• 開校当初から黒字経営、今年度のeトレ収益は1000万円以上

    一斉指導
    南條塾 様
    ある大手塾に15年いた1人の名物教師が独立し、新しく塾を開いたのが1年前。それが、静岡市の住宅街に本拠地を構える南條塾様です。2校舎を同時に開校した時点で中学生のクラスは満席、入塾希望者が待機しているという状態です。初年度から黒字を計上、勢いに乗って今年の春に3校舎目を開くに至っています。生徒数約300人、地元から注目される進学塾として、確実に地歩を固めていらっしゃいます。

ハードなカリスマ?! 南條先生

 開校してすぐに満席になるほどの生徒を集めてしまう南條塾様。どうしてそんなにすごいのでしょうか。その理由は塾長にあるようです。
 塾長の南條先生にエピソードは事欠きません。大手進学塾での15年のキャリア、地域本部長を務めていた頃からですが、生徒や保護者の方から「南條先生なら…」という抜群の信頼をあつめていらっしゃったそうです。
 「元いた塾の生徒を引っ張って独立したわけではありませんでしたが、その塾だけでなく、静岡市を本拠地とするもう一つの大手塾からも自然と生徒が流れ込んできました。開業当初だけでなく、その流れは今も続いています。ですから、生徒募集にはあまり苦労していないのです。」とおっしゃる南條先生。
 受験生からテレビゲームを取り上げてしまうという面白いエピソードもお聞きしました。保護者の方からの要望で、生徒本人からの消極的な依頼で、またはご自分の判断で、受験生からテレビゲームを強制的(?)に預かってしまうというのです。もちろん、受験が終わると返却します。近くにゲーム機があるとつい手が出てしまうもの。今の自分はゲームにうつつを抜かしているときではない、と分かっているものの誘惑に負けてしまう。あるいは誘惑と闘うことが負担になる。そんなときに、南條先生が助けてくれるのです。

▲南條勝義 塾長

 と言っても、並みの先生にはできないこと。「ゲーム機は私が預かる」と働きかけても、生徒はその指示に簡単には従いません。ところが、南條先生なら即100%の生徒がゲーム機を提出、預けていくそうです。
 眼光鋭く、睨みつけたらすごくコワイ。でも、破顔一笑すれば愛嬌と優しさが爆発。また、テキパキと即決する判断力にとても頼りがいを感じられる。南條先生とは、一言でいうとそんなリーダーです。生徒や保護者の方にファンが多く、自分で塾を開かれると聞けばムーブメントが起こっても不思議ではないと感じました。

開校当初からeトレを有料オプションとして活用
一斉指導とeトレは塾運営上の両輪!

具体的なeトレの活用方法について教えてください。

 生徒指導は熟練教師による黒板を使った一斉授業のスタイル。それにオプションとしてeトレコースを開校当初から加えています。授業で分かりやすく、しかも徹底的に教え込む一方で、生徒が自主的に楽しくトレーニング。これは塾運営の両輪であり、生徒の学力を増進させる二本の脚です。eトレは、塾にとっては個別対応ができるすばらしいシステムであり、生徒にとってはマイペースで進める格好のトレーニング教材になります。
 通常授業とは別曜日にeトレルームを開いています。希望性で生徒を受け付け、本科の授業料に加えてeトレの料金をいただいていますが、どの曜日のクラスもほぼ満席の盛況です。生徒(保護者の方)が負担するeトレの料金ですが、これはシンプルに定額制としています。生徒指導の内容に関わること以外は、すべて『SIMPLE IS THE BEST』ですね。

eトレ教室のスタッフについて教えてください。

 授業に専属の教師がいるように、eトレにも専属のチューターを置いています。演習だっていい加減にはできません。ただ自学自習をさせておけば良い、とは到底考えられません。eトレ演習は授業と同程度の比重がありますから。
 授業は教師を中心とした和ができて初めて円滑に進みます。eトレもチューターが信頼を集め求心力を持たなければ、生徒は安心して熱中できないし、楽しくもありません。登熟のチューターは若い青年ですが、フリーターでもニートでもありません。正社員として働いています。そして、eトレを通じて生徒一人ひとりを把握し、勉強のアドバイザーとして生徒の信頼を受けていますよ。

eトレ効果で県模試総合1位獲得
他の生徒にも良い刺激に

eトレの利用効果について教えてください。

 ステップ問題は自己採点で処理し、チェック問題はチューターが大切に採点します。eトレでの勉強は個々の課題が具体的に見つけやすくて良いですね。ラーニングの徹底的な読み込みを指導し、その課題を極力その場で解決させています。eトレルームでは教師が教えることはしていませんが、辞書を使うように、ラーニングを活用することでかなり進められます。
 先月のことですが、成績上位の生徒がどんどん成績を伸ばし、静岡県進学模試で総合1位をとりました。それを知った他の生徒もますますeトレを意欲的にやるようになりました。そうなると上向きの循環ができて、とても良いですね。学校の定期テスト対策には非常に効果的で、成績が底上げされるように見受けられます。
 塾の方針として礼儀礼節を徹底していますが、eトレでも良い緊張感を持って問題に取り組んでいる生徒が多く、その雰囲気がさらに学習効果を高めている気がします。

今年のeトレ収益は1000万円以上
実際、助かっています

収益面でみてeトレはいかがですか。

 eトレにおける収益は初年度年間500万円ほどでしたが、今年は1000万円以上になる見込みです。現在、eトレのみで月に100万円の収入です。これに夏休みや冬休みの特別レッスンでの収入が見込まれるので、eトレの独立採算でも十分に元がとれると思います。
 授業との相乗効果を考えれば、まずは生徒の成績向上のメリットがあります。それに加えて収益にも貢献しています。実際、助かっています。

当面の目標は生徒数500
ブランド確立を目指します

最後に、今後の展望についてお聞かせください。

 来年秋には、生徒数500人の規模にするというのが、当面の目標です。授業とeトレを充実させることで、引き続き評判を上げていくことですね。「最初は良かったけど、長続きしなかった」などと言われないように、次々と手を打っていきます。去年、テレビCMを流したのですが、知名度を上げることには役立ちました。進学塾としてのブランドを確立することが肝要と思います。
 eトレについて言えば、まだまだ活用しきれていないところが多いです。チューターは一人しかいないし、教室を開いている日数も足りない。もっとeトレをやりたいという生徒に対応できていない。現状維持に留まっている。主にはリソース(人員、設備など)の面で大胆な拡張計画を実行しなければと思っています。

■南條塾(静岡県静岡市)

2006年取材 (eトレTimes 2007年新春号掲載)

編集後記

子どもの減少傾向が続き、一時の半数程度となっている情勢で、貴重なお話を聞くことができました。今後のますますのご発展をお祈りいたします。