徹底的なeトレ演習の積み重ねにより、定期テスト400点超えが続出

吉田塾 昭島教室 様(東京都)

東京都昭島市で小学生から高校生までの指導を展開している吉田塾昭島教室。生徒の演習量確保、高校生への全科目指導を目的としてeトレを導入しました。「分かるまで」「できるまで」徹底した面倒見で、とことん生徒と向き合った教育を実践しています。

理想とする指導のために開校
点数と合格に徹底してこだわった指導方針

開塾のきっかけを教えてください。

以前は大手進学塾に勤めていましたが、指導をしていく中で、自分が子どもたちに教えたいことがどんどん増えていきました。自分で教室を持つことで、子どもたちにしてあげたいことを実現できるのではないかと考えるようになり、数年前に独立し、この教室を開きました。

勉強をする上で「楽しい」「面白い」という要素はとても大切です。ですが、それだけで終わっては意味がありません。そこから先のテストで80、90点取れるようになり、志望校に合格できるような力をつけていくことが重要です。「できる=結果が出る」であることを味わわせたいという思いで、日々の指導に取り組んでいます。

▲吉田昭久 代表

不足した演習と高校生対応が悩みの種
eトレの導入により、解決の糸口をつかむ

eトレを導入したきっかけを教えてください。

通常の授業ではテキストを持たせていますが、それだけでは演習が不足していると感じていました。テキストを3、4冊持たせることは簡単ですが、持ち運びが大変ですし、何より生徒のやる気を削いでしまいます。

また、中学を卒業して塾を辞めた生徒が、高校に進学して半年ほどすると「学校の授業についていけない…」と戻ってきます。戻ってきてくれること自体は大変うれしいのですが、高校の指導をできる先生は少ない上に、さらに定期テストでの結果を求められる、すなわち全教科対応を希望する生徒が大半でした。

そういった悩みを教育開発出版の担当に相談したところ、eトレを勧められました。eトレであれば、一つの単元に「ステップ(リトライ)→チェック(リチェック)」と問題プリントが豊富にそろっており、単元によっては「チャレンジ」、中学であれば「テスト対策」まであります。一つのシステムだけで演習量をしっかり確保できるので、「これは生徒にやらせたい」とすぐに思いました。

高校のコンテンツについても、教材自体が少なく、一つのテキストの問題量は多くありません。eトレはほぼ全科目に対応しているだけでなく、詳しい解説プリント(ラーニング)が各単元に収録されています。指導できる講師が不足している中、生徒が自分で読み進めて勉強できる解説プリントの存在は、非常に心強いと感じました。一昨年の夏のキャンペーン(夏パック)から導入したところ、期待以上の成果が出ました。生徒たちからの評判も良かったため、継続して使用しています。

▲eトレ専用教室「道場」で演習を行います

すべてのプリントを解くことで演習量をしっかり確保
より効果的な運用を目指して日々試行錯誤しています

eトレを使ってどのように指導していますか。

中学生は、少人数制の一斉指導に加え、昨年の10月から中3のみを対象としたeトレクラスを試験的に始めました。毎週火曜・木曜の18~19時半の時間帯で、eトレで高校入試レベルの問題プリントにひたすら取り組みます。科目はこちらから「今日は社会の日、理科の日」など指定しています。合格・不合格にかかわらず、ステップ・リトライ・チェック・リチェックと、すべてのプリントを解かせることで、圧倒的な演習量が確保できています。

eトレにひたすら取り組む「総合」クラスを4月から運用開始
高校シリーズの解説映像にも期待

4月からは指導システムを変更するそうですね。

eトレ演習クラス「総合」を中学全学年に設置する予定です。一斉指導で学習した内容のうち、生徒の学習状況に合わせて、個別に演習カリキュラムを組んでeトレで演習します。その内容がきちんと定着できていれば、普段一斉指導で学習していない科目もeトレで演習できるようにするつもりです。「総合」は一斉指導を1科目でも受講していれば、無料で受講できます。もちろん自由参加ではなく、受講する場合はあらかじめ申請してもらいます。

「総合」はチューターを配置し、採点のみ行い、質問等は一斉指導時や講師の空いた時間に受け付けるつもりです。あくまで演習量を増やすことを目的としています。

また、高校生についてはeトレをメイン教材にするかどうか検討中です。高1の生徒がとても多いのですが、中堅の都立高に進学したにもかかわらず、定期テストで赤点の30点すれすれという生徒がとても多いです。そういった生徒たちの点数の底上げや内申を上げることを考えると、eトレがぴったりではないかと思っています。さらに解説映像も追加されるということなので、より自立型学習に活用できるのではないかと、今から楽しみです。

▲4月からの時間割(中学生)

とことん演習するテスト対策は大好評
400点超えする生徒が続出しています

定期テスト対策はどのように実施していますか。

定期テスト前の土日を使って行っています。各学校・学年のテスト範囲に合わせて、eトレでひたすら演習します。学年ごとに時間を区切ってはいますが、範囲のeトレプリントが終わったら帰って良いということにしています。つまりは、終わらなければ、解き終わるまでは帰れません。今まではテキストに付属されたテストを使っていましたが、問題量が足りていませんでした。しっかり演習できているので、着実に結果へと表れています。

演習と指導を切り離すことで円滑な演習授業を展開

どのような入試対策を行っていますか。

中3の火曜・木曜のeトレクラスを入試対策として行っており、冬期講習でも引き続き行うつもりです。このクラスは、来年から専任となる講師が担当しています。ステップ・リトライは自己採点、チェック・リチェックは講師が採点します。10人以上いるため、詰め込んだ指導をしてしまうと、採点の際に列となってしまいます。そのため、講師は丸付けと声掛けに注力し、分からないところは別で解説をするようにしています。1月末からは土日を使って、過去問演習も始めようと考え中です。

▲「冬の目標シート」をご活用!

演習する習慣をeトレで構築
1枚ずつ印刷される仕組みは楽しんで学習できる効果も

eトレを導入して良かった点を教えてください。

先述の通り、とにかく問題量がとても増えたことで、演習不足が解消されてきました。今の子どもたちは本当に演習が足りていません。学校でもそんなに宿題が出ないと言いますし、近所の小学校では宿題がなんとゼロ。勉強したい・したくない以前にやるものが無くて、本当に困っていました。eトレであれば、プリントを1枚解いたら、わんこそばのように「はい、次!」とすぐに出せるので、テンポ良く枚数をこなせていますよ。

また、小学校低学年への対応や、中学受験生への計算演習など、基礎学力をしっかり定着させるために、昨年4月に小学ユニットを追加しましたが、こちらもしっかり活用できています。

eトレを活用した新たな教室展開を視野に
ニーズに応え続ける姿勢は地域でも評判

今後の展望をお聞かせください。

来年からは「日本看護医療予備校」との2枚看板にしようかと思案中です。福岡が拠点のフランチャイズで、全国でもまだ5、6箇所しかありませんが、今後のニーズは期待できます。受験に必要な数学ⅠA・ⅡBの学習にもeトレが活用できるので、少ない経費で運営できるのではないかと考えています。

また新たに2校舎目の開校も検討しています。一緒に教室運営してくれる方が見つかれば、すぐにでも物件探しから始めたいと思います。

▲教室入口

■吉田塾 昭島教室(東京都昭島市)


2019年12月取材 (月刊eトレ 2020年3月号掲載)