eトレを活用した高校生自習室が大人気 半年で70人の集客に成功!!

向上館 まいぜみONE 様(静岡県)

静岡県三島市で10年以上塾を運営している向上館。創業から早い段階でeトレを導入し、個々の学力や状況に応じた指導をしています。今回は個別演習指導コースの「まいぜみONE」の校舎を訪ね、主に高校生の指導について伺いました。

まいぜみONEをリニューアルし、高校生70人を集客

高校生の指導にeトレを使うようになったきっかけを教えてください。

これまでは、一斉指導でeトレを利用していました。徐々に、生徒から自立学習の要望が強くなり、去年の3月に、元々別の指導形態のコースだった「まいぜみONE」をリニューアルし、個別演習の新しい指導形態としてスタートしました。まいぜみONEのスタートから半年後に、高校生の受け入れを本格的に始め、卒業生にも声を掛けて生徒を募集したところ、半年間で70人もの生徒が集まりました。そこで、主に高校生に対し、eトレを活用しています。

▲熊谷征哉 代表

eトレだからこそできる「自立型自習室」
楽しく勉強できる学習空間を演出します

まいぜみONEのコンセプトについて教えてください。

必要な教材を与え、基本的には自立学習しています。「教えないで、みんなで勉強する場所」というコンセプトです。まいぜみONEの役割は、生徒に学習指導をすることではありません。学習しやすい「楽しくみんなが集まって勉強しに来る空間」を用意し、先生や講師が生徒のサポート役になることで自学自習力を育てることを目的としています。そのために、学年の区別無く中1から高3まで全員を一か所に集め、和気あいあいとしながらもお互いを高め合える、良い雰囲気をつくるようにしています。

高校生に対しては定期的にアンケートを取り、生徒の満足度を確認します。評価は高く、今のところ(2019年7月現在)まいぜみONEでの高校生の退塾生は「0」です。

eトレの豊富な種類のプリントは自学自習に最適
リリース予定のラーニングの映像コンテンツに期待!

「教えない自学自習」ということですが、高校生のeトレ運用法について教えてください。

その都度学習したい単元を、生徒にヒアリングしてeトレプリントを選んでいます。主に学校の課題をメインで進めていき、そこでつまずいた問題の解説・類題や、テスト範囲のプリントを渡しています。大学受験に向けて、レベル別に組んだカリキュラムに沿って進める生徒もいます。eトレは自学自習にぴったりのシステムで、まいぜみONEはeトレがあったから開校したと言っても過言ではありません。ラーニングで要点を理解し、ステップで問題の取り組み、チャックで確認テストという流れで、生徒自身でほぼ学習が進められます。特に、解説が充実しているラーニングはありがたいですね。今後、高校のラーニングに映像コンテンツが導入予定ということで、さらに自学自習が確立しますね。期待しています!

いろいろな生徒が関わることで良い影響が

大きなテーブルがいくつかありますが、生徒の座り方はどのようになっていますか。

生徒の席は決まっておらず、その都度場所が変わるように、教室に来たらどこに座るか指示します。指示がないと仲が良い同士で固まってしまうので、なるべく多くの生徒と交わるようにしています。とても勉強熱心な高校生の横に、勉強が苦手な中学生を置いたり、仲良くなれそうな生徒同士を並べたり、コミュニケーションの延長線上と考えて細かく差配します。それだけで、固定の座席に座らせるより良い雰囲気をつくれます。またお互いの影響で、勉強に前向きに取り組むようになります。

生徒たちは大きなテーブルに集まって学習します。学年関係なく席に座り、教室は常に和やかで明るい雰囲気です。「今日学校でこんなことがあって~」と、先生や講師と楽しそうに話している生徒もいます。eトレで合否を判定するときや、プリントを手渡すときも、冗談を交えて会話しながら楽しげに接しています。

講師は楽しく学習するための盛り上げ役
元気なお兄さんとお姉さんがコミュニケーション

教室で良い雰囲気をつくるために、他にはどのような工夫をしていますか。

各校舎にアルバイトのフェロー講師がいます。講師の役割は教えることではなく、教室管理と、生徒とコミュニケーションを取ることです。また、生徒に自らの力でeトレの問題を解かせているので、基本的に、質問には答えなくていいと伝えています。

それから、生徒との会話が上辺だけにならないように、私がコミュニケーションの進捗管理をしており、授業中に「誰に何回話したか」を細かくチェックしています。それを踏まえて講師に「○○さんと今日話してないから、すぐ行って話してきて」というように指示しています。「今、あの高校はテストで忙しいから激励してきて」など、話の内容まで指示することもあります。

また、eトレで印刷したプリントを手渡す際には、単にプリントを渡すだけでなく、渡す際に何かしら声掛けすることで、生徒のモチベーションを上げるようにします。eトレは、こういった生徒とのコミュニケーションを取るツールとしても、とても使いやすいと感じます。

▲講師が教室を見回り、生徒とコミュニケーションを取ります

変化を恐れない
失敗しても多くのことにチャレンジし続ける

今後の展望・意気込みを教えてください。

変化や挑戦を恐れずに、失敗し続けて成長していきたいです。スタッフにも「失敗してもいい、何もしないのが一番まずい」「変化や挑戦を恐れるな」と伝えています。ですから、よくいろいろなことを変えます。創業してから決して常に順風満帆というわけではなく、いろいろな失敗をしてきたので、もう振り切れて「何とかなる」という気持ちでいます。

▲生徒も先生も笑顔になる楽しい教室です

eトレ講師の声

【Q1】eトレを使っていてよかったことはなんですか。困ったことはありますか。
個々のレベルに合った問題を生徒さんに提供して、その生徒さんに充実感を持ってもらったときです。困ったことは特にないですね(笑)

【Q2】eトレでよく使う教科を教えてください。
時期や希望などに合わせて、すべての教科を満遍なくフル活用しています。

【Q3】eトレで学習している生徒さんについて、特に印象に残っていることはありますか。
生徒さんによっては、eトレの答えをしっかり解説なども書き込み、丁寧に直しをしてくれることがとても印象に残ります。そのときはたくさん褒めるようにしています。

▲加藤将海先生

eトレ生徒の声

【Q1】eトレをやっていて良かったことはなんですか。
高校の授業で分からなかったところの復習や、高校の授業の予習ができるところです。
ラーニングが分かりやすいです。

【Q2】eトレで特に頑張って勉強している教科はなんですか。
現代社会・化学基礎・数学IAなどです。

【Q3】まいぜみONEの先生、講師の方について、どう思っていますか。
分かりやすい説明や、面白い話をしてくれるので、楽しいです!

【Q4】まいぜみONEで学習している感想を一言お願いします。
勉強時間が増えたので、定期テストの得点や成績などが上がりました。

▲石川結さん(高校1年生)

■向上館(静岡県三島市)


2019年7月取材 (eトレTimes 2019年秋号掲載)