2024.03.01
eトレお役立ち情報
~教える指導からの脱却~ 『演習指導』の強化で、成績アップと生徒増を目指せ(2)
成績向上のためには、“教える”だけの指導ではなく、教わったことをしっかり身に付けるための“練習”が非常に大切になってきます。そのことは頭では分かっていても、ただ「練習しなさい」と言うだけでは、子どもたちのやる気にはつながらず、学力向上も期待できません。より効果的な演習指導を行うために、どんなことに気を配ればよいのか、確認していきましょう。
~教える指導からの脱却~『演習指導』の強化で、成績アップと生徒増を目指せ(1)>>前半の記事はこちら
演習指導は“正規のカリキュラム”として実施
ここで注意していただきたいのは、今回取り上げている演習指導はあくまで正規のカリキュラムとして実施すべきものだということです。生徒ごとに必要な箇所をフォローするという意味では、以前から授業後の補習というものがありましたが、一般に授業時間外の補習は、生徒にとってあまり喜ばしいものではありません。先生が熱心に対応しても、下手をすれば余計なお世話になりかねません。
“演習指導”を正規の授業時間、あるいは正規のオプションコースの時間で行えば、生徒は帰りの時間を気にせずに、集中して問題演習に取り組むことができるのです。もちろん、正規のカリキュラムとして実施しているわけですから、きちんと授業料も設定できます。
以前は「プリントを解かせるだけだから自習と同じ扱いで」と、授業料を取らない“おまけ”として演習を行う教室もありました。しかし、そうした“おまけ”的な指導では生徒も真剣にはなりません。演習指導の時間も講義の時間も、どちらも同じ重要な授業だと考えを持つことが重要です。最近では講義を最小限に、eトレでの演習をメインカリキュラムとして生徒を集めている教室も増えています。
“教えない授業”も立派な指導カリキュラム
先生が講義をするだけが授業ではありません。成績を伸ばすための取り組みとして、先生が講義を行う授業に加え、先生は教えず生徒がひたすら問題を解き進める“演習指導”をカリキュラムとして実践していきましょう。そして学習成果が上がり、その評判が地域で広がり自然と生徒が増えていく塾運営を目指してはいかがでしょうか。
生徒がその気になってどんどん問題を解きまくる!eトレ活用3つのポイント
今まで講義中心の指導を行ってきた先生が演習指導を取り入れるにあたっては、「生徒ごとにプリントを用意するのはずいぶん手間がかかりそう」、「生徒は演習を授業として受け入れてくれるだろうか」などさまざまなことが気になると思います。
しかし、演習指導におけるそういった面倒なことをすべて解決するために、eトレがあるのです。逆に言えば、上手にeトレを使いこなすことが、魅力ある演習指導の鍵となるのです。そこで、演習指導でeトレを活用するための3つの重要ポイントをご紹介しましょう。
その1 “わんこそば”方式でやる気アップ!演習プリントは必ず1枚ずつ渡しましょう
授業が1時間だからといって、1時間分のプリントを何枚もまとめて渡してしまったら、生徒の集中力は続かずに演習自体が楽しくなくなってしまいます。eトレなら簡単な操作で、生徒ごとにその場で必要なプリントを1枚ずつ印刷して手渡しすることができます。1枚10分程度で素早く問題を解き、できたら次を受け取るという、いわゆる“わんこそば”方式が生徒の集中力を持続させるのです。
その2 先生は決して“教えすぎないこと”、丸付けも生徒に自己採点させましょう
演習は生徒が“教わる時間”ではなく、習ったことを“練習する”時間です。せっかく講義の時間と演習の時間を区別しているのですから、演習の時間はあくまで“生徒に考えさせる”ことが重要です。そのためeトレは、最初に解説用プリントが出てきて、その後で問題演習に進むようプログラムされています。生徒が悩んだときこそすぐに教えるのではなく、eトレの解説用プリントを読ませて答えを見つけ出させることが重要なのです。採点も生徒の自己採点にすることで、先生の労力が減るだけでなく、生徒の自立心が高まります。
その3 間違いを叱らず、褒めて励ますことが重要です
演習はテストではありません。たくさん解いてたくさん間違えるところから学力アップへの道が始まります。eトレは生徒が解いた問題の得点を入力すると、点数によって画面にアニメが表示されて『やった、合格!』とか『惜しい、がんばれ!』といった音声が流れます。しかし、本当に声を出していただきたいのはそこにいる先生自身です。たとえ間違えても、一人ひとりの生徒に精一杯の笑顔で声を掛けてあげましょう。先生の積極的な声掛けが、生徒のやる気を一層引き出します。
さあ、この3つのポイントを意識して、効果的で魅力あるeトレ演習指導を実践してください。