eトレで何度も繰り返し解かせることで、学年1位の生徒を輩出!

名学館 小牧新町校 様(愛知県)

「勉強をしているのになかなか成績が上がらない」。こうした生徒や保護者の悩みに応えるべく、塾長自らすべての生徒を指導し、学習の仕方から徹底的にサポートを行っています。今回は、eトレ運用方法や保護者対応の秘訣についてお話を伺いました。

勉強をしている子どもたちを塾長自らが指導
充実した内容の解説「ラーニング」がeトレ導入の決め手

本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。早速ですが、指導方針や教室運営におけるコンセプトをお聞かせいただけますか。

「テスト前にはワークなどを自分なりにしっかりやっているのに、成績が伸びない」、よく聞く話かと思います。そういった子どもたちに共通するのは、勉強のやり方がそもそも分かっていないということです。そこで、学習方法からしっかり指導してあげたいと思い、名学館小町新町校を15年前に開校しました。

当塾の最大の特長として「塾長が直接教える個別指導」と謳っています。と言いますのも、開校当初は1対5の個別指導を行っていましたが、それぞれのブースでの様子や、生徒一人ひとりの理解度や学習状況を、私がしっかり把握することが非常に難しいという問題がありました。

そもそも講師を集めることが大変なので、それならば講師に頼らない運営ができないかと考えるようになりました。そんな中eトレと出会い、今では塾長+チューター1~2人で生徒20人のグループ個別指導を行っています。

▲吉澤潔 塾長

eトレと運命の出会いを果たしたということですね。eトレ導入の決め手は何でしたか。

単元の要点をまとめたラーニングプリントですね。問題の多さも魅力的でしたが、他に比べて圧倒的に説明が多いのにはビックリしました!これであれば、私一人でも多人数に対応できるのではと思いました。

また、eトレを導入している他校舎に見学にも行きました。そこでは塾長がメインで指導しながら、生徒全員の動きをしっかり見ることができており、これを真似れば自分がやりたい塾運営ができると確信し、導入することにしました。

eトレ演習を中心とした20人ほどのグループ個別指導を展開
生徒のモチベーションを高めるのは、チューターによる前向きな声掛け

しっかりイメージを持っていただけたことで、スムーズに運用につなげることができたんですね。それでは、実際の運用方法について教えてください。

先述の通り、私以外にも卒塾生であるチューターが1~2人いる中で、学年や学習する科目もばらばらの20人程度の生徒が学習をしています。

生徒が来たら最初に宿題の答え合わせから始めます。丸付けが終わったら確認し、その出来によってその日の学習内容を決めていきます。宿題がしっかりできていれば続きのプリントを、できていなければラーニングや類題プリントを解き直します。解き進める中で分からない問題があったときは、いったん飛ばして進め、自己採点後に個別に先生から教えてもらいます。その後正答数を入力し、続きのプリントに取り組みます。この繰り返しで、たくさんの演習量をこなしていきます。

曜日 火 ~ 土(日月祝休み)
時間割 ①16:30 ~ 19:30 小学生 左記時間帯のうち1時間、もしくは1時間半
中学生 左記時間帯のうち2時間
②19:30 ~ 21:30 中学生のみ(2時間)

※高校生は自学自習で通い放題

理想的なeトレの運用を実践していますね! 授業中はチューターもいるとのことですが、どのような役割をしているのでしょうか。

第一は生徒への声掛けですね。特に手の止まっている生徒には「分からない問題があったら、とりあえず飛ばして次の問題をやろう!」と先へ進むよう促します。もちろんたくさんプリントを解いている生徒がいれば褒めるなど、机間巡視しながら、前向きに学習できるような声掛けをお願いしています。

第二は、個別の指導です。分からないところは私(塾長)が指導するのですが、細かく指導しなければいけない場合はチューターに個別の指導を任せます。私が全体を見ることを優先しているので、個別の指導はチューターが行う。こうして役割を分担することで、円滑な運営ができています。

また、プリントの選択はチューターに任せず、私がすべて行います。生徒の全体の学習状況をしっかり把握し、きめ細かな対応を徹底するためにも、こだわっている部分です。これにより、一人ひとりに最適なプリントを提供できています。

「解いた分だけできるようになる」と実感できるeトレは唯一無二のアイテム
日頃から演習を積み重ね、学年1位になる生徒も

eトレで生徒の学習状況や弱点をしっかり把握できるからこそ、こうした対応が可能なんですね。話は変わりますが、eトレで気に入っているポイントがあれば教えていただけますか。

うちは進学塾というよりは補習塾としての役割が大きいです。そのため、勉強の苦手な子どもたちも多く集まってきています。そうすると、つまずいているところまで戻って学習する必要がありますが、eトレであれば学年を跨いで、その生徒に合わせたプリントを簡単に出すことができるので助かっています。

また、勉強ができるようになるプロセスに、「反復練習」は必要不可欠です。その点、eトレは自然に繰り返し演習を積み重ねることができ、学習方法を身に付けさせるのにピッタリなので、重宝しています。

生徒も「eトレで何度も解けばできるようになる」と信じていますし、実際できるようになっているので、根気強く学習を続けられていますね。こうして解きながら「できるようになる」と実感できるのは、他の教材ではできない経験だと思います。

実際、1日平均5~6時間ほど塾に来てeトレで自習している生徒がいましたが、その生徒は学年順位が常に一桁で、3年生の2学期期末ではついに1位になりました。日頃からしっかり勉強時間を確保することを意識していたということで、「やった分だけ力になる」を具現化した印象的な事例ですね。

やはりできるようになるには、方法を学ぶだけでなく実際に何度も解くことが必要ですよね。保護者からの評判はいかがですか。

いちばん保護者から喜ばれているのは、「やり直し用のプリント」があることです。類題であっても、言葉が変わっていたり、数字が変わっていたりするなど、答えを丸暗記しても解けない構成になっているので、しっかり解き直しができる良いシステムだと評価していただいています。

また、解いたプリントを綴じて持ち帰らせているので、こんなに解いているのか!と驚かれる保護者の方は多いです。塾でしっかり勉強しているという理解を得られやすいのもeトレの良さですよね。

日々の情報共有が保護者との信頼関係には必要不可欠

保護者の方からも支持されていると聞きうれしいです。保護者への対応でこだわっていることはありますか。

当たり前のことですが、こまめに連絡を取ることですね。振り返り学習が必要な生徒の多くは、なかなか簡単に定期テストの点数に直結しません。それでも、「お子さんは今こんな状況なので、こういった学習をしている」といった報告を密にしていくことで生徒の状況をしっかり理解してもらえますし、私が直接指導を行っているからこそ、保護者の方も納得してくださいます。

報告はLINEで行うことが多いですが、保護者がお迎えに来ているときには積極的に声を掛けるようにしています。こうした地道なやり取りが保護者からの評価につながり、口コミにもつながります。現在通塾している塾生の半数以上は口コミによるものです。

塾長が普段から指導しているというのは保護者の方からすると安心感がありますよね。最後になりますが、今後の抱負をお聞かせください。

今後は小学生の集客にも力を入れていきたいと考えています。そのために学習塾だけでなく、プログラミング教室など間口を広げることも視野に入れています。小学生から高校生まで継続的に通ってくれる学習塾の運営を目指していきたいと思います。

■ 名学館小牧新町校(愛知県)


2022年7月取材 (eトレTimes2022年秋号掲載)