eトレで『自立型学習』の仕組みづくり!入門シリーズを学校の予習として活用

自立型個別指導塾Hopes 様(徳島県)

徳島県徳島市で2019年3月に開塾した自立型個別指導塾ホープス。塾の方針である「生徒一人ひとりに合わせた指導」のため、この夏からeトレを導入。「学習習慣」や「自分で考える力」の習得に、早速効果が出ているようです。

導入の目的は不足していた演習量の確保
eトレの「自立型学習」で達成感のある演習を実現

eトレ導入の狙いを教えてください。

1学期は映像授業中心の指導をしていました。しかし、アウトプットの機会があまりなく、演習量を増やしたいと考えていました。そんなときにeトレを知り、「これなら演習量をしっかり確保できそうだ!」と思い、夏の導入キャンペーンに申し込みました。

夏期講習からeトレを導入する際、保護者の方にも実際にプリントを印刷しながら説明しました。「入門シリーズで、基礎から復習できる」「プリント1枚あたりの問題量がちょうど良く、無理なく取り組める」「解いたプリントがどんどんたまっていくので達成感がある」など、しっかりeトレの良さをアピールし、皆さんにご納得いただけました。導入後、目に見えて演習量が増えていくのが分かり、感動しました。生徒や保護者の方からの反応も良かったので、継続して活用することにしました。

▲北谷美穂 塾長

学校ごとのカリキュラム作成で効率良く弱点補強

eトレ学習の流れを教えてください。

学習計画機能を利用して、学校ごとの教科書に合わせたカリキュラムを作成しています。学校進度を確認しながら、後追いを中心に演習を進めています。

初めは「ラーニング(解説プリント)→ステップ(練習問題)→チェック(確認テスト)」と、一つの単元のプリントをひと通り学習させていました。しかし、週に1、2回しか教室に来られない生徒もいるため、すべてのプリントに取り組ませるには時間が足りませんでした。そこで、まずチェックを解いてもらい、その単元の理解度を確認するようにしました。すると、よりスムーズにアウトプットに取り組めるようになり、学習が効率化されました。もちろん、苦手単元が見つかった場合は、その場でラーニングやステップで復習します。eトレには、一つの単元に類題がたくさん用意されているので、弱点の補強にもってこいです。

こうした良い学習の流れを形成できたのは、学習管理がしやすいeトレのおかげです。さらにeトレを活用して、生徒一人ひとりに合った学習の流れをつくりたいと、いま現在も試行錯誤中です。膨大な問題プリントと、さまざまな機能があるので、まだまだ工夫の余地があると考えています。

▲教室外観

入門シリーズは内容が細かく生徒にも好評
理数科目の予習から定着までの流れを構築

eトレの問題でよく使っているシリーズはありますか。

中学の入門シリーズ(数学・理科)で、学校の予習を行っています。入門シリーズは、内容がより細分化されているので理解しやすく、生徒が「できた!」と実感できます。さらにひと通りこなすことで、学校でもスムーズに理解でき、モチベーションを保ちやすい効果もあります。学校で学習した後、塾でeトレの標準シリーズや問題集を使って内容を定着させて、取りこぼしがないようにしています。

最初は、入門シリーズを予習に使うとは考えていませんでしたが、eトレスーパーバイザーに「予習用に使うこともできる」とアドバイスをいただきました。そのおかげで、予習から定着までの流れができつつあります。

eトレの「ラーニング」で抜き打ちテスト
生徒に合わせた指導を目指して日々奮闘中

eトレ学習で何か工夫していることはありますか。

eトレの良さに「ラーニングプリントの充実」があると思います。各単元にそれぞれ収録されており、何より内容がよくまとまっているので、重要事項の漏れもありません。

このラーニングを活用した「抜き打ちテスト」を始めました。ラーニングの内容をきちんと理解できているか確認するため、抜き打ちで内容を私に説明してもらいます。いつテストされるか分からないため、「大事なところにマーカーを引いて覚えよう」「自分で理解しよう」と努力する姿があちこちで見られるようになりました。

▲教室風景

eトレ演習の成果で、テストで毎回高得点を取る生徒も
勉強の計画を立てる自立性も育ってきました

eトレ導入以降、どのような成果が表れていますか。

eトレは宿題にも使用しています。生徒にどこを学習するか決めさせていたところ、「今日はここまでやったから、次回はこの単元までやってくる」と、自分で宿題の計画を立てる自立した思考ができてきました。

2学期に入り、学校のテスト結果にも効果が表れ始めました。小学6年生の生徒は、eトレのチャレンジ問題がスムーズに解けるくらいまで類似問題に繰り返し取り組み続けたことで、毎回高得点を取れるようになりました。中学2年生で、数学が得意で80点くらい取っていた生徒も、難易度の高い問題を含めた反復学習により、さらに得点が上がりました。eトレは得意科目の強化にも役立っています。

解いたプリントのファイリングで生徒に満足感を与える

eトレ導入後半年足らずですが、演習量を確保するという目的は達成できていますか。

生徒が学習を進めやすく、導入当初の狙い通り、演習量は大幅に増えていると思います。18万ページ100万題も収録されているので、どれだけプリントを解いても、まだまだプリントがある、という感じですね(笑)。

解いたプリントがどんどんたまっていくことで、「自分はこんなに勉強したんだ」と達成感を味わえているようです。ファイルがいっぱいになったら、家に持ち帰らせているので、保護者の方に「うちの子は塾でこんなに勉強しているんだ」と満足していただけています。

▲生徒ごとにプリントをファイリング

eトレ導入以降もより良い運用方法を模索
「学習記録表」や「個人診断票」の活用も視野に

今後の展望、意気込みをお願いします。

秋のeトレユーザー会で他塾の指導方法を聞き、今後はもっと個人面談をしていこうと考えています。そのためにeトレの学習記録表や個人診断票など、学習の状況や結果が分かりやすく説明できる帳票類を活用していきたいです。導入当初から、eトレには得点入力をしているので、今すぐにでも使えるのではないかと思います。

塾の方針として、自立型学習を通じて「考える力」を身に付けさせて、将来社会に通用する人間になってほしいと考えています。すでにeトレによって、学習内容を自分で考える、ラーニングを自分で理解しようとする、といった自立型学習が身に付き始めているので、今後もeトレを活用して、もっと自立した生徒を育てていきたいです。

■自立型個別指導塾Hopes(徳島県徳島市)


2019年10月取材 (eトレTimes 2020年新春号掲載)