生徒一人ひとりに寄り添う高い個別対応力で、大手塾と差別化!さらにテスト対策では、受講しやすい工夫を凝らし、高い受講率と収益アップを実現

個別指導のセタナカ 様(東京都)

東京都世田谷区にある個別指導のセタナカでは、自ら学ぶ姿勢を身に付けさせたいという思いから、eトレでの集団個別指導を実施。一人ひとりの目的・学力に応じたカリキュラムを提供するなど、手厚い個別対応を展開しています。今回は、中西塾長が日ごろから実践する、生徒の自立を促す工夫と教室の収益アップにつなげる方法の両面から、教室運営の秘訣についてお話を伺いました。

生徒が自ら成長していける環境づくりと、一人ひとりに寄り添った個別対応が魅力

教室の指導方針を教えてください。

先生があれこれ教えてやらせるのではなく、生徒が自ら学ぶ姿勢を身に付けることを目標としています。きっかけは「養とは涵育薫陶して其の自ら化するを俟つを謂うなり」という孟子の言葉に感銘を受けたことです。私はこれを、「人を育てるというのは、言ってやらせることではなく、その人自身がいろいろ感じ、吸収しながら変わっていくのを待つこと」と捉え、指導の指針の一つにしています。

授業内ではeトレの操作から丸付け、宿題の選定までを生徒自身にさせることで自立学習の姿勢を育み、高校や社会に出ても主体的に行動していけるよう導いています。

また、個々の学力に応じて単元を調整するなどの個別対応をきちんと行い、大手塾との差別化を図ることで、兄弟での通塾や口コミを増やし、地域に根差した教室運営を行っています。

▲中西哲郎 塾長

一人でも運用に困らないeトレだから、生徒との接点を意識した指導も実現できる

eトレを導入しようと思った決め手を教えてください。

eトレなら、生徒が自分の力で学習を進めやすく、私一人でも運用に困らないと感じたため導入を決めました。演習量が確保できるだけでなく、生徒自身でeトレを操作しプリントを印刷して学習するといった動きがあり、さらにその中で生徒との接点をつくりやすいので、重宝しています。そして、その接点の一つが合否判定です。たとえ不合格でも「惜しい!頑張れ!」という音声で生徒を後押しできることに加え、プリント毎に判定のタイミングがあることで、先生から生徒への声掛けがしやすいのが魅力です。生徒とのコミュニケーション頻度が自然と高まり、前向きな学習を促せています。

プリントの印刷から丸付けまで一貫して取り組ませ、自立を促す

それでは、普段のeトレ運用について教えてください。

小学生から高校生までの学年・教科混在で、グループでの個別演習指導を実施しています。そのうち6割が数学と英語の2科目に取り組む中学生です。生徒に合わせた個別の学習カリキュラムを作成しますが、eトレの学習計画機能を使うと手間なくカリキュラムが組めて助かっています。授業は自立学習で、プリントの印刷から丸付けまでを生徒自身に取り組ませています。その上で、生徒とのコミュニケーションの機会を減らさないよう、確認テストのみ先生が丸付けをします。

また宿題については、生徒自身に取り組む内容を決めさせています。今の自分にとって必要な学習は何かを考え、理解した上で取り組むことが大切だと考えているためです。

定期テスト対策コースの開設で収益面でも効果大
利用者の選択肢を増やすことが成功のカギ

テスト前には通常の授業にプラスして、対策用のオプションコースを設置しているとお聞きしました。具体的に教えていただけますか。

テストの約3週間前から定期テスト対策コースを設置しています。学校ごとのテスト範囲をベースに目標点や苦手な問題形式などを考慮して、生徒ごとのテスト対策カリキュラムを作成し、演習させます。例えば60点目標の生徒には基礎問題を集めたカリキュラム、80点目標ならまとめ問題+応用問題で効率的に復習させるなど、個に合わせて調整しています。

以前は、講座の日程を1つしか設けていなかったことで、部活などさまざまな理由からスケジュールが合わず、受講してもらえないという課題がありました。そこで、毎週決まった曜日と時間に来られる生徒には3週間前から週1コマずつ、部活動でなかなか直前まで時間が確保できない生徒には直前1週間で3コマなど選択肢を広げ、誰もが受講しやすいコースに変更しました。すると、たちまち受講生も増加。利用する生徒や保護者にとっての選びやすさが大切だと学び、それからは日々変化していける柔軟さを大事にしています。

経験をもとに今のスタイルができているのですね。他にも工夫していることがあれば教えていただけますか。

定期テスト対策コースは科目単位で販売し、普段受講していない科目でも単発で受けやすくしています。さらに、1科目60分×3回、もしくは90分×2回をベースとし、追加もOKという形にしました。すると、受講率が上がり、収益アップと生徒の成績アップの双方で成果が出ています。

eトレは解説から確認テストまで段階的に学べて、苦手克服に最適

これまで印象に残っている生徒とのエピソードを教えてください。

化学のテストで赤点を取ってしまったという卒塾生の保護者からの連絡がきっかけで、急遽対策授業をしました。対策授業は全4回、すべてeトレのプリントで行いました。驚いたのは、初回の15分ほどの説明以外はラーニング(解説プリント)を読みながら自力で学習を進められたことです。もともと中学時代にeトレで学んでいたこともあり、糸口をつかめれば、すらすら理解ができるようになりました。そして、次のテストではしっかり点数アップを達成!eトレプリントなら解説から確認テストまで1つずつ先に進められるので、科目への苦手意識ができてしまった生徒にとっても、効果的だと実感しましたね。

苦手克服のきっかけに携われているとのこと、うれしいです。ところで、お気に入りのeトレプリントはありますか。

中学数学や英語の入門です。基礎を学習させやすいという点もそうですが、簡単な説明や問題が一目で確認できるので、苦手意識のある生徒でも、シンプルで理解しやすいです。1枚のプリントで要点をしっかり確認できることが、入門の使い勝手の良さですね。

地域の生徒たちの学ぶきっかけをつかめる塾で在り続ける

最後に今後の展望、意気込みなどをお願いします。

勉強に課題を感じ、力を伸ばしたいと思っている生徒たちが学ぶきっかけをつかめる場所で在り続けます。そして、卒塾生が大人になってふと教室の前を通りかかったとき、まだこの塾やっているんだと懐かしめるような場所であることが理想ですね。生徒たちと一緒に勉強できる時間を少しでも長く続けられるよう、今後もこの地域に寄り添った教室運営をしていきます。

■ 個別指導のセタナカ(東京都)


2022年6月取材 (月刊eトレvol.80掲載)