2024.05.08
教室アピール
eトレ演習をスムーズに進行! ~eトレチューターの心得~
eトレ演習をより効果的なものにするためには、演習にふさわしい教室の雰囲気と、チューターの適切な生徒対応が欠かせません。けじめをつけ、緊張感を持たせるなど、生徒をコントロールするだけでなく、生徒のモチベーションを常に高い位置でキープさせるための声掛けなど、eトレ演習にチューターは必要不可欠です。それでは、生徒対応や演習の進ませ方のポイントなど、チューターの心得をご紹介します。
生徒をやる気にさせて塾の評判を上げる 6つのチェックポイント
1.人気チューターは「褒め上手」
生徒は1回の演習授業の中で、何度も合否判定を埋めます。合格判定が出たときこそ、生徒の心を掴む絶好のチャンスです!「さすがだね!」「すごいじゃん!」などと少し大げさなくらい一緒に喜んで、生徒の気持ちを盛り上げましょう。そうすることで、さらなるやる気アップにつなげます。
2.人気チューターは「励まし上手」
1のように合格が続けばいいのですが、不合格の場面もあるはずです。そんな場面でも生徒を盛り上げるチャンスです。「これで弱点が発見できたね。ラーニングを見直してから、リトライに挑戦しよう!」など、力強い励ましが生徒の心を掴みます。
また、間違えたところを細々と指摘するのではなく、まずは前向きな気持ちにさせることを優先させましょう。例えば10点中4点でも、「6問間違えた」ではなく、「4問も解けた」ことを強調するなど、勉強に対してプラスのイメージを持たせることを意識してみてください。
3.人気チューターは「乗せ上手」
生徒を盛り上げる場面は、①②のような合否判定のときだけではありません。新しく単元を選んでラーニングを渡すとき、その次にステップ1のプリントを渡すとき、とにかくプリントを渡すときには「順調だね、この調子!」など、どんどん声を掛けましょう。
また不合格が続いているときなどは、解いているプリントの枚数を褒めてあげましょう。「今日は5枚も解いたんだ、すごいじゃん!頑張ったね」など、努力を認めてあげることが、生徒のやる気と先生への信頼につながります。
4.人気チューターは「けじめ上手」
いくら声掛けと盛り上げが大切とは言え、生徒同士が勝手におしゃべりして教室が騒がしくなってしまっては意味がありません。授業開始や終了時にはしっかり挨拶を行い、おしゃべりとしている生徒にはしっかりと注意をする。そうしたけじめのある授業だからこそ、eトレ演習の成果も上がります。褒めと叱りを使い分け、けじめのある演習授業としましょう。
5.人気チューターは「報告上手」
通常授業を行う先生とeトレチューターが異なる場合、双方のコミュニケーションがとても重要です。不合格が続いた生徒や、授業態度が良くなかった生徒がいた場合、確実に担当の先生に報告してフォローしてもらいましょう。もちろん合格が続いて絶好調の生徒など、プラスの報告もしっかり行い、担当の先生から褒めてもらうことも、生徒のやる気を高めるのに効果的です。連携を密にして、生徒をしっかりフォローアップしていきましょう。
6.人気チューターは「おしゃれ上手」
おしゃれ上手と言っても、決して今どきのファッションをするという意味ではありません。教室の外から保護者が見たとき、落ち着いた先生らしく見える服装をしましょうということです。せっかく上手eトレ演習をコントロールして生徒を盛り上げていても、服装だけでだらしなく見えてしまったら、塾としても大きなイメージダウンです。本物の先生と思われるよう、服装や身だしなみには気を配りましょう。
スムーズなeトレ演習 よくあるQ&A
Q.採点と得点入力に時間がかかり、プリント待ちの列ができてしまう
A.プリント待ちの列ができる原因は主に次の2つです。
①先生がすべて採点している
小学生であれば、1年生以外はステップ・リトライの採点は生徒自身にさせ、チェック・リチェックのみ先生が採点するのがおすすめです。中・高校生であれば、すべてのプリントを生徒自身に採点させましょう。
間違いを自分で見直させることが、自立型学習を進める上で大切です。
②授業中にその場で単元を選んでいる
単元の選択は慣れていないと、なかなか難しいものです。学習計画機能でカリキュラムを事前に作成し、先生が学習内容をリードししてあげましょう。生徒はカリキュラムに沿って学習を進め、都度単元を選択する必要はありません。
Q.手が止まっている生徒、解説を必要とする生徒に対応していると、一人では回せない
A.その原因は「教え過ぎ」かもしれません。
eトレ演習授業は、自学自習で演習を進めることを前提としています。そのために解説「ラーニング」プリントがあり、模範解答にも必要に応じて解説を記載しています。「まずは自分で考える」習慣を身に付けさせるためにも、次の対応を心掛けましょう。
①「ラーニング」を見ながら解かせる
分からない問題については、まず「ラーニング」プリントを見ながら解くように指示しましょう。暗記科目などは、ほとんど答えが出ている場合もありますが、それを書き写して覚えることも、立派な勉強です。
②分からない問題は飛ばして、できる問題だけ解かせる
①のやり方で3分考えても分からないようであれば、次の問題に進むように指示しましょう。答え合わせの際に「なんだ、そういうことか!」と生徒自身で納得することも多いです。
③それでも分からない問題だけ説明、フォローする
①②のやり方でも分からない問題だけ説明、フォローをしましょう。
このように進めさせることで、自分で解決しようと考える習慣が付き、先生の労力も大幅に減らすことができます。指導熱心のあまり、「教え過ぎ」ていないか、小まめに振り返ってみましょう。