2024.11.25

教室アピール

連係プレーで⽣徒との信頼関係を

塾において先生と生徒との信頼関係が大切ですよね。ひとえに先生と言っても、ベテランの先生から⼤学⽣のアルバイト講師まで、さまざまな先生が指導に携わります。そこで今回は、先生同士の連携を強化し、生徒との信頼関係を築く方法について、考えていきましょう。

 

先生同士はワンチーム!生徒の信頼を勝ち取れ

⽣徒との信頼関係が塾の教師にとってとても重要なことは、⾔うまでもありません。 ベテランの先⽣であれば、授業中上⼿に⽣徒を褒めたり認めたりしていくことで、着実に信頼関係をつくっていくことができます。しかし、教室によっては⼤学⽣アルバイトなどの時間講師中⼼に、指導体制をつくっている場合もあるかと思います。

そのような場合、時として慣れない先⽣が指導内容に⼿いっぱいで、⽣徒との信頼関係もつくれず、また名前すら覚えられないまま指導を続けているといった状況になることもあります。さらに、場合によっては安易な叱責で⽣徒たちからの反感を買い、塾⾃体の評判を落としてしまうようなケースも考えられます。

ではそういった状況で⽣徒との信頼を勝ち得ていくためには、どうしたらよいでしょうか。そこでお勧めしたいのが、教師同⼠の連携プレーです。教室で複数の先⽣が指導に携わる場合には、先⽣同⼠がチームとして、上⼿にパス交換をしながら、⽣徒との信頼関係というゴールをこじ開けていく⽅法があります。

 

連係プレー その1

『A先⽣が君のこと褒めていたよ』

仮にAという先⽣が新⼈で、授業中の⽣徒対応があまり上⼿でなかったとします。⽣徒もA先⽣にはあまり関⼼がなく特に信頼も寄せていない場合、他のベテラン先⽣が上⼿にA先⽣の⾔葉を伝えます。⽣徒が「そうか、A先⽣は私のことをちゃんと認めてくれていたんだ」と思えば、それだけでA先⽣への信頼度はぐっと上がります。

連係プレー その2

『A先⽣、昨晩ずいぶん遅くまでプリント作っていたよ』

例えばテスト対策のプリントを配布するときでも、好きな先⽣がくれたプリントなら⼀⽣懸命やろうと思うし、そうでないプリントは、⽣徒もあまり熱が⼊らないものです。そんなとき、他の先⽣がA先⽣の熱意や努⼒をさりげなく伝えることで、「そうか、あの先⽣は僕たちのために、そんなに頑張ってくれていたんだ」と⽣徒は感動するはずです。こういったことは、本⼈が「私はこんなに頑張って…」と言うよりも、他の先⽣から伝えられた⽅が、より真実味も増して伝わるものです。

 

いかがでしょうか。このように⼩さな事柄でも、先⽣同⼠が上⼿に連携して⽣徒対応していくことで、先⽣⼀⼈ずつで頑張るよりもよほど効果的に信頼関係を築き上げられるのです。教室に携わる先⽣は、指導科⽬は違っていても同じチームの⼀員です。上⼿に連携を取り、また作戦を練りながら、チームプレーでお互いの評判を、そして塾の評判を⾼めていきましょう。