自学自習のスタイルを確立!
都城学習館 広原校 様(宮崎県)
宮崎県都城市にある都城学習館広原校では、小中高生の進学指導をさまざまな形態で展開し、生徒一人ひとりに合わせた授業提案をしています。小学生の自学自習力を鍛えるためにeトレを上手く活用しています。
教室運営におけるコンセプトと指導形態を教えてください。
小学校1年生から高校3年生までの小中高の指導をしています。当塾がある都城市はクラブ活動が盛んな土地柄である一方、学習に対する意欲が高いとは言えません。そのため、常に目標を持たせ、モチベーションを上げて学習に取り組ませることを心がけて指導しています。
指導形態は集団授業と個別指導、自学自習型指導に加え、高校生を対象とした映像授業を行っています。そのほかにも公立中高一貫校受験者向けのコースなども取り入れています。
▲教室外観
eトレ導入のきっかけを教えてください。
小学生の指導では、以前は小学校3年生から集団授業を実施していました。その授業内容の確認や、前回の授業の復習用の教材としてeトレを導入しました。しかし、習い事が塾の時間とぶつかってしまい、なかなか継続して通塾する生徒が増えませんでした。そのため、現在ではeトレを中心とした自学自習型指導に切り替えて指導を行っています。
私立中学校や公立中高一貫校を受験する小学校6年生を対象とした集団授業は、今も行っています。
eトレの運用形態はどのようになっていますか。
前述の通り、小学生を対象としてeトレを利用しています。月曜日から金曜日までの下校後の時間帯で、通塾する曜日と教科を保護者の方と話し合い、一人ひとりの学習カリキュラムを立てていきます。eトレを利用した自学自習型指導のコース「個々トレ」は、通塾回数・教科数に関係なく一律料金で行っています。「個々トレ」ではeトレだけではなく学校の宿題なども希望に応じて指導しています。
塾に来ると、多くの生徒はまず学校の宿題に取り組み始めます。宿題を終えると、個々にeトレに取り組んでいます。採点は講師が行い、間違えた問題については解き直しをさせています。分からない場合に限って、講師が指導するというスタイルです。
▲手塚康治 塾長
eトレを導入して良かった点を教えてください。
1枚のプリントの問題が、小学生でも集中して取り組めるちょうど良い量であるという点です。「個々トレ」では一人ひとりブースで区切っているわけではなく、周囲にはほかの生徒もいるので、どうしても気が散ってしまったり、おしゃべりがしたくなったりしてしまうことも考えられます。けれども、eトレは1枚あたりにかかる時間も問題数も適量なので、集中力を切らすことなく学習に取り組めています。反復的な学習ができるシステムであることも、定着を図る上では非常に助かっています。
またeトレなら、全6学年の生徒が同時に演習できる環境を作ることができるので、講師が少ない当塾には非常にありがたいです。さらに、今まで生徒一人ひとりの学習状況を把握することにも非常に苦労していましたが、それもひと目で分かるというのが便利で良いですね。
「個々トレ」を始めたことで、生徒の時間の融通が利きやすくなり、時間が合わないことが理由で退塾するというケースが減りました。
eトレの評判について教えてください。
取り組んだプリントについては、きちんと持ち帰らせています。家にあるプリントが目に見えて増えていくので、生徒は自分がしっかり学習しているという達成感を得ることができていると思います。また保護者の方も、塾でたくさん勉強をしているという満足感を覚えていただけているようです。
▲「個々トレ」での演習風景
生徒を集める秘訣を教えてください。
さまざまな形態の授業展開をすることで、運営は大変ですが、生徒にとっては選択の幅が広がるので、自分に合ったコースを選ぶことが可能になっています。集団授業だけ、個別指導だけでは他塾との比較となってしまいますが、複数の指導形態を用意しておくことで、当塾の中で選択をしていただくケースが非常に多いです。
また当塾のシステムをご案内する際に、現在の成績や志望校を確認した上でこちらから適切と思われるコースを提案し、実際に授業を体験していただいています。最大2日間体験ができるので、1回だけでの判断よりもしっかり納得して入塾していただいています。また自由に使える自習スペースを確保し、手の空いている講師が質問に答えることができる環境を整えたことで、学習意欲のある生徒からの評判が良く、そこからの口コミも広がり、集客につながっています。
今後の展望、意気込みなどをお願いします。
生徒一人ひとりが自分のペースで学習を進められる環境というのは非常に魅力的で、当塾でも目標としているところです。eトレを導入したことで、そこにまた一歩近づくことができていると感じています。自学自習型の指導をアピールして小学生の集客を増やし、その子どもたちが中学生になっても通ってくれるような塾になるよう、今後も指導に力を入れていきたいと思います。
▲集団授業の様子
2017年10月取材 (月刊eトレ 2018年1月号掲載)