【集団授業+eトレ自立型学習のハイブリッドコース】テスト前に150枚以上解いて、5教科200点以上達成

スタディルーム 様(静岡県)

静岡県浜松市浜北区にあるスタディルームは、今年でeトレを導入して17年目のベテランユーザーです。 リーズナブルな価格設定でありながら、集団授業とeトレ個別演習の両輪で、生徒の「分かる」を「できる」に変える指導を実現しています。

中学部では集団+eトレ個別演習のハイブリッドコースを提供

指導形態を教えてください。

小学部では、少人数・無学年制の個別演習指導を行っています。塾への要望が多様化していることもあり、科目ごとにさまざまなメニューを用意しています。学校に合わせて勉強したい生徒や、学校とは関係なくどんどん先へ進めたい生徒、まずは楽しく勉強する習慣を身に付けたい生徒など、学びたい形に合わせた教材を使用して指導しています。eトレもその一つで、特に教材の少ない低学年の生徒には重宝しています。メニューも、テキストでは進まないと思った生徒はeトレに切り替えるなど、臨機応変に対応しています。

中学部では、集団授業とeトレを利用した個別演習指導と2つの学習プランを提供しています。集団授業で「分かる」授業を行い、その「分かる」を「できる」にするための個別演習指導を組み合わせた『ハイブリッドコース(集団+eトレ)』をお勧めしています。料金も、それぞれ単体と比較してハイブリッドの方がお得だと感じられる設定にしています。そのため、9割くらいの生徒はハイブリッドコースを受講していますよ。

当塾では基本的には宿題を出しません。生徒たちも宿題は嫌がります。それならば、塾に来てeトレで個別トレーニングした方が、家で宿題をやるよりも何倍も良い勉強ができますよ、と入塾面接ではハイブリッドコースの受講を促しています。通う回数が増えることでちょっと大変にはなりますが、集団とeトレを同日に受講するなど、みんな工夫して通塾しています。

▲戸田光彦 塾長

1コマ40分と集中できる授業設定
推奨時間帯を設けることで指導の合理化を図る

かなり細かい時間割ですね。

小中学部とも1コマ40分で設定しています。そのくらいの時間であれば、小学生低学年はもちろん、勉強が苦手な生徒でも集中して取り組めます。eトレを活用した個別演習は1日8コマ設定し、いつ受講してもいいことにしています。学年ごとに受講推奨時間帯を設けていますが、一緒に通う兄弟や送り迎えをする保護者の方の都合に合わせて選ぶことも可能です。

中学部の個別演習では推奨時間帯を今まで設けていませんでしたが、あえて決めることで、集団で指導した内容を全員が一斉にeトレで復習できるなど、指導の合理化が図れるのではないかと考え、今年より中1は火曜、中2は木曜、中3は金曜の6・7限を推奨時間帯としました。

eトレを導入して17年目 進化を目の当たりにしてきました!

eトレ導入のきっかけを教えてください。

開校5年目にeトレを導入したので、もう17年目になります。週2回の集団授業だけでは学力が伸び悩む生徒や、集団授業は合わない生徒など、個別指導へのニーズが高まっていました。そこで土曜日に個別補習コースを設け、個別に指導を行おうと考えたときに、学習しやすいシステムがあった方がいいだろうと、eトレを導入したと記憶しています。

年を追うごとにさまざまな要望を投げ掛けていますが、勉強が苦手な生徒でも学習しやすい『入門シリーズ』や、小学シリーズで細かく手厚いプリントが追加されたおかげで、どんどん使いやすくなっていきました。受験対策としてハードルの高い問題をやりたい生徒や、まずは勉強することに慣れていきたい生徒など、いろいろな生徒に合わせて活用できます。今では、一人ひとりに合わせた学習ができるという点が、入塾面接でのアピールポイントとなっています。

理解➝定着➝実践を繰り返すサイクル学習で、学力向上をサポート

定期テスト対策はどのように行っていますか。

ハイブリッドコースを受講していれば、英語・数学は集団授業で学校の先取りを行っているため、テスト前にはゆとりができます。そこで、テスト3週間前からは、週2回の通常の集団授業と日曜特訓を合わせた、週3回の集団授業で理社の映像授業を行います。個別演習指導では、eトレでテスト範囲に合わせたプリント演習をします。それに加えて、テスト問題を意識した自作の到達度テストで、集団で理解し、個別演習で定着させたことを上手にアウトプットできるか実践トレーニングをしています。

さらに、テスト3日前からはeトレを使った『直前毎日特訓』を実施しています。各学年1日1回必ず来るような時間割を作成し、3日間eトレ漬けで勉強を行っています。

地域に合わせた3スパンの入試対策
内容はもちろん集団授業とeトレ個別演習のフュージョンで

入試対策はどのように行っていますか。

静岡県では中3の9月初めに1回目の県の学力調査、11月末くらいに2回目の学力調査があり、この2回の学力調査の結果をもとに学校では進路指導を行います。そのため、夏期講習を第1回学力調査の対策期間、9月から11月までを第2回学力調査の対策期間、冬休みから入試直前までが直前講習という形で入試対策を行っています。中3は9月から、土曜午前(8:30~12:30、40分×5コマ)に行う『受験生特訓』を全員原則受講します。

受験生特訓の内容は毎週一律ではありませんが、1限目はeトレなどを使った英単語か漢字の学習と決めています。本来であれば英単語や漢字は家で勉強するものですが、家でやるのは億劫であるという生徒が多いので、授業として1コマ取っています。2・3限が模試の解説をする集団授業であれば、4・5限はeトレの個別演習にするなど、集団とeトレをうまく融合させるようにしています。

声掛けは生徒をやる気にさせる秘訣
eトレは生徒の学力アップに欠かせない『魔法のアイテム』

勉強をやる気にさせるコツは何ですか。

入塾面接では、eトレとは「みんながこれでやる気になって、家で勉強しない子がここでなら勉強したくなる『魔法のアイテム』」だと強調しています。その上で、体験授業では苦手科目ではなく得意科目をやらせて、できたことを褒めてその気にさせます。塾に来て褒められたら、うれしいですよね。まずは通塾しようと思ってもらえるよう、こうした基本的なことをコツコツ続けています。

個別演習中はときどき巡回をして、ラーニングの「練習しよう」が埋まっていれば「よし、できているね!ステップ頑張ろう!」など、小さな褒めや声掛けを継続して行うようにしています。こうした方向性は、他のチューターにも伝え実践してもらっています。

また、「丁寧な説明=分かりやすい説明」とは限らないことを共通認識としています。eトレはラーニングを見ながら自分で進められるので、丁寧に説明をするよりも、たくさん演習させたいと思っています。分かるように簡潔に説明すること、説明したときに生徒が「分かった」と笑顔であることを大切に、チューターには指導してもらっています。

チャレンジ精神とゲーム感覚
生徒が面白がって取り組めるのがeトレの強み

生徒からのeトレの評判はいかがですか。

面白がりながら学習していますよ。次へ進んでいくゲームのような楽しさや、ラーニングがあることで自分の力で進められる可能性が残されているチャレンジ的な要素が、生徒たちにはウケているのではないでしょうか。10分程度で解けるプリントというのも、苦痛に感じることなく勉強できる要因だと思います。

また、個別指導が合わないという生徒からも評判です。1対1で面倒を見てもらいたくはない、本当は自分の力で解き進めたいけど、困ったときに質問できる先生がいるような環境で学習できるeトレはぴったりの教材ではないでしょうか。

▲外観

地元で育った塾長ならではのふるさとへの熱い想い

今後の抱負や意気込みを教えてください。

塾生を何名にしたいとか、2教室目を開校したいという考えはありません。私自身が浜北出身で浜北育ちなので、地元に貢献したいという考えが強いです。そのため、ここ4、5年は『浜北の学習塾 スタディルーム』と謳っています。「浜北の塾と言ったらスタディルームだよね」と言われるくらい、信頼感のある学習の場を提供していきたいです。子どもたちから、ここだったら勉強嫌いだけど頑張れると、満足度の高い塾をこれからも目指して頑張っていきます。

■スタディルーム(静岡県浜松市)


2020年3月取材 (月刊eトレ 2020年5月号掲載)