2024.02.01
eトレお役立ち情報
生徒の集まる教室とは ~見直すべき7つのポイントとアピールすべき3つのポイント~(2)
毎年多くの新入塾生を迎えている教室に共通して言えるのは、できていて当たり前のことが、きちんとできているということです。新年度の生徒募集を行うにあたり、まず基本をしっかり見直してみましょう。後半では、より教室の魅力をアピールするために必要となる要素をどのように確立していけばよいのか、考えていきましょう。
生徒の集まる教室とは ~見直すべき7つのポイントとアピールすべき3つのポイント~(1)>>前半の記事はこちら
先生と生徒の関係で必要なものとは
セルフチェックシートの質問1から7までについては、あくまで生徒を受け入れる準備に関することです。しかし、塾がレストランと大きく異なる点が一つあります。それは、塾は生徒を指導する場所であり、そのための『規律』が必要であるという点です。いくら環境が良く、素晴らしい先生がいる教室だとしても、生徒に指導を受ける準備ができていなければ話になりません。
具体的には、先生の授業をきちんと聞くこと。授業中の指示に従うこと。宿題など家庭学習の指示もきちんと受け入れること。こうした『指導を受ける』心構えを持たせることが重要であり、そのための『規律』が必要なのです。教室の規律なしに、生徒に対する学習指導はありえません。まずは、そこから見直してみてください。
『規律』について簡単なチェック方法があります。生徒は先生にきちんとあいさつができるでしょうか。教室に来たときの「こんにちは」「こんばんば」、授業開始時の「お願いします」など、こんな基本的なあいさつもできないような生徒は、授業を受ける準備ができていないかもしれません。先生と生徒の規律をつくり上げることで、先生の指導力を高め、生徒の勉強への意識を高めていきましょう。
指導カリキュラムと保護者対応
そして重要なのは、生徒一人ひとりにしっかりと対応した指導カリキュラムを持つことではないでしょうか。生徒や保護者が強く求めているのは、『個』への対応です。生徒の目的や学力、その場その場での理解度に応じた柔軟な指導が求められているのです。
一斉指導の授業であれば、理解できたところや分からなかったところは、生徒によって違います。そのため、何らかの個別対応をとることが生徒や保護者への信頼につながります。短時間でもよいので、ちょっとしたカウンセリングなどを小まめに行うことも効果的でしょう。
また、授業とは別に演習のみの時間をカリキュラムとして設定することも、成績を伸ばすためには効果的です。生徒別にきちんと目的を設定し、演習時間を決めてしっかりと問題に取り組ませることが、成績を上げる近道です。
もちろん、そういった対応について確実に保護者へ連絡することが重要です。普段から保護者とまめに連絡をとり、生徒の学習状況をしっかりと伝えることが、信頼関係をつくる大きなきっかけとなります。
武器としてのeトレ
ここでご提案したいのが、自塾をアピールする『攻めの武器』としてのeトレ活用です。世の中も変わり、子どもたちの環境は大きく変化しています。その中で、今までと同じように『先生の授業』と『宿題』だけを売り物にしていても、市場に評価されにくいでしょう。
eトレは、生徒一人ひとりに合わせて問題プリントを印刷し、演習量を徹底的に増やすことで学力を伸ばすシステムです。そして、eトレの導入実績はすでに全国で8,000教室を超えています。eトレを導入している教室の共通の狙いは、『学力の向上』と『個人対応』で、しっかり成果につながげています。
全国のeトレ導入教室の多くは、eトレだけで指導を組み立てているわけではありません。『ベテラン先生の一斉指導+eトレ個別演習』や『英数の個別指導+eトレ理社テスト対策』、あるいは『普段の授業+eトレ弱点補習』など、上手にeトレをプラスアルファの武器として活用しています。中には、『eトレ導入教室』というのぼりを教室の玄関先に掲げ、eトレを導入していること自体をアピールポイントにしている教室もあります。
いずれにせよ、従来の授業に加えてeトレでの個別演習カリキュラムを実施することは、間違いなく『学力を伸ばすための具体策』になり、『生徒一人ひとりへの個別対応』になります。そして、こういったeトレの個別演習カリキュラムを持つこと自体が、その塾の強力なアドバンテージとなるのです。
『教えるだけ』の指導から、『教えて演習させる』指導へ
eトレの普及により、多くの塾が『教えるだけ』の指導から『教えて演習させる』指導へと変わってきています。今、世間が塾に求めているのは『確実な学力向上』『思考力・判断力・表現力を身に付ける』ことです。eトレを上手に活用し、従来の授業に加えて十分な演習時間を設け、生徒一人ひとりの学力向上を目指してください。
新年度はもうすぐそこです。もう一度教室を見直し、カリキュラムを検討し、生徒募集を成功に導けるよう、ぜひ頑張っていきましょう。