個別指導とeトレを融合させた、『効率個別®』で新たな展開をめざす
大進ゼミナール 様(熊本県)
熊本県熊本市とその近隣で教室を展開する大進ゼミナールは、母体が音楽教室であり、すべての教室がヤマハ音楽教室と併設されています。2012年夏から全教室でeトレを導入し、『効率個別®』というネーミングで個別+eトレという新しいスタイルの指導を開始しました。
全教室でeトレを導入
eトレ50分+個別60分の新しい指導形態に変革
夏から全教室で一気にeトレを導入し、指導形態はどのように変わりましたか。
それまでは一貫して1対1~3の個別指導のスタイルで指導を行ってきました。しかし、この夏からはeトレと個別指導を組み合わせた新しいスタイルに変わりました。教室に来ると、生徒は最初にeトレで50分間勉強し、そのあとに個別指導を受けるというのが基本スタイルになります。
eトレには生徒一人ひとりに合わせてカリキュラムが登録してあるので、生徒はほとんど1人でeトレを操作してプリントを印刷し、得点まで入力していきます。eトレ学習の時間には先生が1人か2人しか入りませんが、最大18人まできちんと生徒ごとに計画された個別カリキュラムで指導することができます。短時間で無駄なく、まさに効率的な学習ができるようになったと思います。
▲大進ゼミナール本部の健軍教室 「効率学習」のポスターが大きく掲示されています
生徒だけでなく先生にも効率の良い指導形態
生徒がeトレで勉強している間、先生はもちろん生徒からの質問に答えたりアドバイスをしたりしますが、それ以外の時間で宿題のチェックや、個別指導の準備を進めておくことができるようになりました。それにより、次の個別指導の時間に余分な作業がなくなり、より無駄のない指導ができるようになっています。eトレは先生にとっても指導効率を上げてくれる、とても便利なシステムだと思います。
▲こちらの教室では18人の生徒に対して先生が2人ついて、eトレ学習をしています
6枚セットのeトレカードでオプション運用
初年度から満足すべき収益を確保できています
eトレ授業の料金体系について教えていただけますか。
今年度eトレはオプションという位置付けで、eトレカードという6枚セットの回数券のようなものを発行しています。6枚セットで定価が6,000円、ただし個別指導を受けている塾生は半額という料金で販売しています。
eトレ導入と同時に広告物も一新し、『効率個別®』という新しいネーミングでPRを開始したところ、最初から予想以上に受講率が高く、収益的にも十分満足する結果が得られました。とは言え、もちろん教室によって受講率のバラつきがあるので、今後さらに受講率を高めていく工夫をしていきたいと思います。
▲eトレには個人別に学習計画が設定してあるので、生徒は自分ですいすいプリントを印刷していきます
来年はeトレをオプションではなく正式カリキュラムとして実施予定
今後の方針や目標などをお聞かせください。
eトレはまだ使い始めて間もないのですが、今回の中間テストでも学校別にテスト対策のテンプレートを作成して、しっかりと対策演習を行い、良い結果を生みました。結果についても教室便りや保護者へメールで案内していき、eトレを活用した効率学習の良さを地域にアピールしていきたいと思います。
また来年度はeトレをオプションでなく、個別指導と組み合わせた正式なカリキュラムとする予定です。そしてまずは1教室あたりの生徒数を確実に増やしていきたいと思っています。
さらに、母体の音楽教室に通う生徒が約3,000人いますので、今後はその生徒たちにもプラスアルファとしてeトレを使った勉強のコースを勧めていくことも考えています。
▲椿雄一郎 先生
2012年10月取材 (eトレTimes 2013年新春号掲載)