2024.01.25
教室アピール
SNSの活用で、上手な保護者とのパイプづくりを
昨今スマートフォンは完全に普及し、電話として使われる以上に、LINEやTwitter、InstagramといったSNSを投稿するツールとして活用されています。時間や相手の都合を気にせず送信できるこうしたSNSは、現在最も一般的な連絡手段の一つとなっています。今回は、このSNSを活用した『保護者とのパイプづくり』についてご提案します。
塾の仕事は子どもの学習指導という教育のサービス業ですが、本当の顧客は生徒の保護者であることは言うまでもありません。とすれば、サービス業として顧客とのコミュニケーションを大切にし、さまざまな形で顧客に対して情報提供を行うことは当然のことです。
多くの先生方が、暇を見つけては保護者に電話を掛けたり、また塾便りを作成して生徒に配布したりしているかと思います。定期テスト前などに生徒の家に電話をして励ました後に、そのまま保護者に代わってもらい、塾での様子を伝えたりする、なんてこともあるのではないでしょうか。子どもの通う塾の様子はなかなか分からないという保護者に対して、テスト前などに生徒への励ましの電話を入れることで、塾教師としての自分の存在をアピールできます。
ただ、電話というのはやはり相手の都合に関係なくつながってしまうために、時には忙しい料理の最中や来客中にかけてしまい、迷惑をかけてしまうこともあります。塾便りなどの通信手段についても、保護者会など大切な案内が保護者のもとに届かず、生徒のかばんの中でグシャグシャの紙くずとなってしまうこともよくあることです。また、gmailなどのメールアドレスはあるが、都度確認をしていないという方も多いのではないでしょうか。
保護者の9割はLINEを活用
そこで、既に多くの学習でも使われているかと思いますが、LINEがおすすめです。スマートフォンの普及率は、子どもを塾に通わせる親世代に限れば今や9割を超えています。また、LINEのアクティブユーザーは日本だけで9,500万人、つまりは届いたLINEにはほぼ確実に、かつ頻繁に目を通すのです。とすれば、LINEを保護者との通信手段に利用しない手はありません。
教室として公式アカウントの設立
そこで、教室で公式アカウントを設立し、保護者に登録してもらいましょう。公式アカウントであれば、保護者のIDを知らなくても一斉にメッセージを送ることができ、塾からの案内が目的だということを伝えれば、ほとんどの保護者が登録してくれるでしょう。もちろん、個別のやり取りもできるので、細やかな保護者対応が可能です。
学年別、学校別にメッセージ送りたいという場合もあるかと思います。そういった場合は、保護者のアカウント名を編集し、「○○中▲年 (生徒名)」などとすれば、一斉送信しやすくなるでしょう。
SNSと電話とお手紙と
保護者会や面談の案内、臨時休校の連絡、塾内テストといったさまざまなイベントの案内などを、経皮的に負担をかけることなく、簡単にそして確実にLINEで保護者に案内できるようになります。もし、教室またはご自宅に個人以外のスマートフォンもしくはタブレット、PCをお持ちなら、今すぐにでも保護者向けのLINE運用を始められてはいかがでしょうか。
瞬時に確実に保護者に情報を届けることができるLINEなどのSNSは、すでに塾の必須コミュニケーションツールと言えるかもしれません。もちろん、従来の電話や塾便りなどの通信手段も長所はたくさんあります。これらを上手に併用して、低コストで効率の良い保護者とのパイプづくりをしていきましょう。