生徒に合わせた学習にeトレを取り入れ、学力定着に効果を発揮!
個別学習のセルモ 越谷間久里教室 様(埼玉県)
埼玉県越谷市にあるセルモ越谷間久里教室では、映像授業と教材を組み合わせることで、生徒が自分に合った学習方法で学べる環境を整えています。その中で学習内容の定着や、理解が不足している内容の補充にeトレを活用しています。
eトレを導入したきっかけを教えてください。
当塾では映像教材を使って指導をしています。より基礎的な学習がしたい、演習量をもっと増やしたいという生徒に対応できる教材を探していたところ、教材展示会でeトレを知りました。季節限定パックを3シーズンほど利用しましたが、その期間に生徒たちが楽しんでeトレで学習しているのを見て、テスト対策でも盛り上がりそうだと感じ、導入を決めました。
eトレの運用形態を教えてください。
中学生を対象に、映像教材と組み合わせてeトレを使用しています。eトレなら手軽に演習量を増やすことができ、レベル別の問題がそろっているので、幅広い学力の生徒たちに活用することができています。
一部の教科のみ選択して通っている生徒でも、テスト前には全教科学習します。普段学習していない教科は「チェック」や「リチェック」プリントだけを渡していますが、仕上げの確認テストとしてとても有効に使えています。広い範囲の確認をして、穴があったら「ラーニング」から再度学習するなどの振り分けができるので、かなり学習効果は上がっていると思います。
さらに、eトレには入試対策のコースが用意されているので、その中から自分で選んで学習できるのも非常に良いですね。
▲臼井優樹 室長
eトレの操作は先生が行っているのですか。
基本的には先生が操作していますが、eトレでどこから学習するか考えるときは一緒に画面を見ているので、生徒も操作できるようになっています。チェックが終わってそのまま次の単元に進むのではなく教科を変えたい場合は、生徒自身で操作することもあります。その際、先生に「こういうことをやろうと思っている」ときちんと伝えてきます。そこまでできる生徒は、自分の課題が何かを分かった上で教室に来ているので、こちらもeトレの操作を任せています。この取り組みを続けていると、自ら学習できるようになってきていると思います。
eトレの良いところを教えてください。
プリント教材は「自分が問題に対してどうしたか」と書いたものが残るので、すぐ見直すことができ、学力の積み上げにつながってきます。書き込みをしても、再度印刷すればもう一度取り組むことができ、重要なところだけをファイリングすることもできます。また、問題文に目印をつけて解いていくと、解答形式を間違えてしまうことが減っていくので、細かいミスを無くすことにも有効だと思っています。
学習内容を自由にさかのぼることができるのも良いですね。例えば、中学3年生が1年生の内容が抜けていると気がついたときに、eトレなら自分で操作して「1年生の内容に戻って勉強します」と申告するだけですぐに学習できます。さらに、学習する範囲を簡単に選択できるので便利です。今年は6校の中学から生徒が来ていますが、学校によって学習の進み具合がバラバラでも、個人ごとに対応できています。
▲単元一覧表や予定表で学習管理1
eトレの学習効果について教えてください。
学習の初めにeトレで確認すると、穴がはっきり見つかるので助かっています。判定画面で「惜しい!」と言われると、「ここを勉強しないと」と学習意欲が掻き立てられます。どのように学習につなげていくかは先生との相談になりますが、内容を忘れてしまっている場合は、映像とラーニングを合わせます。そうすると二重で学習できるので、かなり効果があります。初めに穴が分かるので、生徒も納得してその単元の学習に取り組めています。
eトレ学習で工夫していることはありますか。
eトレプリントの解答欄に答えを赤字で書き、赤いシートで答えが隠れる暗記シートを作っている生徒がいます。それをファイリングしてオリジナルの暗記帳を作成しており、工夫しているなと感心しています。
また、受験前は生徒が解いたプリントを塾で残しています。たくさんのプリントがたまっていくことで、「これだけやった」という学習への充実感にもつながっていると思います。
▲単元一覧表や予定表で学習管理2
eトレに夢中になる生徒もいらっしゃるそうですね。
夏休みに8,000問解いた生徒もおり、楽しんで取り組めています。判定画面の音声は大きめにしており、周りにも聞こえるようにしています。そうすると「合格!」と言ってもらえるのが嬉しくて、がんばって正答率を上げようと学習しています。
保護者の方にはeトレについてどのように説明していますか。
「演習が足りない場合はeトレで補っている」という説明をしています。実際にプリントを見た保護者の方からは「たくさん問題に取り組めるんですね」とご理解いただけています。学習内容を定着させるためには演習量を確保することが重要だと考えており、eトレならそれができると自信を持って伝えられています。取り組むプリントや反復学習が多いということは、保護者の方の間でも評判が広がっているようです。
▲演習風景
生徒とコミュニケーションを積極的に取られていますね。
教科や学習の範囲は生徒が考えて、先生に相談することが多いです。それをどのような手順で学習するかは先生が決めてあげる必要がありますが、こうすることで責任を持って学習内容を決め、アドバイスを受けながらも学習を進められるようになります。
「1年前と今の自分を比べてどう?」と尋ねると「自分で学習できていると思う」と言ってくれますし、学校や保護者の方にも変化を実感してもらえています。そのように自ら学習を進めることができる生徒が一人でもいると、周囲にも良い影響を与えてくれるようになります。
生徒同士で刺激を与え合っているのですね。
中学3年生が1日にたくさんのプリントに取り組んでいるのを下級生が見ています。その生徒たちが中学3年生になる頃には、こちらから何も言わなくても同じように、eトレで学習するようになります。
▲生徒の学力アップを掲示
最後に今後の展望・意気込みをお願いします。
苦手なところの復習や、演習量を確保して「どんな問題が来ても大丈夫」と自信を持つことができていると思うので、今後もeトレを積極的に使っていきたいです。
中学まで通っていた生徒が、高校生になって「高校の授業はやらないんですか」と塾に来ることがあります。今まではそういった声に応えることができませんでしたが、eトレの高校ユニットを使うことで、今後は受け入れられるようにしていきたいです。高校生のテキストはレベルの幅が広く、教材を選ぶのに時間がかかりますが、レベル別の問題がそろっているeトレなら対応できると思います。
自分で考えて取り組むこと、短い期間で少しずつ反復学習して成果を出すということが、将来の学びにもつながっていくと良いと思います。
▲教室外観
2018年7月取材 (eトレTimes 2018年秋号掲載)