【新学期に向けて】
生徒の集まる教室とは~見直すべき7つのポイントとアピールすべき3つのポイント~

新年度がもうすぐ始まります。塾にとって、1年で一番大切な、新年度募集の時期ではないでしょうか。
今回は、生徒募集について、もう一度しっかり考えてみましょう。

生徒募集前、まずは自塾を見直そう

生徒募集の話になると、必ず出てくる話題に世の中の景気の話があります。しかし、それらが生徒募集に直接的に大きな影響を及ぼすわけではありません。少なくとも、生徒募集を成功させている教室の経営者の多くは、そう考えているはずです。
生徒が集まるかどうかは、周囲の状況ではなく、その教室にどれだけ魅力があるかにかかっているのです。そこを真剣に考え、実践している経営者のもとには生徒が自然と集まり、教室が繁盛していくのです。

塾の運営というのは本当に大変な仕事です。特に個人で運営している場合などでは、ついつい毎日の授業に追われ、いつの間にか教室の看板が古びて傾いていることすら気付かないなどということもあるのです。
どんなに着飾っていても、靴が泥だらけでは魅力を発揮することはできません。新学期を前にもう一度教室を見渡し、何か足りないものがないかどうか、しっかりとチェックすることから始めましょう。

セルフチェックしてみましょう

新学期を迎えるにあたり、教室のセルフチェックをしてみませんか。次の【MY教室セルフチェックシート】を使って、YES・NOにチェックを入れてみてください。

【MY教室セルフチェックシート】

■以下の質問で当てはまるものにチェックを入れてください。

質 問 YES NO
1  看板がきれいでしっかりしている
2  玄関周りがきれいで、教室の雰囲気が分かりやすい
3  事務室や教室はいつも整理整頓されている
4  教室やトイレはいつも掃除が行き届いている
5  教室案内や時間割・料金表がきちんと用意されている
6  先生の身だしなみがいつもきちんとしている
7  先生の言葉遣い、態度がいつもきちんとしている
8  教室に規律があり、先生主導で生徒に勉強させることができる
9  生徒一人ひとりに合った指導カリキュラムやシステムがある
10  保護者とのコミュニケーション手段が確立している

チェックが済みましたら、まず質問1から7までについてお聞きします。YESの数はいくつあったでしょうか。そして、正しい塾の運営としてはいくつぐらいYESがあれば良いとお考えですか。

最初に結論を言ってしまえば、塾として必要なYESの数は7つ、つまり全部ということです。逆に1つでもNOがあれば、それだけですでに生徒募集は遅れてしまうということです。

「そんな厳しいことを言われても…」とおっしゃる先生もいるかもしれません。しかし、塾をお近くのレストランに置き換えてみてください。お昼時、たまたま近くにレストランを見つけて、入ろうがどうしようか迷ったとします。そのとき、最初に見るのはまずお店の看板です(質問1)。看板が汚れていたり傾いたりしているようなお店に入ろうとするでしょうか。

次に考えるのは、その店においしいものがあるかどうかです。玄関先の掲示やのぼりなどの情報から、「この店の○○がおいしそうだ」「食材が新鮮そうだ」と考えるわけです(質問2)。もちろん、そのときにはその店の玄関周りの様子も見渡して、清潔かどうか、値段は高そうではないか、などもチェックしているはずです。

何とかここまでは合格、そしてお店に入ります。レストランでテーブルの上が片付いているのは当たり前(質問3)、もし前の客が散らかしていれば、そこを片付けるまで、客をテーブルに案内することはありません。
もちろん、トイレだって一日に何度も掃除しています。ファミリーレストランのトイレを利用したときに、壁にトイレ清掃のチェック表が貼ってあるのをご覧になったことはありませんか(質問4)。そして、客が料理を選ぶためには、分かりやすくきれいなメニューが必要ですね(質問5)。

さらには、いくらお店がきれいで料理がおいしくても、それをサービスする店員の身なりや態度が悪かったら、客は二度とその店に来ることはありません(質問6・7)。

もうお気付きだと思います。チェックシートの質問1から7までの項目は、レストランの世界であれば、高級レストランであれ、近所の食堂であれ、基本中の基本なのです。これらの項目の一つでも外してしまえば、その店は決して流行ることはないでしょう。

これは、塾の教室でもまったく同じことなのです。このチェックが一つでも外れている塾には、誰も通いたがらないのです。逆に言えば、景気に左右されずに毎年たくさんの新入塾生を迎えている塾というのは、この7つが当たり前のようにできているのです。
まずはこの7つの基本をチェックして、できていないことがあればすぐに見直しましょう。

さらに魅力的な塾とは

次に、さらに魅力的で通いたくなる塾の条件について考えてみましょう。生徒や保護者にとって、新学期からの塾選びはとても重要です。塾がきれいで整頓されており、きちんとした先生がいるというのは当たり前の条件。生徒を集めるためには、さらにその上の魅力をアピールしなければなりません。

では、どのような魅力をアピールすればよいのでしょう。例えば、塾のチラシやパンフレットでよく目にする言葉で『親身な指導』と『分かりやすい授業』といったフレーズがあります。この言葉をそのまま受け止めて、「あの塾は分かりやすい授業をしてくれる」と考える生徒や保護者は、果たしてどれほどいるのでしょうか。

残念ながら、この言葉だけでは塾の魅力のアピールにはなりません。指導方針にしてもカリキュラムにしても、もっと具体的で、あるいはもっと斬新なものでなければ、生徒や保護者に訴えかけることはできないでしょう。従来の指導方針を否定する必要はありませんが、やはり10年前から同じ指導だけを続けていても、それは魅力のアピールにはなりにくいものです。

時代はどんどん移り変わっているのです。それに合わせて塾の中身も宣伝方法も、常にリフレッシュしていかなければ、あっという間に取り残されていってしまいます。何か一つでも去年とは違う魅力をアピールすることが大切ではないでしょうか。

ここで先ほどのセルフチェックシートの話に戻ります。
質問1から7までの項目が基本事項とすると、質問8から10までの内容がプラスアルファの魅力の部分です。8から10に関して、YESはいくつあったでしょうか。

『教室の規律』『指導カリキュラムやシステム』『保護者とのコミュニケーションツール』、この3つを確実にクリアするのは簡単ではないと思います。しかし、生徒が本当に通いたくなる塾を目指すためには、これらの点がしっかりしていることが重要なのです。では、具体的にはどのような手を打てばよいのでしょうか。

先生と生徒の関係で必要なものとは

質問1から7までについて言えば、これはあくまで生徒を受け入れる準備に関することです。しかし、塾がレストランと大きく異なる点が一つあります。それは、塾は生徒を指導する場所であり、そのための『規律』が必要であるという点です。いくら環境の良い教室で、素晴らしい先生がいたとしても、生徒に指導を受ける準備ができていなければ話になりません。

具体的には、先生の授業をきちんと聞くこと。授業中の指示に従うこと。宿題など家庭学習の指示もきちんと受け入れること。このような、『指導を受ける』心構えを持たせることが重要であり、そのための『規律』が必要だということです。

教室の規律なしに、生徒に対する学習指導はありえません。まずは、そこから見直してみてください。簡単なチェック方法があります。生徒は先生にきちんとあいさつができるでしょうか。教室に来たときの「こんにちは」「こんばんば」、授業開始時の「お願いします」など、こんな基本的なあいさつもできないような生徒は、授業を受ける準備ができていないかもしれません。

先生と生徒の規律をつくり上げることで、先生の指導力を高め、生徒の勉強への意識を高めていきましょう。

指導カリキュラムと保護者対応

最後に重要なこと、これはやはり生徒一人ひとりにしっかりと対応した指導カリキュラムを持つことではないでしょうか。

一昔前であれば、生徒全員に同じ授業をし、同じ宿題を出すということが当たり前だったかもしれません。しかし、今の生徒や保護者が強く求めているのは、『個』への対応です。生徒の目的や学力、その場その場での理解度に応じた柔軟な指導が求められているのです。

たとえ一斉指導の授業であっても、理解できたところや分からなかったところは、生徒によって違います。その辺りについて、何らかの個別対応をとることが生徒や保護者への信頼につながります。短時間でも良いので、ちょっとしたカウンセリングなどを小まめに行うことも効果的でしょう。

また、成績を伸ばすための具体的な策として、授業とは別に演習のみの時間をカリキュラムとして設定することも効果的です。生徒別にきちんと目的を設定し、演習時間を決めてしっかりと問題に取り組ませることは、成績を上げる近道です。

もちろん、そういった対応については確実に保護者へ連絡することが重要です。普段から保護者とまめに連絡をとり、生徒の学習状況をしっかりと伝えることが、信頼関係をつくる大きなきっかけとなるのです。

武器としてのeトレ

ここでご提案したいのが、自塾をアピールするための『攻めの武器』としてのeトレ活用です。世の中も変わり、子どもたちの環境は大きく変化しています。その中で、今までと同じように『先生の授業』と『宿題』だけを売り物にしていても、市場に評価されないでしょう。

eトレは、生徒一人ひとりに合わせて問題プリントを印刷し、演習量を徹底的に増やすことで学力を伸ばすシステムです。そして、eトレの導入実績はすでに全国で7,000教室を超えています。なぜ、こんなに導入教室が増えているのでしょうか。それはやはり、eトレを入れることが学力の向上と、個人対応につかながっているからです。

全国のeトレ導入教室のほとんどは、eトレだけで指導を組み立てているわけではありません。それは『ベテラン先生の一斉指導+eトレ個別演習』や『英数の個別指導+eトレ理社テスト対策』、あるいは『普段の授業+eトレ弱点補習』という具合に、上手にeトレをプラスアルファの武器として活用しているのです。

いずれにせよ、従来の授業に加えてeトレでの個別演習カリキュラムを実施することは、間違いなく『学力を伸ばすための具体策』になり、『生徒一人ひとりへの個別対応』になります。そして、こういったeトレの個別演習カリキュラムを持つこと自体が、その塾の強力なアドバンテージとなるのです。

『教えるだけ』の指導から、『教えて演習させる』指導へ

eトレの普及により、塾全体が『教えるだけ』の指導から『教えて演習させる』指導へと変わってきました。今、世間が塾に求めているのは『確実な学力向上』『思考力・判断力・表現力を身に付ける』ことです。eトレを上手に活用し、従来の授業に加えて十分な演習時間を設け、生徒一人ひとりの学力向上を目指してください。

新年度はもうすぐそこです。もう一度教室を見直し、カリキュラムを検討し、生徒募集を成功に導けるよう、ぜひ頑張っていきましょう。

【今月のeトレ学習】
≪小学・中学生向け≫春の総復習&先取りで生徒のステップアップを後押し!

いよいよ新学年も目前、1年間のまとめをする時期を迎えます。復習をしっかり行い、進級に備えたいものです。
そこで今回は、1年間の総復習と新学年の先取り授業に役立つeトレ活用法をご紹介します。自信を持って新年度をスタートできるだけでなく、今までよりもステップアップした学習に取り組む後押しをしましょう。

総復習は「まとめ」シリーズとチェックプリントを活用!

小学生

国語と算数には「まとめ」シリーズをご用意。単元がまとまっており、総復習には最適です。学習を進め、つまずきや苦手な単元は標準シリーズで復習を行いましょう。標準シリーズでの復習は、ラーニングで学習内容のおさらいを行い、ステップ・チェックで演習を進めるのがおすすめです。

理科と社会では標準シリーズの各単元にあるチェックプリントを使って、学習定着度を確認しましょう。定着度が低い単元については再度ラーニングで確認し、ステップで練習しましょう。

中学生

各学年の履修内容が章ごとにまとめられている「まとめ」シリーズ(英語・数学・理科・社会)は、広い範囲の学習を短時間で行うのに適しています。まとめシリーズで総復習を行い、見つかった弱点は標準単元のラーニングで、しっかり復習しておきましょう。

学年ごとの漢字は「漢字・語句」の中学レベルで総復習できます。また、「文法のまとめ」「古文のまとめ」は広く学習できるまとめ問題がそろっています。見つかった苦手は漢字なら教科書準拠シリーズ、文法・古文なら標準シリーズでしっかり確認しておきましょう。

先取りはラーニングを使って丁寧に学習しましょう!

小学生

標準単元のラーニングで学習内容をしっかり確認して、ステップ・チェックに進みましょう。先取りする内容はリトライ・リチェックプリントも使って、演習量をしっかり確保するのがおすすめです。

中学生

小学生同様、ラーニングでしっかり内容を確認した上で演習に進みましょう。
英語(1年)・数学・理科には、学習を進めやすいように作成された「入門」シリーズもご用意。基礎内容の定着に効果を発揮します。