チューター主体のeトレ運営で生徒からの支持も厚く、受験の結果にも貢献しています!
QUARD 様(千葉県)
千葉県にあるクオードでは、学力を鍛えるトレーニングジムとしてeトレ演習を行っています。チューターが主体となってeトレ演習を運営しており、生徒の学力向上やモチベーションアップに貢献しています。今回は、eトレの運用方法とチューターによるeトレ演習の運営を中心にお話を伺いました。
eトレ専用の演習ルームで、集中して学習ができる環境を提供
eトレの運用方法を教えてください。
eトレ講座は1コマ85分です。平日に2コマ・土曜日に3~4コマ開講しており、申し込みの際に曜日・時間帯を選択してもらいます。席に空きがあれば、申し込んだ曜日・時間帯以外でも追加料金なしで週に何度でも参加することができます。積極的な生徒はどんどん受けたがりますね。
料金は月額税込10,450円で、小学生と中学生がeトレを受講しています。特に中学3年生からのニーズが高いです。また、「eトレルーム」というeトレ演習専用の部屋を設けており、おゆみ野校の座席数は12席です。演習中はロールスクリーンを下げるなどして、生徒が集中しやすい空間づくりをしています。
▲おゆみ野校のeトレ専用ルーム
生徒による主体的な学習を実現
講習期間中は学習計画を使った計画的な学びを
eトレ講座はどのように行われていますか。
基本的に学習する内容は生徒主体で決めることが多いです。生徒にeトレ単元リストを配布しているので、そこから生徒自身で取り組む内容を選んでいます。
春期や夏期などの講習期間は、こちらで学習計画を組み生徒に取り組ませています。また、クオードで行っている模擬試験の前には、主に算数・数学の対策用学習計画を組んで取り組ませ、それが終わった生徒には、普段と同様に自由に学習内容を決めさせています。
また、高校受験生には、特に理科と社会の受講を推奨しています。理科や社会は暗記がベースにあり演習量が重要ということもあるので、こちらから積極的に受けさせるようにしています。しっかり結果につながりやすいので、生徒も取り組みやすいのではないでしょうか。
▲三好慶久 おゆみ野校校長
どんどん学習を進めることができるeトレ
しっかり演習をこなすことができれば、確実な力に
eトレのいいところを教えてください。
やる気のある生徒、主体性がある生徒に対してリミットをかけずにどんどん勉強してもらえるところです。eトレは、苦手分野の克服や得意なことを伸ばすというように、自分でテーマ設定をして自由に取り組めます。プリントもまずラーニングという解説があり、その後ステップ、チェックで演習をするので、こなせた生徒は確実に力も伸びますね。
今年の受験の結果にもeトレの効果は表れています。もちろん、志望校合格には本人の努力や学校の成績など、さまざまな要素があります。しかし、その中でもeトレの果たした役割は大きかったと思います。eトレはしっかり成果を出せるものだと考えているので、受講していない生徒にもっと勧めていきたいです。
▲eトレ受講募集のチラシもオリジナルで作成しています
チューター主体の運営で生徒からの評判を獲得
生徒とのコミュニケーションも活発に
eトレ演習はチューター主体で運営していると聞きました。
はい、eトレ演習はチューターが運営しています。チューターは原則卒塾生から採用しているので、eトレについてよく知っているのが強みです。自分の卒業した校舎を盛り上げたい、後輩たちを合格させたいという気持ちが強く、主体的に頑張ってくれています。チューターには、授業後にeトレ演習の報告書を提出してもらい、どの生徒がプリントを何枚やったか、気になることはないかなど情報共有を密に行っています。
1コマの演習に対しチューターは2人から3人で対応しています。採点業務以外にも、集中できていない生徒への声掛けや、頑張っている生徒へのモチベーション喚起などを演習中に行っています。1コマのチューターの数は多く感じるかもしれませんが、生徒とのコミュニケーションをしっかり取るために配置しています。チューター紹介の掲示もしており、生徒とのコミュニケーションを取りやすくしています。
そのおかげか生徒はみんなチューターのことをかなり信頼してくれているようです。生徒がeトレを始めるきっかけはさまざまですが、チューターを気に入って始める生徒も多いです。
▲季節感あるデコレーションが素敵です
生徒が楽しく通える環境づくりを意識
eトレマークのシールで受講の促進も
掲示物などで意識していることはありますか。
合格実績を掲示していますが、eトレを受講していた生徒の短冊にはeトレマークのシールを貼っています。改めて見ると、とても多くの生徒がeトレで勉強していますね。この掲示を見て、先輩に続けるようにeトレを受講しようと生徒に話しています。こうした掲示物の多くも、チューターが中心になって作成していますよ。
▲合格実績を掲示。eトレマークでeトレ受講生だとすぐ分かります
eトレ演習企画で受講者増を目指す
その結果、志望校合格へ
eトレを運用する上での今後の抱負を教えてください。
eトレの受講者を今まで以上に増やしていきたいです。eトレを受講する生徒を増やすために、短期でのeトレ演習企画を検討しています。例えば、「定期テスト強化月間」や「苦手教科克服月間」など月単位でのeトレ演習コースを設置し、eトレの効果を実感してもらいます。そこから継続して、通年での受講につなげたいです。eトレを使った演習は非常に効果的だと考えているので、より多くの生徒に受講してもらいたいです。その結果、志望校合格を勝ち取ってもらえたらうれしいですね。
▲おゆみ野校 教室外観
チューターの方にもお話を伺いました!
生徒とのコミュニケーションを重視し、メリハリのついたeトレ演習を実現
eトレ演習の具体的な流れを教えてください。
Sさん)
まずは生徒が単元リストから取り組みたい単元を選び、チューターに申告します。その際、eトレ以外の授業や、学校で何をやっているのか聞くようにしています。今日のプリントは何のためにやっているのかといった情報を生徒から聞くことで、より意味のある演習が行えています。
チューターはラーニングプリントとステッププリントの問題のみを渡し、演習スタートという流れです。プリントができたら提出してもらい、チューターが丸付けを行っています。
Wさん)
eトレ演習の前後は、生徒と雑談をして積極的にコミュニケーションを取るようにしています。
eトレ演習が始まる前に生徒が集まってくれるので、他愛のない話で盛り上がっています。「これからeトレを始めます、お願いします」の掛け声を合図に演習をスタートしますが、その瞬間から教室内は静かな空間になります。演習中はみんな集中して、どんどん問題演習を進めていきます。eトレ演習は時間が限られているので、運営する上でメリハリを付けることを重要視しています。
卒塾生のチューターによる運営、経験を活かし
充実した生徒とのコミュニケーションを
eトレ演習を運営する上で意識していることはありますか。
Wさん)
生徒の気持ちをしっかり引き出すようにしています。こちらからやるべき単元を提案することもありますが、生徒の意志を尊重することを意識しています。大人しい生徒だとなかなか自分の意見を言えないこともあるので、こちらから質問して導くようにしています。また、一番大事なことはクオードに来てもらうこと、eトレを継続して続けてもらうことだと思っているので、チューターを好きになってもらうことで、それが実現できたらと考えています。そのために、生徒の特徴をしっかり把握した上でコミュニケーションを取り、適切な学習ができるように心掛けています。
クオードでは、全チューターが生徒とプリントのやりとりをするときに、適切な声掛けをすることができます。生徒も「お願いします」と言ってプリントを提出するといったルールの徹底もできています。もちろん、初回のガイダンスの際にやり方を生徒に伝えていますが、下級生は上級生を見て真似していくようになります。クオードのeトレ演習クラスは、小学生も中学生も一緒に演習を行っています。eトレ初心者の小学生でも中学生の先輩を見て取り組み方を学んでいくので、eトレが脈々と受け継がれていますね。勉強する中で礼儀やマナーも自然と身に付けていくので、こちらも気持ちが良いです。これも、学年混在で演習できるeトレのおかげだと思います。
Sさん)
演習中の生徒の様子をしっかり見るようにしています。難しい単元を選んでしまい、なかなか先に進めない生徒もいます。その時は、プリントが終わっていなくても声を掛け、別の単元を選んだり、より取り組みやすい入門編の問題に変更したりして、より多くのプリントを解いてもらえるように意識しています。一問のミスで落ち込んでしまう子には「大丈夫だよ」と励ましてあげたり、逆に受験生で、ケアレスミスしてしまったりする子には少し厳しめに注意したりと、生徒によって声掛けを使い分けています。
また、クオードで行っている単元テストの前などは生徒同士が同じ範囲を選ぶことが多いので、そのようなときは競わせるなどして積極的に盛り上げています。
私自身もeトレをやっていたので、その経験を活かすことができています。私は、受験前に理社の点数が伸び悩んでいてeトレを始めましたが、正答率が良くなく悩んでいました。そんな時にチューターの方が明るく声掛けをしてくれて、とても励まされました。自分がやってもらってうれしかったことを今度は生徒にするようにしています。
チューターによるeトレ演習企画で、楽しく学習できる仕組みづくりを
eトレの企画もチューターが考えているそうですね。
Wさん)
まずはチューターの中で企画チームを結成し、そのメンバー間でアイディアを出し合い、概要を作成します。基本的には季節に合ったテーマで考えることが多いです。例えば、オリンピックがある年だったら国名を活用するというような形です。生徒が興味を持って楽しんでもらえるように、なるべく堅苦しくなく、同じようなテーマは選ばないようにしています。
今までで一番記憶に残っている企画は、「eトレイン」という企画です。eトレ演習クラスごとのチーム対抗で、講習期間の内に日本を1周することをゴールとしたすごろく形式のイベントでした。期間中は大きく日本地図の掲示も行い、各チームの進捗が毎日分かるようにしていました。個人で進めるのではなくチームで進めるので、クラスごとの一体感がありました。生徒もかなり盛り上がり、企画は大成功でした。
Sさん)
私も「eトレイン」が印象に残っています。各クラスのプリントを解いた平均枚数で順位を決めますが、不公平感がないように気を付けました。クラスによって小学生が多い、中学生が多いということがあったのでプリントを解く枚数が大きく異なります。小学生の方がプリントを解くスピードが速いので、中学生よりかなり早く進んでしまいます。そのため、プリントの枚数だけでなく、運の要素も取り入れました。教室の机を2つ選び、その中にサイコロを入れていました。その席に座った生徒がサイコロを振り、出た目の数に応じてボーナスポイントがもらえる仕組みにしました。こういった遊び心があったのも企画が成功した要因だと思います。サイコロを振る瞬間は生徒もチューターも大盛り上がりでした。
▲eトレ演習風景。皆、黙々と取り組んでいます
掲示物など、とても教室がにぎやかですね。
Wさん)
クオードに楽しく通ってもらいたいと思って作成しています。毎年、合格掲示とeトレマークのシールを貼る作業はチューターが行っています。志望校に合格した生徒にシールを貼れるというのはうれしいですし、その割合が多いとeトレでの勉強が合格に活きていたのかなと感じます。
2021年4月取材 (eトレTimes 2021年初夏号掲載)