2024.05.01

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~夏期講習成功への助走~夏に向けてさらなるパワーアップを目指しましょう!(1)

はじめてのテストを終え、授業のリズムも体に染みつき始める6月。迫る夏の大イベントである『夏期講習』を成功させるためには、なんといっても1学期中にその塾の評判をしっかり高めておくことが重要です。まずは現状を見つめ直し、今何をすべきか、また何ができるかについて考えてみましょう。

夏までに生徒・保護者との信頼関係を築きましょう

新学期が始まりそろそろ2か月になります。新入生たちも塾の授業に慣れてきた頃ではないでしょうか。最初は緊張していた生徒たちも、だんだんと笑顔を見せるようになり、先生方も生徒の顔を覚えて授業もより楽しくなってくることかと思います。

逆に、先生に慣れてきて授業中の不規則発言や私語が増えてくるのもこの辺りからです。新学期からのこの2ヶ月は、実は塾にとってとても重要な時期です。この時期にしっかりと生徒と先生の関係を作ることができるかどうか、そして、塾の指導方針やルールを生徒に徹底させることができるかどうかで、その塾の評判が決まってくるのです。

また、塾にとって重要な時期というのは、生徒に対してだけではありません。入塾当初は、保護者にとっても子どもが塾で何をしているのかが、とても気になる時期です。子どもが塾から帰ってくるたびに、「今日はどうだった?」「先生はどんな人?」などと質問を浴びせる親も多いのではないのでしょうか。

この時期に生徒が親に対して「塾が楽しい」「よくわかる」とプラスの感想を話せるかどうかが良い評判を立てられるかどうかの分かれ目です。生徒が明るく塾の様子を話せるようであれば、自然に保護者の間でもその塾の良い評判が広がっていき、学校での友達同士の間でもその塾の評価は上がっていくでしょう。

もちろんその逆に、生徒がこの時期に塾に幻滅してしまえば、それはそのまま学校での評判となり、保護者間でも塾の悪い評判が一人歩きします。では具体的には、この時期どんなことに気を付けていけばよいのでしょうか。生徒対応と保護者対応とに分けて、考えてみましょう。

 

ポイント1 生徒は塾の先生の名前を言えますか?

塾の良い評判を立てるためには、もちろん先生方が良い授業をするということは言うまでもありません。そして良い授業というのは、何も教え方が良いというだけではありません。特に新しく入塾する生徒は、最初は不安でいっぱいです。授業中にもしっかりと声をかけ、できるだけたくさん認めてあげることで、積極的に信頼関係を作ることが大切です。

このような気配りのできた授業が、生徒にとって良い授業と言えます。それを続けることで生徒は先生を信頼し、先生の名前を覚え、保護者や他の生徒へと良い評判が広がるのです。

名前といえば、学校や自宅で塾の話題が上がった時、生徒がその塾の先生の名前を知らないようでは、なかなか話は盛り上がらないと思います。塾長先生がお一人で塾を運営されている場合にはあまりないことだと思いますが、塾長先生以外の方がアルバイトの時間講師の場合など、案外生徒はその先生の名前を知らなかったりすることがあるのです。だからこそ先生は、生徒に対して授業時間以外でも積極的に話かけていくことが大切です。

さらに、先生は生徒に対して信頼される指導者でなければなりません。名前を覚え、教育に対する情熱や人柄まで理解することで、生徒はだんだんとその先生のことを信頼し、教師として認めていきます。そして、そういった信頼が、そのままその塾への信頼として、友達や保護者へと伝わっていくのです。

 

ポイント2 保護者に塾の様子は伝わっていますか?

塾の評判を作るのは生徒だけではなく、その保護者の方々でもあります。そして最初に述べたように、その保護者の方々が子供の通う塾に最も関心を抱いているのは、この時期です。その大切な時期に、保護者の方々に対して教室から直接コンタクトは取れているでしょうか。

多くの生徒たちは塾から帰ったあと、母親や父親に塾の様子を話すと思います。しかし、中には塾での様子などを全く親に話そうとしない生徒もいます。また、仮に塾の様子をよく話す生徒だったとしても、生徒の主観によって変わってくるため、時として実際の様子とは大きく異なった形で保護者に伝わってしまう場合もありますよね。

この時期は、保護者同士の日常会話のなかでも、塾の話題は頻繁に取り上げられます。その時に保護者が子どもの通う塾を自慢できるのか、あるいは期待はずれだったと愚痴をこぼすのかで、世間からの塾の評価は大きく変わってしまうのです。

だとすれば、塾の様子を伝える手段が子どもから親への報告というだけでは、あまりにも弱いと言えるでしょう。もちろん、子どもが保護者に対して塾の様子や先生のことを良く話すように仕向けることは最も大切なことです。しかし、それとは別に、ダイレクトなコミュニケーションのパイプを作っておくことも、絶対に忘れてはいけない大切な仕事ではないでしょうか。

 

~夏期講習成功への助走~夏に向けてさらなるパワーアップを目指しましょう!(2)>>後半へ続く