストをeジャッジで作成して実施しています。そうすると、個人ごとの帳票が出せるので、月の中で不足している部分がないか、というのが一目瞭然です。順位や平均点も出るので、生徒もかなり気になっている様子です。高校生に対しては、eトレプリントを使ったテストなので、問題自体は演習で解いた問題も含まれる場合がありますが、テスト形式にすると100点満点で設定できますし、生徒の感じ方が全く違ってきますね。講師側からしても演習問題に沿った診断テストがこれだけの問題数から作れるというのは非常にうれしいです。

保護者の方の反応はいかがですか。

まず入塾時に保護者の方には、「授業形式は『指導3:演習7』の割合で『演習』を重視します」と説明します。このときにeトレでラーニングからステップ、リトライと目の前で実際にプリントを見せながら話すと「こんなに繰り返し理解するまでやってくれるんですね」と言っていただけます。ですから非常に説明しやすいというのも助かっています。あとはやはり持って帰るプリントの量の多さに、保護者の方はびっくりするみたいですよ。

▲天野先生 資料で分かりやすく演習の重要性をアピール

ホームページを拝見しましたが、さまざまな取り組みをしていますね。

保護者の方は、やはりお子さんがどんな様子でどんな塾に通っているかというのが気になるはずです。ですからさまざまな形で情報を発信していきたいと思っています。保護者会は年に4回ほど開催しますが、直近の保護者会はWebで実施しました。事前に保護者の方に資料をお送りしておいて、サイトのパスワードをお伝えし、時間になったらアクセスしてもらうという形です。

他にもユニバーTV、ラジオ、ブログといった様々な形で情報発信しています。その中で定員の状況であったり、中間テストで何点アップ!といったことを伝えています。ユニバーTVでは毎回テーマを決めて動画配信をしています。勉強一辺倒ではなく、あらゆる切り口で笑いありの話をしていますよ!

今後の抱負などをお聞かせください。

「粘り強くできるまで、とにかく繰り返す」というのは、これからも徹底してやっていきたいです。また、高校生に対しては映像授業に加えて、eジャッジで授業内容の理解度診断をして、eトレで弱点補強をするという流れをベーシックなものとしてやっていきたいです。周りに仲間のいる空間で緊張感を持ってたくさん演習ができるというのは「塾だけでしかできない」強みだと思っていますし、eトレならそれが実現できると感じています。またスモールステップで演習の習慣付けを小学生のうちからできるような、小学生向けのeトレ活用法を考えていきたいです。

▲リアルタイムで映される学習結果と進捗

■学習塾ユニバースクール(神奈川県川崎市)


2016年8月取材 (eトレTimes 2017年新春号掲載)