2024.04.03

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~夏期講習を勝ち抜くために~ 自由に選べる多彩なサブカリキュラムでニーズを掴め!(1)

5月になると、生徒募集のビッグチャンスでもある夏期講習の時期が近づいてきます。夏期講習での生徒募集が成功するかどうかは、生徒や保護者にとって魅力的な提案ができるかどうかにかかっています。そのためには科目・内容・日程など多様なニーズに柔軟に対応できるカリキュラムが不可欠です。今回は、よりたくさんの生徒が受講したい、保護者が受講させたいと思うような、夏期講習の付加価値を高める魅力的なカリキュラム設定について、一緒に考えていきたいと思います。

夏期講習に求められているもの

まずは、夏期講習に対する生徒のニーズは多種多様ということを考えなければなりません。例えば中3生の場合、受験に備えて苦手分野をじっくりと復習したい生徒もいれば、難関校突破を狙ってさらなる応用力を身に付けたい生徒もいます。さらに言えば、単元ごとの理解度は生徒によってまちまちなので、より内容を絞った学習を希望する場合もあるでしょう。

このように生徒が夏期講習に求めるものがそれぞれ異なっていることを考えると、共通カリキュラムだけの夏期講習では、そのニーズにどうしても対応しきれません。生徒ごとの目的や理解度に合わせたカリキュラムの提供がどこまでできるかが、魅力的な夏期講習を実現するカギとなります。

そこで、共通カリキュラムとは別に、内容をピンポイントに絞った『サブカリキュラム』を設定してみてはいかがでしょうか。科目はもちろん、生徒の学力や目的に応じた短期のカリキュラムを用意し、生徒が自由に選べるようにします。そうすることで、生徒一人ひとりが自分に合ったカリキュラムを受講できる環境が整います。

生徒の多様なニーズに応えられる豊富なサブカリキュラム。これが夏期講習の付加価値を高め、さらに魅力的なものにしてくれます。

 

充実した『サブカリキュラム』でニーズを掴め

それでは、生徒のニーズに応えるサブカリキュラムとは具体的にどのようなものでしょうか。例えば英語の講座を受講するとしたら、「学校の授業の復習を中心に、文法の基礎をきちんと身に付けたい」、「受験対策として長文読解や英作文などの応用問題にどんどんチャレンジしたい」などといったニーズが考えられます。もちろんこのような状況は、英語だけに限らず、どの科目でも言えることです。

そこでサブカリキュラムには、科目・目的・学力、そして習熟度など、共通カリキュラムとは異なった、あるいは共通カリキュラムを補完するバラエティ豊かなコースをそろえるのです。

   

その1 “内容とレベルを絞り込みましょう

それぞれの科目で、学習する内容を細かく分けたカリキュラムを設けましょう。例えば英語であれば「1学期の単語」、「be動詞」、数学であれば「方程式」、「関数」、「因数分解」などです。

また、同じ復習コースでも基礎と標準などレベルを分け、生徒ごとの習熟度に合わせたカリキュラムを設定します。

このように学習内容が明確でピンポイントなカリキュラムであれば、生徒が希望するものをより選びやすくなります。また集中的にその内容を勉強できるので、学習の効率も良くなります。そして、やり終えたときにも「因数分解ができるようになった!」とハッキリとした達成感を得ることができるでしょう。

  

その2 “短期集中型で受講しやすい日程を組みましょう

サブカリキュラムは、短期集中型を基本としましょう。選択できる日程を増やし、自由度を高いものにします。夏休みに入ると部活が忙しくなったり、家族旅行などの行事で予定が詰まってしまったりと、都合を合わせるのが難しい生徒が出てきます。日程が固定されていると、生徒が受講したいと思っても受講できず、塾としてもせっかくのチャンスを逃してしまうことになります。

そこで、共通カリキュラムの日程以外の空いている時間帯に、短時間で集中して学習できるカリキュラムとして設定するのです。例えば、部活の練習が午後から始まる週があるとします。生徒はその週だけ、午前中の2コマを3日間続けて受講します。カリキュラムは6コマで消化できるように内容を絞ったものにします

このように予定に合わせて柔軟に選べる日程であれば、生徒や保護者はより手軽に受講を申し込むことができます。また、保護者が仕事で日中家を留守にする家庭では、朝早くから授業を受けさせ、生活リズムを保ちたいといった声もあります。そのため、時間帯を選べることは大きな魅力の一つとなります。

日時を自由に選べるサブカリキュラムは夏期講習に付加価値を与え、生徒募集に大きな力を発揮するのです。

 

~夏期講習を勝ち抜くために~ 自由に選べる多彩なサブカリキュラムでニーズを掴め!(2)>>後半へ続く