解説プリントの活用で指導の手間を削減!個人診断票は保護者に大好評

Aoarashi 様(横浜市)

横浜市南区にあるAoarashiでは、「自学自習力を鍛える」というコンセプトを掲げ、小学生から高校生への個別指導を展開しています。生徒の目標を見極めた上で、個々に合った勉強スタイルで学習できるような環境づくりに注力しています。 今回は、個別指導でのeトレ運用ポイントについて、お話を伺いました。

自ら学習に取り組む生徒に育てたい!という思いから
自立型学習を進めやすいeトレを導入

eトレ導入のきっかけを教えてください。

当塾では、「生徒たちが自分の力で解けるよう、自学自習力を鍛える」というコンセプトを掲げています。ところが、疑問点を自分で解決しようとせずに先生からの説明を待って、生徒たちの手が止まっていることが多くありました。それでは自学自習力は身に付きませんし、何より、待っている時間がとても勿体ないと感じていました。

生徒自ら学習を進められる教材を探していたところ、eトレを知りました。eトレには幅広いレベルの問題データベースが収録されていますし、ラーニング(解説)プリントが本当に丁寧に作られているので、どんどん自分で学習を進められます。まずは夏期講習で試してみようと、昨年の夏のキャンペーンに申し込みました。急にプリントでの学習に切り替えたことで、生徒たちは戸惑うかなと心配したのですが、次々に解き進めていく姿に驚き、自塾に合う教材はこれだ!と確信できました。翌年から切り替えようと準備を進め、今年の春から正式に導入しています。

▲後藤正和 塾長

ラーニングプリントを活用することで、自ら問題に取り組む姿勢を育む
余計な解説を省け、指導も最小限に

eトレを導入してからの生徒の変化はいかがですか。

まず、理系科目はラーニングプリントを読んで自ら考えさせることを徹底しています。そうすることで、今までは先生の解説待ちをしていた生徒たちが、ラーニングを読みながら自分でプリントを解き進めようとするようになりました。解説を待つ時間が減り、さらに我々が一から教える手間が省けるようになったので、手が止まっている生徒へのフォローを今まで以上にしっかりと行えています。eトレを導入したおかげですね!

文系科目はラーニングを使いながら、まずは説明をします。その後、ラーニングに書かれている内容をノートに写させて、手で書いて覚えさせるようにしています。それが終わってから演習に取り組ませているので、スムーズに問題を解いていますよ。

▲堀哲史 副塾長

中3生はeトレの学習計画機能を活用したカリキュラムで、
5教科をリズム良く学習できる夏期講習を実施

講習期間には、どのような形でeトレを活用しているのですか。

講習前には必ず保護者との面談を行い、講習のカリキュラムを決めていきます。今年の夏期講習では、個別に生徒と相談しながら、eトレの学習計画機能でカリキュラムを組んで、保護者面談で提示しました。学校のペースに合わせてカリキュラムを組む生徒もいれば、前学年の内容に戻って復習を中心に行う生徒もいるなど、個人に合わせた夏期講習になったと思います。もちろん講習期間中は、通常指導している教科以外でも、希望があれば追加で指導しています。

中学3年生だけは、こちらで5教科のカリキュラムを作成し、夏期講習で取り組ませました。入試対策として1・2年生の復習を中心に行いましたが、ずっと同じ教科だけをやらせてしまうと生徒も飽きてしまいます。そこで、英語を1単元終えたら次は数学など、5教科を織り交ぜた学習計画にしたことで、全員がリズム良くこなすことができました。

こなした分だけ「ポイント」として還元
生徒を楽しませる工夫で集中力、やる気が継続!

教室を盛り上げる秘訣を教えてください。

以前からクリスマス会などのイベントは多く実施しています。昨年の夏は「とにかくたくさん問題を解こう!」という目標を立て、eトレを使った勉強会を行いました。頑張りに応じて景品と交換できるようにしたところ、大盛況でした。そこで、通常授業でも解いたプリントの枚数に応じてポイントを貯められるようにしています。教室が盛り上がり、解く枚数も全体的に増えていますよ。

ただ塾に来て、勉強するだけではつまらないじゃないですか。目の前に小さな目標があるだけでも、生徒達にとってはやりがいの一つとなっていると思うんです。あくまでも、ポイントは努力に対しての評価と位置付けているので、プリントをこなすだけではポイントはもらえません(笑)。努力しているかどうかが重要で、そこを見極めるために、生徒たちをしっかりと見ることは常に意識しています。

▲eトレのポイントカードを活用

導入後の定期テストで100点アップ
保護者からも大好評なeトレの学習効果

保護者対応はどのようにしていますか。

eトレ導入当初は、月ごとに解いたプリントを束ねてお渡ししていました。自分の子どもはこんなに解いたのか!と驚かれていたのが印象的ですね。最近では個人診断票を出力して、学習状況を月ごとに報告しています。個人診断票はレーダーチャートで成績が見えるので、食いついてしっかり見てもらえています。また、eトレを導入した後の定期テストで5教科合計が100点アップするなど、さっそく成績が上がったことで、保護者の方からも喜びの声をいただいています。

保護者面談は講習会の前に行いますが、保護者との公式LINEアカウントを用意していて、こまめにやり取りを行っています。面談がない時でも生徒の普段の学習状況などを報告するようにしており、朝6時に保護者から連絡が来ることもありますよ(笑)。教室内で何かしらの問題が起きたときも、保護者から連絡が来る前にこちらからアクションを行うよう心掛けているので、クレームもほとんど起こらないですね。 公式LINEアカウントは、中学生と高校生の生徒向けにも開設しています。学校の授業や家庭学習で分からないことを自由に聞けるようにしています。

▲教室外観

勉強したいという生徒の要望に応えるため、教室規模の拡大を視野に

今後の意気込みなどを教えてください。

今年立てた目標の在籍生徒数まであと少しなので、まずは目標人数を達成させたいですね。

また、生徒から自習しに来たい、コマ数を増やしたいという声が増えてきているのですが、スペースが限られているので、席を確保してあげられないことが多いです。勉強したいという生徒たちの要望に応えるためにも、次のステップとして、教室を拡大したいと考えています。そして末永く、この場所で子どもたちと一緒に、この地域を活気づけていきたいと思っています。

■Aoarashi(神奈川県横浜市)


2020年10月取材 (月刊eトレ 2020年12月号掲載)