2024.03.01

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~教える指導からの脱却~ 『演習指導』の強化で、成績アップと生徒増を目指せ(1)

4月から新年度がスタートします。教室に新たな雰囲気が漂う中、学習塾の運営をする上で常に課題となる『成績向上』について、すでに悩まれている先生方も多いのではないでしょうか。いま、多くの教室が『演習指導』の強化に取り組むことで生徒の成績を伸ばし、その結果、自然と生徒が集まり収益も伸ばしています。今回は、『演習指導』の重要性と、実施のメリットについて考えていきましょう。

成績向上のための『演習指導』という授業形態

塾の指導と言えば、先生が生徒に“教える”ことがメインであり、これは一斉指導でも個別指導においても基本的には同じことです。しかし、先生がいくら丁寧に教えても、なかなか成績アップにつながらないというのはよくある話です。きちんと教えているのに成績が伸びない。その大きな原因の一つが演習量の不足です。一般に塾の指導は“教える”ことが中心となりますが、成績を伸ばすためにはそれだけでは足りません。

スポーツを例にすれば分かりやすいと思います。例えば野球でコーチがいくら正しいバッティングフォームの見本を見せたとしても、選手自身がその後しっかりと素振りやバッティング練習をしなければ、実際には決してうまく打てるようにはなりません。

 

これは勉強でもまったく同じことが言えます。先生がどんなに丁寧に問題の解き方を教えたとしても、生徒が何回も問題を解く練習をしない限り、学力は身に付かないのです。そこで、注目されているのが“演習指導”の授業です。従来の“教える”授業に加えて、新たに“演習”に特化した授業を実施することで、確実な学力アップにつなげるのです。

これはまさに、野球でいうところのバッティング練習です。自立型プリント学習システム「eトレ」を導入した全国各地の教室では、バッティング練習さながらに生徒たちがたくさんのプリントを解きまくる演習トレーニングを実践しています。

今、“教える指導+演習指導”が確実な成果を見せ始めています。新年度のスタートに向け、“演習指導”の強化を検討してみてはいかがでしょうか。

 

演習指導をオプションコースとして実施するメリット

演習指導を実施する主な方法としては、メイン授業としてカリキュラムに組み込む方法と、教室の空き時間などを利用してオプションコースとして実施する2パターンが考えられます。メイン授業として実施するには、授業後に演習時間を設けるなど、時間割の組み直しが必要になりますが、指導した内容を徹底的に演習することで、確実な成績アップにつなげることができます。オプションコースとしての実施であれば、従来のカリキュラムに「+α」する形なので、実施に際しての労力を最小限に抑えられ、より手軽に始めることができるので、おすすめです。

さらにオプションコースとしての実施は、塾に大きなメリットを生み出します。それは、生徒や保護者の多様なニーズに幅広く対応できるようになることです。演習指導を、伸ばしたい科目や克服したい科目の単元を自由に選択して学習できるオプションコースとして充実させることで、生徒や保護者のニーズをしっかり掴み、より高い満足感を与えることができます。

 

実際、塾というものは『教育』を提供するサービス業であり、教室はその店舗と言えます。品揃えの少ない店と、スーパーやコンビニのように品数が多く、欲しいものがいつでも手に入る店では、どちらがより選ばれるかはお分かりだと思います。選ばれる塾になるためには、品揃え(自由に選べるオプションコース)を充実させることが大切です。もちろん、そのオプションコースが収益につながることは言うまでもありません。

 

オプションコースの受講率を高めるために

生徒一人ひとりに合わせてオプションで演習指導を行うことは、従来の個別指導のスタイルでも、もちろん可能です。しかし、先生1人で2~3人の指導を行うとすると人件費の割合が高くなり、授業料も高く設定せざるを得ません。

そこでお勧めしたいのが、eトレを活用した1対多のグループ演習です。これは先生1人で10~15人程度の生徒を同時に演習指導するやり方で、生徒はそれぞれ受講しているオプションコースの内容を演習していきます。この方法なら、生徒一人あたりの人件費を低く抑えられるので、授業も安く設定でき、保護者もより申し込みやすくなります。

 

~教える指導からの脱却~『演習指導』の強化で、成績アップと生徒増を目指せ(2)>>後半へ続く