eトレで一人ひとりが『解く力』の向上を実感!

個別学習マイプレイス 様(大阪府・兵庫県)

大阪府と兵庫県で5教室を展開している個別学習マイプレイス。通いやすい料金設定を実現するためにeトレを導入し、生徒の演習量確保と成績アップに役立てています。

マイプレイス設立のきっかけについて教えてください。

以前、1対2~3の個別指導を展開しているときに、1・2年生の内容が全く定着していないのに半年後には受験を控えた中学3年生が入塾しました。夏期講習で時間をかけて復習指導をしてあげたいと思いましたが、個別指導ですと時間をかけた分だけ、かなりの費用がかかります。どの家庭でも負担できるというわけではないため、削らなければならない科目や単元が出てきてしまい、そのことにどうしても負い目がありました。

それならば、もっと料金を下げることで教室に通いやすくして、目いっぱい勉強させてあげられないかと考えました。居心地良く教室に来ることができ、かつ成績を上げていく形を模索してマイプレイスを立ち上げました。

指導方針や指導形態を教えてください。

成績を上げるためには、「理解力(分かる)」と「演習量(できる)」が必須条件です。そのために講師の個別解説で理解を深め、たくさん手を動かして演習量を増やすことで、「解く力」の向上を目指しています。

指導形態としては、講師が教室内を見回り、集団個別指導を行っています。目の届く限界もあるので、講師2人に対して生徒10人を上限としています。季節講習では1対1などのコースも設定しています。

▲布施雄大 教室長

eトレを導入したきっかけについて教えてください。

前述の通り、個別指導ですと、集団授業に比べて料金は高いのが一般的です。そのため、料金設定を下げて、その分たくさん通ってもらうにはどうしたら良いかと考えました。価格を下げるために映像授業を導入している場合もありますが、それだけでは成績向上につながりにくいのが現状です。

生徒がたくさん演習量を確保し、かつ自ら調べ、考えることができる教材を調べていたところ、eトレを知りました。eトレであれば使用するプリントの量に制限もなく、さまざまなレベルのプリントがそろっているので、生徒一人ひとりに対応できると思いました。ラーニングに詳しい解説があるので、講師が付きっきりで指導する必要がなく、どうしても分からない部分に絞ったフォローが可能です。講師の人数を最低限にすることで低価格が実現できると思い、eトレを導入することにしました。

eトレの運用形態について教えてください。

小学・中学をメインに運用しており、一部の教室では高校ユニットも使用しています。eトレ使用料として月額2,000円を月謝に加え、別途いただいています。また多く通ってもらえるように、「受験サポートパック」「5教科完成パック」など、さまざまなパックを用意しています。通常授業では学校進度に沿った教科書ベースで学習を進め、季節講習では復習、入試対策では単元別の学習を行っています。

学習の内容は目的によって変わりますが、同じeトレで学習を進めるため、生徒にも取り組みやすい環境となっています。

▲演習風景

eトレ学習の流れを教えてください。

まず、学習内容を基本的には講師が決めます。前週の続きから始めますが、学校の進捗状況も確認し、テストが近ければテスト範囲に沿って演習を進めます。講師は解いている生徒ではなく、丸付けをしている生徒の確認をするようにしています。

点数を確認・入力をして次のプリントを渡しますが、渡すまでのタイムラグが発生してしまうため、その日に学習予定のプリントをあらかじめ印刷しておき、すぐに学習できるよう徐々に切り替えを行っています。もちろん、一度に渡さず1枚ずつ渡すようにしています。季節講習では一人ひとりに学習計画を組み、それに沿って進めさせています。

eトレ学習の効果について、具体的な事例があれば教えてください。

当塾では入塾テストは行っておらず、さまざまなレベルの生徒がいます。そのため、他塾で打ち出しているような地域の最上位校合格者などの生徒ばかりではありません。

例えば、中学2年生の学年末試験前に入塾した生徒ですが、はじめは5教科で60点くらいしか取れませんでした。いきなり100点満点を目指すわけでなく、まずは3、4割取れるよう区切りをつけてeトレで学習しました。勉強するべきことをプリントで細かく指示しやすいので、生徒も受け入れやすかったようです。学習を続けた結果、1学期の中間テストで200点を超えることができました。まだまだ褒められた点数ではないですが、かなりの成功事例だったと思います。一人で頑張ることができる生徒の成績向上事例はかなりあるのですが、自分で勉強することが苦手な生徒がプリント学習で点数アップしたのは、私にとってインパクトのある事例でした。

▲マイプレイス式「勉強のやり方」を掲示

eトレを導入して良かった点を教えてください。

他の教室長とも話をしていたのですが、生徒がとても集中するようになりました。目の前に常にやるべき明確なものがあるので、教室での学習に取り組む姿勢や質が大きく変わってきていると思います。そこがプリント教材で、かつ内容が充実しているeトレの一番のメリットではないでしょうか。生徒はもちろん、保護者の方にもとても好評ですので、気に入って使用しています。

また、個別指導では講師不足が運営上での心配事となるため、1人の講師に対する人数比率を高めたいと考えていました。eトレを導入したことで採用する講師の数を減らせ、生徒募集の枠も確保しやすくなりました。「講師が足りない」「良い人材が不足している」ことで生徒を受け入れることをためらっていましたが、それもなくなるので精神的な面でも助かっています。

さらに、個別対応がしやすくなりました。授業報告は紙媒体で記録していますが、eトレは点数を入力することでデータとして残すことができるので、成績や進捗管理を客観的に判断しやすくなりました。また、どこができていないのかをひと目で確認できるので、講師が変わってもすぐに対応できています。個人の感覚ではなく、正答率が数字ではっきり出てくるので、復習が必要な場合でも、生徒は納得して取り組むことができます。

▲合格者の声

eトレの機能で活用しているものはありますか。

学習計画は季節講習で利用しています。通常授業では毎週同じ曜日に同じ先生が担当することが多いので、進捗をある程度把握した状態で指導できます。講習期間中はバラバラに生徒が来るので、指導内容にブレが出ないように学習計画を組んでいます。 個人診断票は面談などで保護者の方にお渡しすることはありますが、学習記録表はまだ活用できていません。本来であれば授業の最後で毎回渡し、保護者の方に見てもらいたいと考えています。他塾様で毎月まとめて出しているという話も聞きましたので、ゆくゆくは取り組んでいきたいと思います。

保護者対応について教えてください。

年に2~3回、定期的な懇談を、なるべく全家庭と行っています。さらに教室で気になることがあれば、都度電話で話をします。懇談では塾と全く関係ない話で終わることもありますし、ご家庭の悩みを受けるなど多種多様です。

また、講師からも気になる生徒については随時報告をもらいます。授業報告以外の内容については教室ごとのLINEグループで報告、共有するようにしています。吸い上げを行い、翌日には対応するように心掛けています。

▲毎年、多数の合格者が出ています

講師を採用時のポイントを教えてください。

塾にとって最大のウリは講師だと思うので、一番気を使っています。採用の際は人間性を第一に見ており、生徒のために頑張ってくれる人を採用したいと考えています。その中でも、真面目であったりコミュニケーションを取れたりすることは大切ですが、理想を言えば、さまざまなタイプの講師がほしいです。男性がいれば女性もいてほしいですし、明るくハキハキしている人がいれば、おとなしい人もほしく、文系がいれば理系もほしいです。生徒のタイプもバラバラなので、一律である必要はないと思います。今までにいないタイプの人がいれば採用したくなりますね。

今後の展望・意気込みを教えてください。

当塾は他塾に比べてあまり厳しくないと言われます。各塾で方針はしっかりあると思いますが、うちではスパルタに厳しく指導することはハードルが高く無理だと思っています。生徒ができるだけ前向きに頑張ってくれ、モチベーションを上げていくにはどうしたら良いか、常に考えています。

マイプレイス(=自分の場所)という名前も、生徒一人ひとりにとっての「もう一つの勉強部屋」として、勉強しに来たときに自分のペースで学習できる居心地を考えた教室づくりを目指して名付けました。地域の方から支持されるのは生徒が集まってくる塾だと思うので、生徒に満足してもらえる教室をつくり続けていきたいと思います。

▲教室外観

■個別学習マイプレイス(大阪府・兵庫県)


2018年8月取材 (eトレTimes 2019年新春号掲載)